こんにちは!ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。
石綿(アスベスト)の健康リスクや除去方法に関する疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、石綿とは何か、その種類、健康リスク、安全な除去方法、そして違法なアスベストの不法投棄のリスクまでを徹底解説します。
アスベストに関する疑問を解消し、建物の解体工事や除去を検討している方々に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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石綿(アスベスト)とは?
石綿(アスベスト)は、天然に存在する鉱物の一種で、繊維状の構造を持っています。
高い耐熱性や絶縁性が特徴で、かつては建築資材や産業用材料として広く利用されてきました。
しかし、アスベストを吸い込むことで発生する健康被害が問題視され、現在は多くの国でその使用が規制されています。
アスベストは、鉱物の種類として6種類に分類されます。
代表的なものとして、クリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)などがあります。
これらは耐熱性や絶縁性が高いことから、建材、絶縁材、車のブレーキパッドなどさまざまな製品に使用されていました。
アスベストの歴史的な利用と現状
アスベストの歴史的な利用の概要:
- 建材・断熱材
アスベストは、耐熱性と絶縁性に優れるため、屋根材、断熱材、壁材、床材などの建材として使われました。特に1950年代から1970年代にかけて、世界中で大量に使用されていました。
- 産業用素材
産業用素材としては、ボイラーや配管の断熱材、車両や機械のブレーキパッド、電気絶縁材として利用されていました。
- 家庭用製品
一部の家庭用製品にも使われており、特に防火マットや鉄板カバーなどが挙げられます。
アスベストの現状:
アスベストが健康に深刻な被害をもたらすことが判明したため、多くの国でその使用が厳しく規制されるようになりました。日本では、2006年に全面的なアスベストの使用禁止が実施されました。しかし、規制前に建てられた建物やインフラには依然としてアスベストが含まれている場合が多く、解体工事やリフォームの際には専門的な調査と除去が必要です。
現状における主なポイント:
古い建物のアスベスト
古い建物にはアスベストが残っていることが多く、解体工事やリフォームの際に適切な調査と除去作業が必須です。
国際的な問題
一部の国では依然としてアスベストの使用が続いているため、輸入製品の取り扱いに注意が必要です。
違法投棄のリスク
違法なアスベストの不法投棄が環境や健康に深刻なリスクをもたらすため、法令に基づいた処理が重要です。
アスベストの種類と特徴
アスベストには以下のような種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
アスベストの主な種類
クリソタイル(白石綿)
白石綿は、繊維の強度が高く、建材や車両の部品に使用されました。現在、最も一般的なアスベストとして知られています。
アモサイト(茶石綿)
茶石綿は、優れた耐熱性を持ち、断熱材や防火材料として使われました。
クロシドライト(青石綿)
青石綿は、他の種類に比べて特に繊維が細く、飛散しやすい性質を持つため、健康リスクが高いとされています。
アスベストによる健康リスク
アスベスト粉塵の吸入は、重大な健康リスクをもたらします。アスベスト関連の主な健康リスクは以下の通りです。
中皮腫
中皮腫は、胸膜や腹膜に発生する悪性腫瘍で、アスベストへの長期間の暴露が主な原因とされています。発症には数十年の潜伏期間があるため、症状が出た時点で進行が進んでいる場合があります。
肺がん
アスベストの長期間の吸入によって、肺がんのリスクが大幅に高まります。喫煙とアスベスト暴露が同時に起こると、そのリスクはさらに増加します。
アスベスト症
アスベスト症は、アスベスト粉塵の吸入によって肺組織に瘢痕ができる病気で、進行すると呼吸困難を引き起こします。これも数十年の潜伏期間があるため、初期段階での発見が難しいです。
