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吹き付けアスベスト対応策|除去・封じ込め・囲い込みの選び方

吹き付けアスベストの対応策や危険性についてお悩みではありませんか?

鳥取・米子・倉吉・境港のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!  

解体工事を検討中の方、または建物のアスベストの危険性確認方法について調べている方も多いのではないでしょうか?特に、アスベスト調査の必要性や対応策を知りたい方に向けて、この記事では詳しく解説しています。安全な解体工事の参考にしてください!

解体のことなら、どんな些細なことでもご相談ください

アクティブは岡山で 圧倒的な実績と経験を誇る地域No.1の解体業者です。
建物解体工事から内装解体工事、アスベスト調査・除去まで安心してお任せください。

吹き付けアスベストの危険性|健康リスクと確認方法を解説

吹き付けアスベストは、1960年代から1980年代にかけて建物の断熱材防音材耐火材として広く使用されていました。しかし、その後、アスベストの健康への影響が明らかになり、現在では使用が禁止されています。適切な確認と対応を行わなければ、深刻なリスクを招く可能性があります。

吹き付けアスベスト対応策|危険の表示

吹き付けアスベストの危険性とは?

アスベストは微細な繊維状の鉱物であり、吸い込むことで人体に以下のような健康被害をもたらします。

  1. 中皮腫:アスベストを吸引した際に発症する可能性がある悪性のがんで、特に胸膜や腹膜に影響します。
  2. 肺がん:長期的にアスベストを吸い込むことで発症リスクが増加します。
  3. アスベスト肺(石綿肺): 肺の繊維化が進み、呼吸が困難になる疾患です。
  4. その他の疾患:鼻腔がんや喉頭がんの原因となることもあります。

吹き付けアスベストは劣化すると、微細な繊維が空気中に飛散しやすくなります。
そのため、特に解体工事や改修工事の際に飛散を防ぐための特別な対策が必要です。

使用されている建物の特徴

吹き付けアスベストは以下のような建物や場所で使用されている可能性があります。

  1. 建築年代:特に1960~1980年代に建築された建物に多く見られます。
  2. 使用用途
    ・工場や倉庫
    ・学校や病院などの公共施設
    ・商業施設の天井や壁
  3. 特定箇所
    ・天井裏の断熱材
    ・防音材としての壁
    ・火災対策としての鉄骨周辺


該当する建物を所有している場合は、アスベストの有無を確認するための調査を早めに実施することを強く推奨します。

吹き付けアスベストを確認する方法

吹き付けアスベストの有無を確認するには、以下の手順を踏むことが重要です。

  1. 専門業者への依頼
    アスベスト調査は専門知識が必要です。
    専門業者が現地調査を行い、建材サンプルを採取します。
  2. 建材の分析: 採取したサンプルを専門の分析機関で検査し、アスベストの含有率を確認します。
  3. 結果報告: 調査結果に基づき、アスベストの有無や対応策が提案されます。

事前調査の義務

解体工事や改修工事を行う場合、法律でアスベスト調査の実施が義務付けられています
これは、飛散による周囲への影響を未然に防ぐためです。
また、事前調査を怠ると罰則の対象となる可能性があるため注意が必要です。
鳥取県の米子市や倉吉市で、解体工事を進める際にも、事前にアスベスト調査が必要です。

アスベスト調査について詳しく知りたい方はこちらのページへ

吹き付けアスベストは健康リスクが高いです。
一方で、専門的な知識を持つ業者による適切な調査と対策によって、安全に管理できます。
特に古い建物を所有している方や解体・改修を検討中の方は、まずアスベスト調査を行いましょう。
これによって、リスクを把握することが最善の一歩です。

吹き付けアスベストの対応策|除去・封じ込め・囲い込みのメリットと選び方

吹き付けアスベストへの対応は、建物の状況や目的に応じて適切な方法を選択することが重要です。
主な対応策には「除去」「封じ込め」「囲い込み」の3つがあります。また、それぞれメリットとデメリットがあります。

