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兵庫県でアスベストによる健康被害が増加中?中皮腫・肺がんのリスクと対策を徹底解説

兵庫県のみなさん、アスベストによる健康被害をご存知ですか?

姫路・加古川・明石・神戸のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!  

近年、兵庫県内(神戸市・加古川市・明石市・姫路市)で解体工事やリフォーム時にアスベストが発見されるケースが急増しています。アスベストは、かつて「魔法の鉱物」と呼ばれ、建築材料として広く使われていましたが、人体に深刻な健康被害を与えることが明らかになっています。特に中皮腫肺がんといった重大な病気を引き起こすリスクがあるため、アスベスト含有建材が使われている建物の解体やリフォームには細心の注意が必要です。

この記事では、兵庫県でのアスベストによる健康被害の実態や、具体的な対策について詳しく解説します。兵庫県で建物の解体やリフォームを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

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アスベストとは? 基本情報を解説

アスベスト(石綿)は、天然の鉱物繊維で、かつては建築材料や工業製品に広く使用されていました。耐熱性や耐薬品性、断熱性、絶縁性などに優れており、価格も安価でした。そのため、1960年代から1980年代にかけて多くの建物で使用されていました。しかし、アスベストは吸い込むことで健康被害を引き起こすことが明らかになり、日本では2006年に全面的に製造・使用が禁止されました。

1. アスベストの特徴

アスベストには以下のような特徴があります。これらの特性により、建築資材や工業製品に広く使用されてきました。

  • 耐火性 – 高温に強く、燃えにくい性質
  • 断熱性 – 熱を通しにくいため、保温・断熱材として活用
  • 耐薬品性 – 酸やアルカリなどの化学薬品に強い
  • 絶縁性 – 電気を通しにくく、絶縁材として使用
  • 耐摩耗性 – 摩擦や劣化に強く、強度がある
  • 柔軟性 – 繊維状であるため、さまざまな形に加工しやすい

2. アスベストの種類

アスベストには6種類が存在しますが、特に以下の3種類が日本で広く使用されていました。

アスベストの種類特徴使用例
クリソタイル(白石綿)最も一般的に使用され、柔軟性が高く加工しやすい建材(スレート、ボードなど)、パッキング材、ブレーキ材など
アモサイト(茶石綿)耐熱性や耐薬品性に優れるが、発がん性が高い建築用断熱材、保温材、防音材など
クロシドライト(青石綿)繊維が細く、非常に高い耐火性を持つが、毒性も高い保温材、スプレー材など

アスベストが原因で起こる健康被害とは?中皮腫・肺がん・石綿肺の症状を解説

アスベストは、繊維状の物質で非常に細かいため、吸い込むことで肺に蓄積され、さまざまな健康被害を引き起こします。具体的な疾患としては、次のようなものがあります。

兵庫でアスベストが原因の健康被害

1. 中皮腫

  • 胸膜や腹膜に発生するがんで、アスベスト吸引が原因とされています。
  • 発症までに20年~50年という長い潜伏期間があるため、すぐに症状が現れません。
  • 治療が難しく、診断された段階では進行しているケースが多いです。

2. 肺がん

  • アスベストを長期間吸引することで、肺がんを引き起こすリスクが高くなります。
  • 喫煙習慣がある場合、肺がんのリスクがさらに増加します。

3. 石綿肺

  • アスベストの繊維が肺に蓄積して、肺が線維化(硬くなる)する病気です。
  • 呼吸困難や咳などの症状が現れ、重症化すると肺が機能しなくなります。

兵庫県でのアスベスト被害事例

兵庫県内でも、解体工事やリフォーム時にアスベストが見つかるケースが増えています。
以下は実際に報告されている事例です。

事例1:神戸市での住宅解体時にアスベストが発見されたケース

  • 1975年に建築された木造住宅のスレート屋根からアスベスト含有建材が見つかる
  • 事前調査を行わずに解体工事を始めたため、飛散防止措置が不十分だった
  • 住民からの苦情により、工事が中断

事例2:兵庫県内のマンション外壁補修工事でのアスベスト被害

  • 1980年代に建築されたマンションの外壁材にアスベストが含まれていた
  • 工事中にアスベストが飛散し、周辺住民が健康被害を訴える

アスベストによる健康被害を防ぐ5つの対策|解体工事前の事前調査が重要!

アスベストは吸引すると肺や胸膜に蓄積し、中皮腫肺がんなどの深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。特に建物の解体や改修工事の際にアスベストが飛散すると、作業員や周辺住民に健康被害が発生するリスクが高まります。アスベストによる健康被害を防ぐためには、事前調査飛散防止措置を徹底し、適切な方法で解体・除去を行うことが重要です。最後に、アスベストによる健康リスクを減らすための具体的な対策を詳しく解説します。

兵庫のアスベストの健康被害を防ぐ対策

1. 事前調査を徹底する

アスベストによる健康被害を防ぐために、解体工事や改修工事を実施する前に必ず事前調査を行う必要があります。

事前調査の重要性

  • 事前調査を行わずに工事を開始すると、アスベストが飛散し、作業員や住民に健康被害を与えるリスクがある
  • アスベストが含まれているかどうかを把握することで、適切な対策を講じることができる
  • アスベストが含まれている場合、特別管理産業廃棄物として厳格に管理・処理する必要がある

