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解体から撤去まで:専門家が教える建物解体の全プロセスについて岡山の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)が解説

こんにちは!ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。

解体撤去という言葉を聞いたことがありますか?

このプロセスがなぜ必要なのか、どのような手順で進むのか、多くの人が疑問に思うテーマです。

この記事では解体撤去の全貌と、それに関わる重要な情報を詳しく説明します。

建物を安全に取り壊す方法や、環境への配慮についても触れていきますので、解体工事の購入を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください!

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解体撤去のとは?


解体工事の「撤去」とは、建物や構造物を取り壊し、その場所から全ての部材や廃材を取り除くことを指します。

具体的には、以下のような作業が含まれます。

1. 準備作業

解体工事を開始する前に、必要な許可を取得し、近隣住民への通知を行います。また、安全対策を徹底し、周辺への影響を最小限に抑えるための対策を講じます。

2. 建物の解体

建物の解体は、手作業や重機を使用して行われます。建物の構造や素材によって、適切な方法を選択します。例えば、木造建築物は手作業で解体し、鉄骨造やコンクリート造の建物は重機を使用することが多いです。

3. 廃材の分別と処理

解体された部材や廃材は、種類ごとに分別されます。木材、金属、コンクリートなど、それぞれの素材ごとに適切な処理が行われ、リサイクル可能なものはリサイクルされます。

4. 地中埋設物の撤去

地中に埋まっている基礎や配管なども撤去対象です。これにより、後の建設作業が円滑に進められるようになります。

5. 最終確認と清掃

全ての撤去作業が完了した後、現場を最終確認し、必要な清掃を行います。これにより、新しい建設工事がスムーズに開始できる状態が整えられます。

解体撤去の重要性

  • 土地の再利用: 古い建物を取り壊すことで、土地を再利用することが可能になります。新しい建設プロジェクトのための準備が整います。

  • 安全確保: 老朽化した建物は安全上のリスクを伴うため、適切な撤去が必要です。

  • 環境保護: 廃材の適切な処理とリサイクルを通じて、環境への負担を最小限に抑えることができます。

解体撤去の計画段階

解体撤去の計画段階は、プロジェクトの成功と安全を確保するために非常に重要です。この段階では、詳細な調査、計画、許可取得、近隣住民への対応、作業環境の整備などが行われます。以下に、その詳細を説明します。

1. 現地調査

目的: 解体する建物や周囲の環境を詳細に理解することです。

  • 建物の構造確認: 建物の材質、構造、築年数、解体の難易度を確認します。

  • 有害物質の調査: アスベストや鉛などの有害物質が含まれているかを調査します。アスベストが含まれている場合、専門業者による処理が必要です。

  • 周辺環境の確認: 近隣の建物、道路、インフラ(ガス、水道、電気)への影響を確認します。

2. 解体計画書の作成

目的: 解体撤去作業の全体像を把握し、効率的かつ安全に作業を進めるための計画を立てます。

  • 解体方法の選定: 建物の構造や材質に応じて、手作業、重機使用、爆破解体などの適切な方法を選定します。

  • 作業スケジュールの作成: 解体作業の開始日から終了日までのスケジュールを詳細に作成します。

  • 安全対策計画: 作業員の安全を確保するために、防護柵の設置、防塵対策、騒音対策、振動対策など具体的な対策を計画します。

  • 廃材処理計画: 廃材の分別、リサイクル、廃棄方法を計画します。

3. 必要な許可の取得

目的: 法律や規制に従って適切な許可を取得することです。

  • 解体工事許可: 自治体からの解体工事に必要な許可を取得します。

  • 廃棄物処理許可: 廃材の適切な処理のために必要な許可を取得します。

  • 道路使用許可: 解体作業に伴い道路を使用する場合は、道路使用許可を取得します。

4. 近隣住民への説明と通知

目的: 解体作業による影響を最小限に抑え、近隣住民の理解と協力を得ることです。

  • 説明会の開催: 近隣住民に対して、解体作業の内容、期間、安全対策について説明します。
  • 通知文の配布: 解体工事の開始前に、近隣住民に対して通知文を配布し、工事期間中の理解と協力を求めます。