吹き付けアスベストの対応策

アスベストの除去

吹き付けアスベストを建材から完全に取り除く方法です。
特に解体工事や建物の大規模改修を行う際に選ばれる対応策です。

作業方法

  • 専門業者が防護服やマスクを着用して密閉された空間内で作業を行います。
  • 作業中の粉塵飛散を防ぐために水を散布しながら慎重に取り外します。
  • 除去したアスベストは厳重に梱包され、産業廃棄物として適切に処分されます。

メリット

  • リスクの根本解消: アスベストを完全に除去することで、長期的なリスクを完全に排除できます。
  • 建物の安全性向上: 除去後の建物は法律的にも安全性が確保されます。

デメリット

  • コストが高い: 他の方法と比較して費用が高くなる傾向があります。
  • 作業期間が長い: 作業には時間がかかり、周辺環境に配慮した対応が必要です。

アスベストの封じ込め

封じ込めは、吹き付けアスベストに専用の薬剤を塗布して繊維を固化させ、飛散を防ぐ方法です。
建物を使用し続ける場合に適した方法です。

作業方法

  • アスベスト含有部分に特殊なシーリング材を塗布して、繊維が飛散しないようにします。
  • 短期間で作業が完了するため、建物の使用が制限される期間を最小限に抑えられます。

メリット

  • 低コスト: 除去と比較して費用が安価です。
  • 短期間で対応可能: 作業期間が短く、建物の利用をすぐに再開できます。

デメリット

  • 長期的な管理が必要: 封じ込め材が劣化すると再処理が必要になります。
  • 完全なリスク排除ではない: アスベストそのものは残っているため、建物の解体時に再び対応が求められます。

アスベストの囲い込み

囲い込みは、吹き付けアスベストが露出している部分を新しい建材で覆い、飛散を物理的に防ぐ方法です。封じ込めと同様、建物の利用を継続する場合に採用されることが多い方法です。

作業方法

  • アスベスト含有箇所を壁やパネルなどで覆い、密閉空間を作ります。
  • 飛散を完全に防ぐために隙間なく施工されます。

メリット

  • 作業時間が短い: 除去よりも短期間で完了します。
  • 建物の使用が可能: 建物を使用しながら対応できます。

デメリット

  • 再リスク発生の可能性:建材が劣化すると、再びアスベストが飛散する可能性があります。
  • 解体時に除去が必要:将来的な解体時に除去作業が発生します。

対応策の選択基準

吹き付けアスベストへの対応策を選ぶ際には、以下の基準を考慮する必要があります。

  1. 建物の状態: アスベストの劣化度合いや建物の老朽化状況を確認します。
  2. 建物の用途: 解体予定か継続利用かによって適切な方法が異なります。
  3. 予算と期間: 費用と工期に合わせて最適な選択を行います。
  4. 法規制への対応: 選んだ方法が法規制に準拠していることを確認します。

吹き付けアスベストは専門的な知識を持つ業者に依頼することが必須です。
適切な対応策を選ぶことで、健康リスクを防ぎ、安心して建物を利用または解体することができます。

アスベスト対応の法規制と専門業者の選び方|依頼時のポイント

アスベスト関連法規制のポイント
日本では、石綿障害予防規則(石綿則)をはじめ、複数の法規制が存在します。
建築物の解体や改修時には事前調査が義務付けられており、違反した場合は厳しい罰則があります。
法規制を理解し、適切な対応を取ることが重要です。

専門業者の役割と選び方
アスベスト対応は、専門知識と装備が必要なため、信頼できる専門業者に依頼することが必須です。
選ぶ際には、実績が豊富な業者公的な資格を持つ業者を確認してください。

吹き付けアスベスト処理後の管理方法|定期点検と記録管理の重要性

吹き付けアスベストを除去、封じ込め、または囲い込みした後も、適切な管理と定期点検を行うことが重要です。処理後の維持管理を怠ると、飛散や再リスク発生の可能性が高まります。そのため、長期的な安全性を確保するための計画が必要です。

