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擁壁の撤去費用相場と見積もりで失敗しないチェックリスト

  • 2025.10.06
    • その他

こんにちは!岡山・倉敷・福山・鳥取・広島の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。

傾斜地や段差のある土地に建つ建物を検討している、あるいはご所有の土地に古い擁壁があり建て替えや土地活用を考えている方は、「擁壁 撤去」というキーワードで検索し、このページにたどり着いたのではないでしょうか。

高い費用がかかるのか、手続きは難しいのか、そもそも擁壁とは何なのか、多くの疑問や不安を抱えていることと思います。

この記事では、擁壁撤去に関する費用相場、具体的な手順、そして工事をスムーズに進めるための注意点を、解体工事のプロであるACTIVE(アクティブ)が徹底的に解説します。

この記事を読めば、擁壁撤去の全体像を把握でき、撤去が必要な擁壁の状態や、費用を抑えるための方法、信頼できる解体業者の選び方まで、擁壁撤去に関するすべての疑問が解決します。

特に、老朽化した擁壁の崩壊リスクに不安を感じている方、建て替えを検討中で擁壁撤去の費用や流れを知りたい方、土地の有効活用を目指している方はぜひ最後まで読んでみてください!

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アクティブは岡山で圧倒的な実績と経験を誇る解体業者です。
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擁壁撤去とは?その定義と解体の必要性

擁壁撤去を考える際、まず「擁壁とは何か」を正しく理解することが重要です。擁壁とは、ACTIVE(アクティブ)が解体工事を行う岡山・倉敷・福山・鳥取・広島などの傾斜地や高低差のある土地で、土砂の崩壊を防ぎ、土地の安定を保つために設置される構造物です。具体的には、コンクリート、石材、ブロックなどを積み上げて作られ、上側の土地(上載地)の土の圧力を受け止め、下側の土地への土砂の流出を防ぐ役割を果たしています。この擁壁を取り壊し、撤去する工事が擁壁撤去です。

擁壁は一度作られると長期間にわたってその役割を果たしますが、永遠に安全というわけではありません。特に、耐用年数を過ぎた古い擁壁や、ひび割れ、変形などの損傷が見られる擁壁は、地震や豪雨などの自然災害時に崩壊するリスクが高まります。実際に、解体工事を長年行っている私の経験上、古い擁壁は見た目以上に劣化が進んでいるケースが非常に多いです。万が一、擁壁が崩壊して隣地や公道に被害が出た場合、土地の所有者として賠償責任を負う可能性もあるため、擁壁撤去は安全性の確保と資産価値の維持のために非常に重要な工事となります。

擁壁撤去を検討すべき具体的なケース

お客様が擁壁撤去を考えるきっかけはさまざまですが、主に以下の三つの具体的なケースが挙げられます。

老朽化による安全性の低下が見られる擁壁

擁壁は時間の経過とともに劣化が進みます。特に、設置から30年から50年以上経過した古い擁壁は、耐久性が低下している可能性が高いです。ACTIVE(アクティブ)が岡山県内などで調査を行う際にも、以下のような危険なサインが見受けられた場合は、撤去と再構築を強く推奨しています。

  • ひび割れや亀裂が目立つ: 表面的なものだけでなく、構造内部まで達している深いひび割れは、擁壁の強度が落ちている証拠です。
  • 変形・傾斜が見られる: 擁壁が前に傾いていたり、横に膨らんでいたりする場合、背面の土圧に耐えきれなくなっている危険な状態です。
  • 水抜き穴からの排水がない: 本来、擁壁の背後の水圧を逃がすための水抜き穴が詰まっている、または設置されていない場合、内部に水がたまり土圧が異常に高くなっている可能性があります。
  • 表面の剥がれや鉄筋の露出: コンクリートの劣化により表面が剥がれ落ち、内部の鉄筋が露出している場合は、擁壁の構造体が錆びて脆くなっているサインです。

これらのサインは、擁壁の崩壊リスクを示しており、安全性の観点から擁壁撤去を検討すべき最重要ポイントです。

建築基準法や自治体の条例に適合しない擁壁

新しく家を建て替える際や、土地を売却する際に問題となるのが、既存の擁壁が現行の法規制に適合しているかどうかです。特に、古い時代に造られた擁壁の中には、現在の建築基準法や宅地造成等規制法の基準を満たしていないもの(既存不適格擁壁)が多く存在します。

