福山の解体工事前のアスベスト事前調査を解説します。

尾道・三原・福山・広島のみなさん、こんにちは！
解体工事のACTIVE（アクティブ）のコラム担当です！  

解体工事を計画している方の中には、「アスベストの調査は本当に必要なのか？」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。特に、古い建物の解体を検討している場合、アスベストの有無を確認しなければならず、適切な調査を行わないと法律違反になることもあります。

この記事では、福山で解体工事を行う前にアスベスト事前調査がなぜ重要なのかを解説し、健康リスクや罰則についても詳しく説明します。さらに、調査の流れや費用についても紹介します。福山で解体工事を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください！

福山の解体工事に必要なアスベスト事前調査とは？

アスベストとは何か

アスベスト（石綿）は、耐熱性や絶縁性に優れた建材として、1970年代から1980年代にかけて多くの建物に使用されました。しかし、微細な繊維が空気中に飛散し、それを吸い込むと肺がんや中皮腫などの健康被害を引き起こすことが分かっています。そのため、現在では使用が禁止されています。

事前調査の目的

解体工事前のアスベスト事前調査は、建材にアスベストが含まれているかどうかを確認し、安全な解体作業を行うために不可欠です。2023年の法改正により、解体業者だけでなく建物の所有者にも調査義務が課せられるようになりました。

アスベスト調査が必要な理由

1. 健康被害を防ぐため

アスベストは、吸入すると肺に蓄積し、長年にわたって健康に悪影響を及ぼします。
特に以下のような病気の原因になります。

• 中皮腫：アスベストを吸入してから20〜50年後に発症する悪性腫瘍。
• 肺がん：喫煙と相乗効果で発症リスクが高まる。
• アスベスト肺：肺に繊維が蓄積し、呼吸困難を引き起こす。
  

2. 法律で義務化されている

2023年の改正により、解体工事前のアスベスト事前調査が義務付けられました。また、違反すると罰則が科されるようになりました。建物の所有者や解体業者が適切に調査を行わないと、罰金や工事停止の措置を受ける可能性があります。

3. 解体工事のトラブルを防ぐ

事前調査を怠ると、解体工事中にアスベストが飛散し、近隣住民からのクレームや法的措置に発展することもあります。福山市の住宅密集地では特に慎重な対応が求められます。

アスベスト事前調査の義務化と法改正

アスベスト事前調査は、建築物の解体・改修工事を行う際に法律で義務化されています。特に、2023年の法改正により、調査を怠った場合の罰則が厳格化されました。

義務の内容

• 解体工事・改修工事の前に、建築物にアスベストが含まれているか調査を実施すること。
• 調査結果を記録し、報告書として保存すること（自治体への提出が必要な場合もあり）。

違反した場合の罰則

• 最大50万円の罰金
• 行政指導や工事停止命令の対象になる
• 住民からの訴訟リスクが発生する可能性がある

そのため、解体工事を予定している場合は、必ず事前にアスベスト調査を実施し、適切な処理を行う必要があります。

参考：アスベスト調査の義務化（環境省）

アスベスト調査の流れ

1. 事前相談と建物の確認
解体業者やアスベスト診断士に依頼し、建物の構造や建築年数を確認します。

2. 目視調査
専門家が建材を目視で確認し、アスベストの可能性があるかを判断します。

3. サンプル採取と分析
目視調査でアスベストの可能性がある場合、建材のサンプルを採取し、専門機関で成分分析を行います。

4. 調査結果の報告
分析結果を元に、アスベストが含まれているかどうかを確定し、解体計画を立てます。

福山で解体工事をする際のアスベスト調査の費用相場と内訳

アスベスト調査の費用は、建物の規模・調査方法・分析の範囲によって異なります。
解体工事を予定している方は、事前に費用相場を把握し、適切な調査を依頼することが重要です。

1. アスベスト調査の費用目安

アスベスト調査には 「目視調査」と「分析調査」 の2つの方法があります。
それぞれの費用相場は以下のようになります。

調査方法	内容	費用相場（税別）
目視調査	建築図面の確認・現場視察・目視による調査	5万～10万円
サンプル採取・簡易分析	建材を1～2か所採取し、アスベスト含有を確認	3万～7万円/1検体
詳細分析（定性分析）	専門機関で顕微鏡などを用いて成分分析	5万～15万円/1検体
詳細分析（定量分析）	アスベスト含有率を測定し、安全基準を確認	7万～20万円/1検体
全面的な調査	建物全体の調査と報告書作成	20万～50万円

ポイント

• 目視調査だけでは、アスベスト含有の確定ができない。
  そのため、サンプル採取・分析調査が必要になることが多い 。
• 調査対象の建材が多いほど、サンプル採取の数が増え、費用も高くなる 。
• 1980年代以前に建てられた建物は、複数の建材を検査する必要がある。
  そのため、総額が30万円を超えることもある。

2. 費用に影響を与える要因

1.調査対象の建物の規模

• 戸建住宅（木造）：5万～20万円
• アパート・マンション：10万～40万円
• 工場・倉庫・商業施設：30万～50万円

規模が大きくなるほど、調査範囲が広がり、検体の数が増えるため、費用も上がる傾向があります。

2.調査する建材の数

• 1検体あたり3万～7万円の費用がかかるため、調査対象の建材が増えると総額も高くなる 。
• 例：「天井」「外壁」「屋根材」「断熱材」など、4種類の建材を検査すると12万～28万円かかる。
  

3.分析の精度

• 簡易分析（簡易定性分析）で済む場合は3万～7万円 。
• 詳細な分析（定量分析）を行う場合は7万～20万円 。
• 行政報告が必要な場合 は、さらに報告書作成費用がかかる。
  

4.地域による費用差

福山市など地方都市では、都市部と比べて調査費用が若干安い 傾向があります。しかし、専門の分析機関が少ないため、サンプルを遠方の機関に送る費用が追加される場合もある ので注意が必要です。

安全な解体工事の進め方

1. 信頼できる解体業者を選ぶ
   アスベスト調査の経験が豊富で、適切な処理を行う業者に依頼することが重要です。
2. 飛散防止対策を徹底する
   アスベストを含む建材を取り扱う場合は、養生や水噴霧などの飛散防止対策を徹底します。
3. 適切な処理方法を実施する
   アスベスト含有廃棄物は一般廃棄物とは異なり、特別管理産業廃棄物として適切に処分する必要があります。

よくある質問（FAQ）

まとめ：福山の解体工事ならACTIVEへ

福山市で解体工事を行う際、アスベスト事前調査は法律で義務付けられており、違反すると罰則の対象となります。また、アスベストは健康被害を引き起こす危険性があるため、調査を怠らず、適切な対応を行うことが重要です。本記事では、アスベスト調査の必要性、調査の流れ、費用相場について詳しく解説しました。安全な解体工事を進めるためにも、信頼できる解体業者に依頼し、しっかりと準備を進めましょう。福山市・尾道市・三原市で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね！

ACTIVE（アクティブ）では、香川県全域でお客様にピッタリの解体工事を提案しています。福山市・尾道市・三原市で、解体工事・アスベスト調査はACTIVE（アクティブ）にお任せください！！

アスベスト調査については、こちらのページで詳細をご覧ください。