アスベストが使用されている可能性がある建材の種類について詳しく解説します。
島根・松江・出雲・益田のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
古い住宅や建物の解体工事を検討する際に、「アスベストが使われているかどうか」はとても気になるポイントですよね。特に1975年以前に建築された建物には、アスベストが使用されている可能性が高く、取り扱いには細心の注意が必要です。
この記事では、アスベストが使用されている可能性がある建材の種類や、アスベスト含有建材を安全に撤去するためのポイントを詳しくご紹介します。さらに、撤去費用の相場ついても解説しています。これから解体工事を検討している方や、アスベストに関して不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
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アスベスト含有建材の種類と特徴を詳しく解説
アスベストは、その耐熱性・耐久性・絶縁性の高さから、かつて多くの建材に使用されていました。特に1960年代から1970年代に建てられた建物では、アスベスト含有建材が使用されている可能性があります。アスベストが含まれている可能性がある建材は以下の通りです。

1. 吹き付け材
吹き付け材は、アスベストを細かい粉状にして壁や天井に直接吹き付けることで施工されていた建材です。
- 建物の天井・柱・壁に使用
- 主に鉄骨構造の建物や工場などで使用されていた
- 劣化すると粉塵となって飛散しやすいため、撤去作業は慎重に行う必要がある
- 1975年以前に建築された建物では、吹き付け材にアスベストが含まれている可能性がある
2. 石綿スレート(波形スレート)
石綿スレートは、セメントにアスベストを混ぜて成形された建材です。
- 屋根材や外壁材に使用
- 耐久性・耐火性・防水性に優れている
- 割れたり、劣化したりするとアスベストが飛散する可能性がある
- 特に工場や倉庫、農業用の建物で多く使用されていた
3. 石綿セメント板(ケイカル板)
石綿セメント板は、アスベストをセメントと混合して作られた板状の建材です。
- 天井・壁・間仕切りに使用
- 施工が容易で加工しやすいため、住宅やビルで広く使用
- 表面からはアスベストの有無が判別しにくい
- 劣化や破損によりアスベストが飛散する可能性がある
4. ビニール床タイル・クッションフロア
ビニール床タイルやクッションフロアには、接着剤にアスベストが含まれていることがあります。
- 1970年代から1980年代に広く使用
- 劣化や剥がし作業時にアスベスト粉塵が発生するリスクがある
- 特に接着剤部分が剥がれる際に飛散しやすい
- 住宅や商業施設の床材に使用
5. 石綿入り断熱材
アスベストを使用した断熱材は、主にボイラーや配管の周辺に使用されていました。
- 配管・ボイラー・ダクトに巻き付けて使用
- 耐熱性・断熱性に優れている
- 劣化により剥がれた断熱材から粉塵が発生しやすい
- 解体時に取り扱いが難しいため、専門業者による処理が必須
6. 防火被覆材
防火被覆材は、火災時の延焼を防ぐために建物の柱や梁に使用されていた建材です。
- 鉄骨構造の建物や工場などで使用
- 劣化によって飛散しやすい
- 施工や解体時には防護対策が必要
- 作業時には防塵マスクや専用の作業着を使用
7. モルタル・パテ
モルタルやパテにアスベストが含まれていることがあります。
- 目地や壁の仕上げ材に使用
- 劣化すると亀裂が入り、そこからアスベストが飛散する可能性がある
- 1970年代以前の建物では、アスベスト含有の可能性が高い
8. 屋根材(コロニアル・スレート)
アスベストが含まれている屋根材には、特にスレート(波形スレート)が多く含まれています。
- 住宅や倉庫の屋根に使用
- 一見すると通常のスレートと見分けがつきにくい
- 破損時に粉塵が発生するリスクがある
9. 塗料やコーティング材
塗料やコーティング材にアスベストが含まれていることがあります。
- 耐火性・防音性を強化する目的で使用
- 1970年代以前の塗料に多く含まれていた
- 剥がれた塗料やコーティング材からアスベストが飛散する可能性がある
10. 排水管・煙突