  • 検査済証がない: 昔の擁壁には、建築確認申請や完了検査を受けていないケースがあり、検査済証がない場合、再建築の許可が下りない可能性があります。
  • 基準高さを満たしていない: 擁壁の高さが一定以上の場合(一般的に2メートル超)、特定の強度基準や構造を満たす必要がありますが、古い擁壁はその基準に合致していないことが多いです。

法令不適合な擁壁がある場合、建て替えを行う際には撤去して現行法に適合した新しい擁壁に再構築することが求められます。

土地の有効活用や形状変更を目的とする場合

擁壁撤去は、安全確保だけでなく、土地の価値向上や利用方法の最適化のためにも行われます。

  • 土地の形状変更: 高低差をなくし、より広く平坦な土地にしたい場合、擁壁を撤去して土を削ったり盛ったりする造成工事が必要になります。これにより、より大きな建物や駐車場を整備できるようになります。
  • 土地の売却: 法令不適合な擁壁や老朽化した擁壁は、買主にとって大きな懸念材料となり、土地の売却を困難にしたり、価格を下げる要因になります。擁壁を撤去・再構築することで、土地の担保評価や市場価値を向上させることができます。

私のお客様の中にも、「古い擁壁のせいで車庫入れがしづらい」「もっと広い庭にしたい」といった具体的な要望から擁壁撤去を決断される方が多くいらっしゃいます。

擁壁撤去の気になる費用相場を種類別に解説

擁壁撤去にかかる費用は、擁壁の種類、大きさ(高さと長さ)、材質、そして現場の状況によって大きく変動します。ここでは、費用の一般的な相場と、特に費用が高くなりやすい要因について解説します。

擁壁の種類別に見る撤去費用の相場(1㎡あたり)

擁壁撤去の費用は、主に撤去面積(㎡)や体積(m³)を基に算出されます。以下の相場は目安であり、実際の費用は必ず現地調査に基づいた見積もりで確認してください。

擁壁の種類1㎡あたりの費用相場(目安)費用の特徴
コンクリートブロック積み擁壁約 5,000円 ~ 15,000円/㎡比較的安価。構造によっては手作業が多くなる。
鉄筋コンクリート(RC)造擁壁約 20,000円 ~ 50,000円/㎡費用が高額。強度が高く、専用重機や特殊工法が必要になることが多い。
石積み擁壁(間知石など)約 10,000円 ~ 30,000円/㎡手作業が多く、丁寧な解体が必要なため、ブロック擁壁より高くなる傾向がある。
  • ACTIVE(アクティブ)では、鉄筋コンクリート(RC)擁壁のように頑丈な擁壁の撤去実績も豊富にありますので、お気軽にご相談ください。

費用を左右するその他の主な要因

擁壁撤去の見積もりは、擁壁本体の解体費用だけでなく、周辺状況によって加算される費用も重要になります。

擁壁の高さと厚み

擁壁の高さがあるほど、作業の難易度が上がり、山留め工事(隣地の土が崩れないようにする仮設工事)が必要になる可能性が高くなります。また、擁壁の厚みが増せば、解体するコンクリートや石材の量が増えるため、処分費も高くなります。

現場の立地条件と重機搬入の可否

現場の立地は費用に大きく影響します。例えば、擁壁に重機が直接アクセスできず、手作業で解体せざるを得ない場合や、狭い道路に面しており、大型トラックや重機の搬入・作業が困難な場合は、人件費や重機回送費が割高になります。私の過去の事例では、斜面にある擁壁撤去で、クレーンを使って重機を吊り上げて作業する必要があり、費用が相場よりも高くなったことがあります。

発生する廃材の量と処分費

擁壁を撤去すると、大量のコンクリートガラ(廃材)が発生します。これらの廃材の処分費は、擁壁撤去費用の大きな割合を占めます。擁壁の材質(RC造は重く、処分費が高い傾向)と量によって費用が決まります。

撤去後の山留め・土留め工事の必要性

擁壁を撤去すると、背後の土がむき出しになり、そのままでは土砂崩れの危険があります。そのため、多くの場合、撤去と同時に新しい擁壁の再構築や、一時的な山留め・土留め工事が必要となり、その費用も考慮する必要があります。

擁壁撤去のメリットとデメリットを徹底比較

擁壁撤去は、費用の大きさから決断に迷う方も少なくありません。ここでは、擁壁撤去を行うことで得られるメリットと、避けられないデメリットを具体的に比較します。

擁壁撤去の4つの大きなメリット

1.土地の安全性を劇的に向上させる

老朽化してひび割れや変形が見られる擁壁は、地震や大雨で崩壊するリスクを常に抱えています。擁壁撤去を行い、現行法に適した新しい擁壁に再構築することで、土砂災害のリスクを根本から解消し、ご家族や近隣住民の安全を確保できます。特に、過去の災害で擁壁の崩壊による被害が多く発生している地域では、安全性の確保は土地所有者の重要な責務です。

