こんにちは！岡山・倉敷の解体工事業者ACTIVE（アクティブ）のブログ担当です。
最近、解体工事やリフォームを検討している方々の中で「アスベスト調査」に関心を持つ方が増えています。
アスベストは、かつて建材として広く使われていましたが、現在ではその健康リスクが問題視されています。
この記事では、アスベストの基本情報から調査が必要な理由、調査の種類や費用、さらにアスベストが含まれていた場合の対応策まで、詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、アスベスト調査の重要性や具体的な調査の流れを理解し、解体工事やリフォームにおけるリスク管理ができるようになります。
特に、解体工事を予定している方や、古い建物に住んでいる方は、ぜひ最後までお読みください！
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アスベストとは？
アスベストは、天然に存在する鉱物繊維の一種で、非常に細かい繊維状の形状をしています。耐熱性や耐久性が高いため、過去には建材や工業製品に広く使用されていました。しかし、アスベストの微細な繊維が飛散して空気中に漂い、それを吸い込むことで健康被害を引き起こすことが明らかになり、現在ではアスベストの使用が法律で厳しく規制されています。
アスベストによる健康リスク
アスベストを吸い込むと、肺の内部に蓄積され、長期的には肺がんや中皮腫などの深刻な病気を引き起こすリスクがあります。特に解体工事やリフォーム作業中にアスベストが飛散することが多いため、建物内にアスベストが含まれているかどうかを事前に調査することが非常に重要です。
アスベスト調査が必要な理由
解体や改修工事を行う際には、アスベストが含まれている建物であれば、法律に基づいて適切に処理しなければなりません。アスベスト調査を行う理由は以下の通りです。
法律に基づいた対応が必要
日本では、石綿障害予防規則（石綿則）によって、アスベストを含む建物の解体や改修工事を行う際には、アスベスト調査が義務付けられています。これを怠ると、法的な罰則が科されるだけでなく、工事関係者や周囲の住民に健康被害をもたらすリスクが生じます。
健康被害を防ぐ
アスベストの微細な繊維は、目に見えないため知らずに吸い込む危険があります。調査を行わないまま工事を進めると、作業員だけでなく周辺住民にも健康リスクを与える可能性が高く、調査を行うことでそのリスクを事前に防ぐことができます。
アスベスト調査の種類と方法
アスベスト調査には大きく分けて予備調査と本調査の2種類があります。それぞれの方法について解説します。
予備調査
予備調査では、建物の設計図や建設時期、使用されている建材を確認して、アスベストが使用されている可能性があるかを判断します。これによって、アスベストが含まれているかどうかの初歩的な情報を得ることができ、次の本調査に進むかどうかを決める指針となります。
本調査
本調査では、建物の内部や外部から実際にサンプルを採取して、アスベストの含有量を分析します。専門的な機材と技術を持った業者が行い、特定の箇所から採取した建材や空気中のサンプルを分析機関に送って、アスベストが含まれているかを判定します。
アスベスト調査の費用
アスベスト調査の費用は、調査の規模や建物の大きさ、サンプルの数によって異なります。一般的に、予備調査は数万円程度で、本調査は10万円から30万円程度が相場となっています。
費用に影響する要因
| 建物の規模 | 建物が大きくなるほど、サンプル採取の数が増えるため、費用も高くなります。 |
| 調査範囲 | 建物全体の調査が必要か、部分的な調査で済むかによって費用が変わります。 |
| 専門機関の利用 | 分析機関に依頼する場合、その費用も調査全体のコストに含まれます。 |
助成金制度の利用
自治体によっては、アスベスト調査や除去にかかる費用を一部助成する制度があります。費用を抑えるためにも、事前に各自治体の助成制度を確認することが重要です。
アスベストが含有していた場合の対応策
もし、調査の結果アスベストが含まれていることが判明した場合は、適切な除去作業が必要です。
アスベスト除去の方法
アスベストを含む建材を取り除く際には、専門の除去業者に依頼することが必須です。作業には飛散防止対策や作業員の安全確保が求められるため、しっかりとした技術と経験が必要です。
安全対策
作業中は、アスベストが飛散しないように、養生シートや密閉空間を設けて除去作業を行います。また、作業員は防護服やマスクを着用し、直接アスベストに触れることのないよう細心の注意を払います。
アスベスト調査が必要なタイミング
アスベスト調査は、建物の解体や大規模な改修工事を行う前に実施する必要があります。特に築30年以上の建物や、1980年代以前に建設された建物には、アスベストが使用されている可能性が高いため、早めの調査が推奨されます。
信頼できるアスベスト調査会社の選び方
信頼できる調査会社を選ぶ際には、いくつかのポイントをチェックすることが重要です。
資格と実績
アスベスト調査には、専門的な知識と技術が求められます。調査会社が必要な資格を持っているか、過去の実績があるかを確認しましょう。
透明な料金体系
料金が明確で、後から追加費用が発生しないような契約を交わすことが大切です。また、見積もりを複数社から取ることで、適正な価格を見極めることができます。
まとめ
この記事では、アスベスト調査の重要性や具体的な手順、費用、そして信頼できる調査会社の選び方について詳しく解説しました。
アスベストは見えないリスクを持つため、しっかりとした調査と対応が必要です。
特に解体工事やリフォームを考えている方は、事前にアスベスト調査を行うことで、健康リスクや法的なトラブルを防ぐことができます。
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。