5. 作業環境の整備

目的: 解体作業を安全かつ効率的に進めるための作業環境を整えます。

  • 仮設設備の設置: 仮設トイレ、作業員の休憩所、資材置き場などを設置します。
  • 安全設備の設置: 防護柵、防塵ネット、看板などの安全設備を設置します。

安全な解体作業の実施

安全な解体作業の実施は、作業員や周囲の人々の安全を確保し、環境への影響を最小限に抑えるために非常に重要です。以下に、解体作業における安全対策の具体的な方法を示します。

1. 事前準備

安全計画の策定

  • リスクアセスメント: 潜在的な危険要素を特定し、それに対する対策を計画します。
  • 作業手順書の作成: 解体作業の具体的な手順を文書化し、全作業員に共有します。

作業員の教育と訓練

  • 安全教育: 作業員に対して安全教育を実施し、解体作業に関連するリスクとその対策を理解させます。
  • 緊急時対応訓練: 火災や崩落などの緊急事態に備えた訓練を行います。

2. 現場での安全対策

防護具の使用

  • 個人用保護具 (PPE): ヘルメット、安全靴、防塵マスク、手袋、安全帯などの適切な個人用保護具を使用します。

安全設備の設置

  • 防護柵の設置: 作業エリア周辺に防護柵を設置し、無関係者の立ち入りを防ぎます。
  • 防塵ネットの設置: 粉塵の飛散を防ぐために、防塵ネットを建物周囲に設置します。
  • 足場の設置: 高所作業の場合、適切な足場を設置し、作業員の転落を防ぎます。

3. 解体作業中の安全対策

重機の安全操作

  • 操作資格の確認: 重機を操作する作業員が適切な資格を持っていることを確認します。
  • 定期的な点検: 重機の定期的な点検と整備を行い、故障や事故を防ぎます。

作業エリアの管理

  • ゾーン設定: 作業エリアを明確に区分し、立ち入り禁止区域を設定します。
  • 監視体制: 監視員を配置し、作業の安全を監視します。

廃材の適切な処理

  • 分別廃棄: 廃材を種類ごとに分別し、適切に処理します。特に有害物質を含む廃材は専門の処理業者に委託します。
  • リサイクルの促進: リサイクル可能な材料は可能な限りリサイクルし、環境負荷を低減します。

4. 作業終了後の安全確認

最終点検

  • 現場確認: 解体作業が終了した後、現場を詳細に点検し、不足や問題点がないか確認します。
  • 清掃: 現場を清掃し、次の工事が安全かつスムーズに開始できるようにします。

報告と評価

  • 作業報告書の作成: 解体作業の内容と安全対策の実施状況を報告書にまとめます。
  • 評価と改善: 作業の評価を行い、改善点があれば次回の作業に反映させます。

有害物質の取り扱い

解体撤去工事において、有害物質の適切な取り扱いは、作業員の健康保護と環境保護のために非常に重要です。

有害物質としては、アスベスト、鉛、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、その他の化学物質が含まれます。以下に、有害物質の取り扱いに関する具体的な手順を示します。

1. 調査と識別

有害物質の特定

  • 現地調査: 解体対象の建物を詳細に調査し、有害物質の有無を確認します。
  • サンプリングと分析: 必要に応じて、サンプルを採取し、専門の分析機関で有害物質の存在を確認します。

2. 法規制の確認と遵守

関連法規の確認

  • 法律の確認: 有害物質に関する法律や規制を確認し、それに基づいて作業計画を立てます。
  • 許可の取得: 必要な許可や届出を適切に行います。

3. 作業計画の策定

安全対策の計画

  • 隔離措置: 有害物質の存在するエリアを隔離し、無関係者の立ち入りを禁止します。
  • 除去計画の作成: 有害物質の除去手順を詳細に計画し、作業員に周知します。