2.土地の利用範囲を広げ資産価値を高める

古い擁壁を撤去し、敷地を平坦に整地したり、新しい擁壁をより効率的な構造で作り直したりすることで、土地の有効活用が可能になります。例えば、擁壁のあった場所に駐車場を拡張したり、理想の庭を造ったりすることができます。また、法令不適合な擁壁が原因で建築ができなかった土地でも、撤去・再構築により、再建築が可能となり、結果として土地の市場価値を大きく向上させることができます。

3.再建築時の制約を解消し設計の自由度を高める

既存の擁壁が法令不適合である場合、建て替えの際に擁壁の位置や高さ、形状などが建築上の制約となり、思い通りの設計ができないことがあります。擁壁撤去をすれば、新しい建物の配置や基礎工事の計画が立てやすくなり、設計の自由度が大幅に高まります。理想のマイホームを実現するための第一歩と言えるでしょう。

4.将来的なメンテナンスや修繕費の心配を解消する

擁壁は定期的なメンテナンスや、劣化が進んだ場合の修繕が必要です。特に大規模な修繕工事は高額な費用がかかります。古い擁壁を撤去して新しくすることで、向こう数十年にわたるメンテナンス費用の心配がなくなり、安心して土地を所有し続けることができます。

擁壁撤去の3つのデメリット

1.初期の費用と工期が大きくなる

擁壁撤去は、一般的な家屋解体とは異なり、重機による解体作業に加え、大量の廃材処分、そして山留め・再構築工事が必要になるため、工事費用が高額になる傾向があります。さらに、擁壁の規模や天候にもよりますが、工期も数週間から数ヶ月と長くなることが多いため、資金計画とスケジュール管理が重要になります。

2.近隣住民への配慮が必要となる

擁壁撤去は、コンクリートなどを破砕するため、騒音や振動が避けられません。特に住宅密集地での工事は、近隣住民の方々にご迷惑をおかけする度合いが高くなります。ACTIVE(アクティブ)では、事前に丁寧なご挨拶と工事内容の説明を行いますが、近隣トラブルが発生するリスクはデメリットとして認識しておく必要があります。

3.一時的に敷地の地盤が不安定になるリスクがある

擁壁を撤去した直後は、背後の土がむき出しになり、土砂崩れに対して一時的に無防備な状態になります。このため、撤去と土留め工事・再構築工事を同時に、かつ慎重に進める必要があります。経験の浅い業者に依頼すると、地盤の安定性に関するリスク管理が不十分になる可能性があるため、信頼できる業者選びが不可欠です。

擁壁撤去の基本的な手順と工事の流れ

擁壁撤去は、安全性を確保するために非常に慎重な計画と手順が求められる工事です。ACTIVE(アクティブ)が岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で実施する際の一般的な工事の流れを解説します。

ステップ作業内容留意点
ステップ1事前調査と見積もり擁壁の材質、高さ、長さ、劣化状況、立地条件、法令適合性などをプロが徹底的に調査します。この段階で正確な費用と工期を算出します。
ステップ2法的手続きと近隣挨拶高さ2mを超える擁壁の解体・再構築には建築確認申請が必要な場合があります。また、騒音・振動への配慮として、工事前に近隣住民への丁寧な挨拶と説明を行います。
ステップ3仮設工事と安全対策敷地周囲に仮囲いや防音シートを設置し、工事車両や重機の搬入経路を確保します。特に重要なのが、隣地への土砂崩れを防ぐための山留め・土留めの準備です。
ステップ4擁壁本体の解体擁壁の種類や構造に応じた重機や工法を用いて、擁壁を上部から少しずつ破砕していきます。特に背後の土砂が流れ出ないよう、細心の注意を払って作業します。
ステップ5廃材の搬出と処分解体して発生した大量のコンクリートガラや石材などの廃材を、分別し、産業廃棄物として適正な処分場へ搬出します。
ステップ6整地・再構築工事擁壁撤去後、土地を平らに整え(整地)、必要に応じて新しい擁壁を築造する再構築工事や土留め工事を行います。
ステップ7完了検査再構築を行った場合は、自治体による完了検査を受け、検査済証を取得してすべての工事が完了します。