アスベスト使用の現状と規制
アスベストの健康被害が広く知られるようになり、世界各国で規制が強化されてきました。特に、日本ではアスベストによる健康リスクが深刻な社会問題となり、規制の導入と厳格化が進んでいます。
日本におけるアスベスト規制の概要
- 製造および使用の禁止
日本では2006年にアスベストの製造、使用が全面的に禁止されました。それまでに使われていたアスベストを含む製品の輸入や販売も禁止されています。 - 労働安全衛生法
労働者の健康を守るために、作業現場でのアスベスト暴露を防ぐ措置が義務付けられています。アスベスト除去工事の際には、適切な保護具の着用、作業区域の隔離、空気中のアスベスト濃度の測定が必要です。 - 廃棄物処理法
アスベスト廃棄物は、特殊な廃棄物として安全に処理する必要があります。専門業者による適切な処理が求められ、不適切な処理は厳しく罰せられます。
世界のアスベスト規制状況
- 使用禁止国の増加
多くの国でアスベストの使用が禁止されています。特にヨーロッパ諸国では、1990年代から2000年代にかけて全面禁止を実施しました。
- アスベスト使用継続国のリスク
一方で、依然としてアスベストの使用が続いている国もあります。特に建材産業で使用が続くケースがあり、国際的な製品や材料の取引においては、注意が必要です。
3. 現在の課題
- 古い建物に残るアスベスト
規制前に建てられた建物やインフラには、依然としてアスベストが多く含まれていることがあります。解体工事やリフォームの際には、アスベストが含まれていないか専門的な調査が重要です。
- 違法な不法投棄
一部の業者が不適切な方法でアスベストを廃棄し、不法投棄されるケースが報告されています。適切な法令に基づいた処理が必要です。
建物に含まれるアスベストの発見と対応
アスベストが含まれている建物を特定し、適切に対応するためには以下の手順が重要です。
アスベスト含有建材の調査
古い建物を解体する際には、専門家によるアスベスト含有建材の調査が必要です。肉眼での判断は難しいため、専門機関でのサンプル分析が推奨されます。
除去作業の計画
アスベスト含有建材が見つかった場合、安全に除去するための計画が必要です。除去作業は専門業者に依頼し、しっかりと管理された環境で行うことが重要です。
安全なアスベストの除去と処理
アスベストの除去と処理は、専門的な知識と技術が必要です。
適切に対応しないと、健康被害や環境汚染を引き起こすリスクが高いため、慎重な手順が求められます。
以下に、安全なアスベストの除去と処理のための基本的なステップとガイドラインをまとめます。
事前調査と計画
- アスベストの含有調査
建物の解体やリフォームを計画する場合、まず専門家によるアスベスト含有調査を行います。アスベストの使用が確認された場合、除去の範囲と方法を慎重に計画する必要があります。
- 作業計画書の作成
作業を始める前に、作業計画書を作成し、除去区域の隔離、作業員の保護対策、空気中のアスベスト濃度測定などを詳しく記載します。
アスベスト除去作業
- 隔離と安全区域の設定
アスベストが飛散しないよう、作業区域をしっかりと隔離し、作業員以外が立ち入れないようにします。また、陰圧装置や集塵機を使用して区域内の空気を安全に保ちます。
- 作業員の保護
作業員は適切な防護具を着用します。呼吸用マスク、保護メガネ、使い捨ての防護服を装着し、作業後はすべての防護具を適切に廃棄します。
- 湿式作業
アスベスト繊維の飛散を防ぐため、除去作業中は常に湿らせておく湿式作業を行います。これにより、繊維が空気中に飛び散るリスクを軽減します。
廃棄物の処理
- 廃棄物の封入
除去したアスベスト廃棄物は、専用の袋に密閉して封入し、ラベルを貼って内容物を明示します。
- 専門業者による処理
アスベスト廃棄物は専門業者による適切な処理施設で廃棄されます。不法投棄や不適切な処理を行わないため、信頼できる業者を選び、法令に従った処理が必要です。
まとめ
この記事では、石綿(アスベスト)の基本的な定義、歴史的な利用、健康リスク、安全な除去方法、違法な不法投棄のリスクまでを解説しました。
アスベストの健康リスクは深刻であるため、正しい情報と専門的な対策が必要です。
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