4. 作業員の教育と訓練

安全教育

  • 有害物質の危険性: 有害物質の種類とその危険性について、作業員に教育します。
  • 適切な取り扱い方法: 有害物質の取り扱い方法と使用する防護具について訓練を行います。

5. 防護具の使用

個人用保護具(PPE)

  • 呼吸用保護具: 防塵マスクや防毒マスクを着用します。
  • 防護衣: 防護服や手袋を着用し、肌の露出を防ぎます。
  • アイプロテクション: 安全ゴーグルを使用し、目を保護します。

6. 有害物質の除去と処理

除去作業

  • 湿潤処理: アスベストなどの粉塵が飛散しないように、水をかけて湿らせながら作業を行います。
  • 密閉処理: 除去した有害物質を密閉容器に入れて、飛散や漏れを防ぎます。

廃棄物の処理

  • 適切な廃棄: 有害廃棄物は専門の廃棄物処理業者に委託し、適切に処理します。
  • 追跡と記録: 廃棄物の処理状況を追跡し、記録を保管します。

7. 作業後の確認と清掃

現場確認

  • 最終点検: 有害物質が完全に除去されたことを確認します。
  • 清掃: 現場を徹底的に清掃し、残留物がないか確認します。

報告と評価

  • 作業報告書: 有害物質の除去作業の内容と結果を詳細に報告書にまとめます。
  • 評価と改善: 作業の評価を行い、改善点があれば次回の作業に反映させます。

解体材料の分別とリサイクル

解体材料の分別とリサイクルは、環境保護と資源の有効活用の観点から非常に重要です。解体現場で発生する廃材を適切に分別し、リサイクルすることで、廃棄物の量を減らし、資源の再利用を促進します。以下に、解体材料の分別とリサイクルの具体的な方法を示します。

1. 事前準備と計画

現地調査

  • 材料の識別: 解体する建物の構造と使用されている材料を事前に調査します。木材、金属、コンクリート、プラスチック、ガラスなどの材料を特定します。
  • リサイクル可能性の評価: 各材料のリサイクル可能性を評価し、リサイクル可能な材料とそうでない材料を分類します。

分別計画の策定

  • 分別方法の決定: 各材料をどのように分別するかを計画します。手作業での分別や機械を使用した分別方法を決定します。
  • リサイクル業者の選定: リサイクルを行う業者を選定し、分別された材料の受け入れ先を確保します。

2. 分別作業の実施

現場での分別

  • 分別エリアの設置: 解体現場に分別エリアを設置し、各材料ごとに専用のコンテナやエリアを用意します。
  • 手作業による分別: 解体作業と並行して、手作業で材料を分別します。特に木材や金属は手作業での分別が効果的です。
  • 機械による分別: 重機や専用の機械を使用して、大量のコンクリートや瓦礫を効率的に分別します。

3. 材料ごとのリサイクル方法

木材

  • チップ化: 解体された木材はチップに加工され、燃料やパルプの原料としてリサイクルされます。
  • 再利用: 建材として再利用可能な木材は、リサイクル業者によって選別され、再利用されます。

金属

  • 鉄スクラップ: 鉄骨や鉄筋はスクラップとして回収され、製鉄所で再生されます。
  • 非鉄金属: アルミや銅などの非鉄金属は、専門のリサイクル業者によって回収され、再利用されます。

コンクリート

  • 再生骨材: 解体されたコンクリートは破砕され、再生骨材として道路工事や新たな建設工事に使用されます。
  • 再生コンクリート: 一部のコンクリートは再生コンクリートとして、再度使用されます。

プラスチック

  • 分別と再利用: プラスチックは種類ごとに分別され、再生プラスチックとしてリサイクルされます。
  • エネルギー回収: リサイクルが難しいプラスチックは、燃料としてエネルギー回収されることもあります。