吹き付けアスベスト処理後の維持管理・点検の女性

アスベスト処理後の維持管理の重要性

吹き付けアスベストの処理が完了しても、完全にリスクがなくなったわけではありません。
封じ込めや囲い込みを選択した場合、建材が劣化したり破損したりすると、再び繊維が飛散する可能性があります。そのため、処理後の維持管理が以下の理由で不可欠です。

  1. 健康被害の再発防止
    アスベストが再び飛散すると、住民や作業員の健康に深刻な影響を与えます。
    特に、微細な繊維を吸い込むリスクを未然に防ぐことが重要です。
  2. 法規制への適応
    日本の法規制では、アスベスト処理後の管理や点検が求められる場合があります。
    また、適切に管理しないと罰則を受ける可能性があります。
  3. 建物の資産価値維持
    処理後も適切な管理を続けることで、建物の資産価値を維持します。
    また、将来的な解体や改修工事の際の対応がスムーズになります。

定期点検の実施ポイント

アスベスト処理後の定期点検は、封じ込めや囲い込みの方法を採用した場合に特に重要です。
以下のポイントを中心に点検を行います。

  1. 封じ込め材の劣化状況
    専用の薬剤や塗料で固化したアスベストが劣化していないかを確認します。
    ひび割れや剥がれがある場合、再度の補修が必要です。
  2. 囲い込み建材の破損確認
    パネルや壁材が破損していないか、隙間が発生していないかを調査します。
    特に、振動や外部衝撃を受ける部分は注意が必要です。
  3. 周辺環境の安全確認
    建物内外でアスベストの繊維が飛散していないか、空気中の粒子をモニタリングすることが推奨されます。
  4. 経年劣化への対応
    時間の経過に伴い、建物全体の劣化が進むことがあります。
    これによって、アスベスト部分にも影響が及ぶ可能性があるため、全体的な建物状態をチェックします。

点検頻度と実施方法

吹き付けアスベストの処理後には、定期的な点検を計画的に行う必要があります。

  1. 点検頻度
    ・処理後1年以内に1回点検を実施
    ・その後、1~2年ごとに定期点検を行うことが推奨されます。
  2. 実施方法
    ・点検は専門業者に依頼し、目視や機材を用いて劣化の有無を確認します。
    ・必要に応じて補修工事や再封じ込め作業を行います。

処理後の記録管理

アスベスト処理後は、点検結果や対応履歴を記録し、適切に管理することが重要です。

  1. 記録の内容
    • 処理内容(除去・封じ込め・囲い込み)
    • 作業日時と施工業者名
    • 点検日時と結果
    • 補修内容
  2. 記録の活用
    • 次回点検時の参考資料として活用。
    • 建物の売却や改修工事の際に必要な情報として提供。

将来的な解体工事への備え

アスベストが封じ込めや囲い込みの状態で残されている場合、将来的な解体工事の際に再度の対応が必要です。そのため、解体時にスムーズに対応できるよう、記録を保管しましょう。これによって、専門業者と連携する準備を整えておくことが大切です。

吹き付けアスベストの処理後も、適切な維持管理と定期点検を続けることで、健康リスクを防ぎ、安全な建物環境を保つことができます。専門業者による点検や補修を適宜実施し、建物の安全性と長期的な価値を守りましょう。

まとめ

アスベスト問題は建物の安全性だけでなく、周囲の環境や健康にも深く関わる重要な課題です。
吹き付けアスベストに関する知識と対応策を知ることで、安全で安心な解体工事が可能になります。
今回の記事でご紹介した内容を参考に、適切な対応を行い、安全で快適な環境を維持しましょう。
専門業者との連携も、リスクを防ぐために欠かせません。
鳥取・米子・倉吉・境港で解体工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてください!

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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