事前調査で確認すべきポイント

  • 建物の建築年(1980年以前に建てられた建物は要注意)
  • 使用されている建材の種類(屋根材、壁材、断熱材など)
  • アスベストの含有量(法定基準0.1%を超える場合、適切な除去処理が必要)

事前調査の流れ

  1. 建築図面や設計図面を確認
  2. サンプルを採取して成分分析
  3. アスベスト含有が確認された場合は、「特定粉じん作業」として届け出

2. アスベスト含有建材を確認した場合の対応策

アスベストが含まれていると判明した場合は、以下のような対策が必要です。

専門業者に依頼する

  • アスベスト除去には「石綿作業主任者」などの資格が必要
  • 専門業者に依頼して適切な手順で除去作業を行う
  • 自己判断や一般業者による解体は法律違反となる可能性がある

作業員への安全対策

  • 作業員には以下のような保護具を着用させる必要がある
    • 防護服(不織布製で繊維が侵入しないタイプ)
    • 防塵マスク(国家検定規格「DS2」以上)
    • ゴーグル・手袋・安全靴

作業区域の養生

  • 作業区域をシート防護カバーで覆い、粉じんが飛散しないようにする
  • 負圧除じん装置(HEPAフィルター付き)を使用し、飛散防止措置を講じる
  • 作業終了後に養生を取り外す際にも粉じんが舞わないように注意

3. アスベスト除去工事の安全対策

アスベストの除去工事を行う際には、作業中の安全対策を徹底する必要があります。

作業手順のポイント

  1. 湿潤化処理を行い、粉じんが飛散しないようにする
  2. 作業区域を隔離し、作業員以外が立ち入らないようにする
  3. 負圧除じん装置を使用して作業区域内の空気を浄化する
  4. 作業後の清掃時にもHEPAフィルターを通じて粉じんを完全に除去

4. アスベスト除去後の飛散防止措置

アスベスト除去後に行うこと

  • 作業後に空気中のアスベスト濃度を測定
  • 濃度が基準値以下であることを確認してから作業区域を開放
  • 作業で使用した保護具・工具は適切に洗浄・処分
  • アスベスト含有廃棄物は「特別管理産業廃棄物」として処理

5. アスベスト除去に関する法律・規制を遵守

アスベストに関しては、以下のような法律や規制が定められています。

法律・規制名内容
石綿障害予防規則アスベストの取り扱いに関する作業手順や作業員の保護規定を定める
労働安全衛生法アスベストを扱う作業員への健康診断や安全管理義務を定める
大気汚染防止法アスベストの飛散を防止するための措置を定める
廃棄物処理法アスベスト含有廃棄物の適切な処理方法を定める

これらの法律に違反すると、罰則や営業停止処分などの厳しい措置が取られる可能性があります。

兵庫県のアスベスト関連の補助金制度

兵庫県では、アスベスト除去に関する補助金や助成金が用意されています。

補助内容条件
アスベスト調査補助金1980年以前に建築された建物
アスベスト除去補助金専門業者に依頼して除去を行う場合
健康診断費用助成アスベスト除去作業員や住民への健康診断費用

よくある質問(FAQ)

Q:アスベスト除去の費用相場はどれくらいですか?

A:アスベストの種類や建材の量、解体方法によって異なります。

アスベスト事前調査5万円~20万円程度
アスベスト吹付材の除去:1㎡あたり2万円~5万円程度
石綿スレートの除去:1㎡あたり1万円~3万円程度
アスベスト含有外壁材の除去:1㎡あたり1万円~2万円程度
養生費用10万円~30万円程度

規模が大きい工事や、飛散リスクが高い場合は追加費用が発生するケースがあります。

Q:アスベスト含有建材が見つかった場合、すぐに除去しなければいけませんか?

A:必ずしもすぐに除去する必要はありませんが、状況に応じて対応が必要です。

すでに劣化が進んでいたり、建材が破損している場合
 →アスベストが飛散する可能性があるため早急な対応が必要です。
建物を解体する予定がある場合や、リフォームを行う場合
 →工事前に必ず除去しておく必要があります。
状態が安定していて飛散リスクが低い場合
 →「封じ込め(囲い込み)」や「固化処理」によって対応できるケースもあります。

まとめ|兵庫県でアスベスト調査・除去・解体工事を検討しているならACTIVEへ!

この記事では、兵庫でアスベストは健康被害を引き起こすリスクと対応策を解説しました。アスベストが含まれる建物の解体工事には、正しい知識と確実な対策が欠かせません。「とりあえず解体を始めよう」と自己判断するのは危険で、アスベストが飛散してしまうと周辺住民や作業員の健康被害につながる可能性があります。事前調査や適切な除去作業を行うことで、安全に解体工事を進めることができます。兵庫県ではアスベストに関する補助金制度も整備されています。姫路・加古川・明石・神戸で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!

ACTIVE(アクティブ)では、兵庫県全域でお客様にピッタリの解体工事を提案しています。姫路市・加古川市・明石市・神戸市で、解体工事・アスベスト調査ACTIVE(アクティブ)にお任せください!!

アスベスト調査については、こちらのページで詳細をご覧ください。

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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