アスベストを含むセメント製の排水管や煙突が使用されていることがあります。
- 1970年代以前の建物で特に多く使用
- 取り扱い時に粉塵が発生するリスクがある
- 破損時に専門的な処理が必要
アスベスト含有建材の見分け方
建材がアスベスト含有かどうかを見分けるには、以下の方法があります。
1. 建築年を確認する
1975年以前に建築された建物にはアスベスト含有建材が使用されている可能性が高いです。
2. 建築図面や仕様書を確認する
建築時にアスベストを使用しているかどうかは、設計図や仕様書から確認できます。
3. 専門家による調査を依頼する
目視での判断は難しいため、アスベスト含有調査を行うことが推奨されます。
アスベスト含有建材を扱う際の注意点
- 解体前に必ずアスベスト含有の有無を確認
- 飛散防止のために防塵マスクや保護具を着用
- 撤去作業は必ず有資格者が行う
- 解体後の廃棄物は自治体の指示に従い適切に処分
アスベスト使用の可能性がある建材を撤去する場合の費用相場
撤去作業には、特殊な技術や専門資格が必要なため、通常の解体作業に比べて費用が高額になる傾向があります。さらに、アスベストの飛散を防止するための防塵処理や廃棄物の処理費用も発生します。最後に、アスベストを含む可能性がある建材の撤去費用の相場や、コストに影響を与える要因を詳しく解説します。
1. アスベスト除去費用の全体的な相場
アスベスト含有建材の撤去にかかる費用は、建材の種類や面積、現場環境によって異なります。
以下は一般的な相場の目安です。
建材の種類 | 費用相場(㎡あたり) | 説明 |
吹き付け材 | 10,000円~15,000円 | 飛散リスクが高く、養生や除去作業に手間がかかるため費用が高め |
石綿スレート(波形スレート) | 3,000円~5,000円 | 屋根や外壁に使用されている場合が多く、取り外し作業が比較的容易 |
石綿セメント板(ケイカル板) | 5,000円~8,000円 | 破損すると飛散しやすいため、慎重な取り扱いが必要 |
ビニール床タイル・クッションフロア | 4,000円~7,000円 | 接着剤にアスベストが含まれているため、剥がし作業に手間がかかる |
断熱材(ボイラー・配管周り) | 6,000円~10,000円 | 耐火性が高いため、撤去作業が難しい |
防火被覆材 | 8,000円~12,000円 | 粉塵が発生しやすく、飛散防止対策に費用がかかる |
排水管・煙突 | 7,000円~10,000円 | 特殊な加工が必要で取り外しが難しい場合がある |
2. アスベスト撤去費用に影響する要因
アスベスト撤去費用は、以下の要素によって大きく変動します。
建物の構造 → 木造・鉄骨造・RC造で費用が異なる
解体の難易度 → 高所作業や地下作業ではコストが増加
現場環境 → 密閉作業や負圧環境の有無
養生費用 → 養生の規模や材質
廃棄物処理費用 → 特別管理産業廃棄物処理が必要
よくある質問(FAQ)
A:専門業者に依頼して「アスベスト含有検査」を行うことが必要です。
・サンプルを採取し、専門機関で成分を分析
・目視だけでは判断が難しいため、成分分析が推奨される
・調査費用は10万円〜30万円が相場
A:特別管理産業廃棄物として適切に処理する必要があります。
・アスベストを含む廃棄物は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に依頼
・「特別管理産業廃棄物管理票(マニフェスト)」の発行が必要
・不法投棄は罰則の対象となるため、適切な処理が必要
まとめ|島根の解体工事・アスベスト撤去ならACTIVEへ
アスベストが使用されている可能性のある建材は多岐にわたり、特に1975年以前に建てられた建物では注意が必要です。吹き付け材やスレート、断熱材など、アスベストが含まれている建材を正しく見極めることで、健康被害やトラブルを防ぐことができます。アスベスト含有建材の撤去や処理には専門的な知識と技術が必要なため、必ず資格を持った業者に依頼しましょう。アスベスト含有建材の調査や撤去をご希望の方は、ACTIVE(アクティブ)までお気軽にお問い合わせください。無料相談を承っております!
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