ガラス

  • 再利用: 解体されたガラスは粉砕され、再生ガラスとして新たなガラス製品の原料となります。

4. 廃棄物の適切な処理

分別されない廃棄物

  • 適切な廃棄: リサイクルできない廃棄物は、法規制に従い、適切な廃棄処理を行います。廃棄物処理業者と連携し、安全かつ環境に配慮した処理を行います。

有害廃棄物

  • 専門業者への依頼: アスベストや鉛などの有害廃棄物は、専門の処理業者に依頼して、安全に処理します。

5. 最終確認と報告

現場確認

  • 最終点検: 分別とリサイクルが適切に行われたことを確認し、現場を最終点検します。
  • 報告書の作成: 分別とリサイクルの状況を報告書にまとめ、記録を保管します。

評価と改善

  • 作業評価: 分別とリサイクル作業の評価を行い、次回の作業に反映させるための改善点を抽出します。

解体後の清掃と土地整備

解体後の清掃と土地整備は、新たな建設プロジェクトの準備を整えるために重要なステップです。この段階では、解体現場を徹底的に清掃し、土地を再利用可能な状態にするための整備を行います。以下に、具体的な手順と方法を示します。

1. 解体後の清掃

廃材の撤去

  • 分別された廃材の搬出: 解体現場で分別された廃材を全て搬出し、リサイクル業者や廃棄物処理業者に引き渡します。
  • 残留物の除去: 細かい残留物やガラスの破片など、現場に残った小さな廃材を全て取り除きます。

粉塵と汚れの清掃

  • 高圧洗浄: 高圧洗浄機を使用して、地面や周辺の建物に付着した粉塵や汚れを徹底的に洗い流します。
  • 掃除機の使用: 大型の業務用掃除機を使用して、現場全体の粉塵を吸い取ります。

2. 土地整備

地中埋設物の撤去

  • 基礎の撤去: 建物の基礎部分や地中に埋まっているコンクリートを掘り起こし、撤去します。
  • 配管の撤去: 旧配管やインフラ設備を取り除き、新たな建設に備えます。

地面の整地

  • 地ならし: 重機を使用して地面を平らにし、均一な状態に整地します。
  • 土壌改良: 必要に応じて、土壌の質を改良し、建設に適した状態にします。

3. 土壌汚染の確認と対策

土壌調査

  • サンプリングと分析: 土壌サンプルを採取し、専門の分析機関で土壌汚染の有無を確認します。
  • 調査報告書の作成: 調査結果をまとめ、土壌の状態を明確にします。

汚染対策

  • 汚染土壌の除去: 汚染が確認された場合、汚染土壌を掘り起こし、適切に処理します。
  • 土壌の入れ替え: 新たな土壌を入れ替え、健康な土地環境を整えます。

4. 緑化と景観整備

緑化計画

  • 植栽の設置: 土地の一部を緑化するために、樹木や草花を植えます。
  • 芝生の敷設: 芝生を敷き、土地全体の美観を向上させます。

景観整備

  • 歩道の設置: 新たな建設プロジェクトに備え、歩道や駐車場などのインフラを整備します。
  • フェンスや柵の設置: 土地の境界を明確にするために、フェンスや柵を設置します。

5. 最終確認と報告

最終点検

  • 現場確認: 土地整備が完了した後、現場を詳細に点検し、問題がないか確認します。
  • 安全確認: 全ての作業が安全に行われたかを確認し、必要な措置を講じます。

報告書の作成

  • 作業報告書: 清掃と土地整備の内容と結果を詳細に報告書にまとめます。
  • 写真記録: 作業前後の写真を記録し、報告書に添付します。

まとめ

この記事では、解体撤去の重要性やその基本的なプロセスについて詳しく解説しました。計画段階から安全対策、有害物質の取り扱い、材料の分別とリサイクル、そして解体後の清掃と土地整備まで、解体撤去に必要な各ステップを一つ一つ丁寧に説明しました。

解体撤去は単に古い建物を取り壊すだけではなく、その材料を適切にリサイクルし、新たな建設プロジェクトのために土地を整えるための重要なプロセスです。

このプロセスを適切に理解し実行することで、安全かつ効率的な解体が可能となり、環境に対する影響も最小限に抑えることができます。

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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