擁壁の解体方法(工法)の種類と特徴

擁壁は非常に頑丈な構造物であるため、その材質や周辺環境に応じて最適な解体方法(工法)が選ばれます。適切な工法の選択は、工事の安全性と費用に直結します。

1.重機による破砕工法(一般的な解体)

最も一般的で効率的な擁壁撤去の工法です。油圧ショベルなどの重機に、ブレーカー(破砕用のアタッチメント)を取り付け、擁壁を上部から順に破砕していきます。

  • 適している擁壁: コンクリートブロック擁壁、比較的厚みが少ないRC造擁壁。
  • 特徴: 工期が短く、コストも比較的抑えられます。ただし、騒音と振動が大きくなるため、住宅密集地では特に防音対策が必須です。

2.ワイヤーソーイング工法・ウォールソーイング工法

擁壁の一部だけを切断・撤去したい場合や、騒音・振動を極力抑えたい場合に用いられる特殊工法です。

  • ワイヤーソーイング: ダイヤモンドを埋め込んだワイヤーを擁壁に巻き付け、高速で回転させて切断する工法です。分厚いRC擁壁の切断に非常に有効です。
  • ウォールソーイング: レールに沿って回転するダイヤモンドブレードで、壁面を正確に切断する工法です。
  • 適している擁壁: RC造擁壁、L型擁壁、隣地境界線ギリギリの擁壁。
  • 特徴: 騒音・振動が抑えられ、正確な切断が可能です。ただし、特殊な機材と技術が必要なため、費用は割高になります。

3.圧砕工法・バースター工法

騒音振動を極めて嫌う現場や、重機が搬入できない狭小地で用いられる工法です。

  • 圧砕工法: 油圧の力でコンクリートを挟み込み、静かに破砕していく工法です。
  • バースター工法: 擁壁に穴を開け、その穴に特殊な装置を差し込み、油圧や薬液の力で静かに破砕していきます。
  • 適している擁壁: 狭小地、病院や学校の近隣など、低振動・低騒音が求められる現場。
  • 特徴: 安全性が高い反面、手間と時間がかかり、コストも高くなる傾向があります。

擁壁撤去で発生しやすいトラブルと防止策

擁壁撤去は、隣地との境界や地盤に影響を与えるため、他の解体工事に比べてトラブルが発生しやすい側面があります。

1.隣地の地盤沈下や土砂崩れに関するトラブル

擁壁を撤去する際、隣接する土地の土が流出したり、地盤沈下したりするリスクがあります。特に、擁壁が隣地の土留めを兼ねている場合に発生しやすく、トラブルに発展すると修繕費用の負担をめぐって大きな問題となります。

  • 防止策:
    • 山留め・土留め工事を擁壁撤去と同時並行で、計画的に実施すること。
    • 工事前に隣地境界線を明確にし、隣地の状況(建物の有無、高低差など)を専門家と隣人立ち合いのもとで確認しておくこと。

2.騒音・振動に関する近隣トラブル

先述した通り、擁壁の破砕には重機を使用するため、騒音や振動は避けられません。近隣住民の方々にとって、これらの騒音は大きなストレスとなります。

  • 防止策:
    • 工事前に担当者が全戸訪問し、工事期間、作業時間、内容を丁寧に説明し、理解を得ること。
    • 防音シートや防振対策を徹底し、作業時間を厳守すること。
    • 事前に工事連絡表を作成し、トラブルを未然に防いでいます。

3.費用に関するトラブル(追加費用の発生)

見積もり段階では想定されていなかった地中埋設物(古い擁壁の基礎など)や、土質の想定外の悪さなどにより、追加費用が発生することがあります。

  • 防止策:
    • 契約前に見積書の内訳を詳細に確認し、追加費用が発生する可能性のある項目(例:地中埋設物)について明確な取り決めをしておくこと。
    • 現地調査を徹底的に行い、擁壁の内部構造に関する情報をできる限り収集しておくこと。

擁壁撤去にかかる費用を抑えるためのポイント

擁壁撤去は高額な費用がかかるため、「少しでも安く」と考えるのは当然です。費用を抑えるための重要なポイントを3つご紹介します。

1.家屋解体と擁壁撤去を同時に依頼する

もし、家屋の解体と擁壁撤去を検討しているのであれば、同時に一括で同じ業者に依頼することを強くお勧めします。

  • メリット:
    • 重機回送費や仮設費用(養生シートなど)を二重で計上する必要がなくなります。
    • 廃材の運搬・処分も一元化できるため、スケールメリットが働き、トータルコストを削減できます。
    • 工期も短縮でき、効率的です。

2.複数の解体業者から相見積もりを取る

擁壁撤去の費用は、業者によって数万円から数十万円の差が出ることも珍しくありません。複数の解体業者から相見積もりを取ることで、適正価格を把握し、最も信頼できるかつコストパフォーマンスの良い業者を選ぶことができます。

  • 注意点: 単に価格が安いだけでなく、見積もりの内訳が明確か、実績や保険加入などの信頼性を総合的に判断しましょう。ACTIVE(アクティブ)でも、お客様が納得いくまで見積もりの内容を丁寧にご説明しています。

3.自治体の補助金・助成金制度を活用する

老朽化した擁壁の撤去・再構築に対して、自治体が補助金や助成金を交付している場合があります。これは、土砂災害を防ぐための防災対策の一環として行われるものです。

  • 確認事項:
    • 補助金の対象となる擁壁の条件(高さ、築年数、劣化状況など)は自治体によって異なります。
    • ACTIVE(アクティブ)が工事を行う岡山、倉敷、福山、鳥取、広島の各自治体でも制度がある場合がありますので、事前に窓口に確認するか、業者に情報提供を依頼しましょう。申請時期や予算に限りがあるため、早めの行動が大切です。

擁壁撤去を依頼する解体業者の選び方

擁壁撤去工事の成功は、依頼する解体業者の質と経験に大きく左右されます。特に擁壁は専門知識が必要な分野です。

1.擁壁撤去の実績と経験が豊富か

擁壁撤去は、通常の家屋解体とは異なる専門的な技術(山留め工事や特殊工法の知識)が必要です。

  • チェックポイント:
    • 擁壁撤去の施工事例が豊富に公開されているか。
    • RC造や石積みなど、複雑な擁壁の解体実績があるか。
    • 担当者が擁壁に関する法令(建築基準法、宅地造成等規制法)に精通しているか。

2.見積もりの内訳が明確で適正な価格か

適正価格であることはもちろん、費用の内訳が透明でなければなりません。

  • チェックポイント:
    • 解体費用、廃材処分費、重機回送費、諸経費などが細かく記載されているか。
    • 地中埋設物など、追加費用が発生しうる場合の説明が明確か。
    • 安すぎる場合は、不法投棄など手抜き工事のリスクがないか注意が必要です。

3.損害賠償保険に加入しているか

万が一、工事中に隣地の建物や設備に損害を与えてしまった場合、その賠償に対応できる保険に加入していることが必須です。

  • チェックポイント:
    • 建設業法に基づいた各種保険(損害賠償保険など)に加入しているかを確認しましょう。ACTIVE(アクティブ)は、万全の体制で工事に臨んでいます。

擁壁撤去後に土地を有効活用する方法

擁壁撤去は、土地の安全を確保するだけでなく、未来の土地活用の可能性を大きく広げます。

1.土地の形状を変えて理想の住宅を建てる

擁壁を撤去し、土を削る(切土)または土を盛る(盛土)ことで、土地の形状を自由に変更できます。これにより、高低差をなくし、より広い平坦な敷地を確保できるため、建物の配置や間取り、基礎工事2.駐車スペースや庭を拡張する

これまで擁壁があった場所を撤去することで、敷地境界線ぎりぎりまで有効活用できるようになります。

  • 駐車場拡張: 道路に面した擁壁を撤去し、高低差を解消することで、駐車スペースを広く確保したり、車の出し入れを容易にすることができます。
  • 広い庭の整備: 階段や擁壁で分断されていた土地が一体となり、ガーデニングやアウトドアリビングを楽しめる広い庭を整備できます。

3.売却時の付加価値を高める

擁壁撤去を行い、法令に適合した新しい擁壁を再構築することは、土地の付加価値を大きく高めます。買主にとって、擁壁の安全性に関する不安要素がなくなるため、売却がしやすくなり、適正な価格での取引が期待できます。

まとめ

本記事では、「擁壁 撤去」を検討されている方に向けて、その定義から費用相場、手順、トラブル防止策、そして費用を抑えるポイントまでを、解体工事業者の視点から詳細に解説しました。

擁壁撤去は、高額な費用と専門的な知識が必要な工事ですが、古い擁壁の崩壊リスクを解消し、土地の安全性と資産価値を向上させるために不可欠な投資です。

特に、老朽化によるひび割れや変形が見られる擁壁、あるいは法令不適合な擁壁をお持ちの場合は、早期に専門業者による診断を受けることを強くお勧めします。

岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!

ACTIVE(アクティブ)では、岡山・倉敷・福山・鳥取・広島でお客様にピッタリの解体工事を提案しています。

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お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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