倉敷で浄化槽を撤去せず放置することで起こるトラブルについて、プロの目線から分かりやすく解説します。
岡山・倉敷・総社・玉野・井原・赤磐のみなさん、こんにちは!
倉敷の解体業者ACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
最近、倉敷では「浄化槽を長年そのままにしているけど大丈夫?」「浄化槽を放置すると危険って聞いた…」という相談が急増しています。特に玉島・水島・中庄のように昭和築住宅が密集する地域では、地中に残った古い浄化槽が劣化し、陥没・悪臭・害虫の発生につながるケースが非常に多くなっています。
この記事では、倉敷で放置した浄化槽で起こるトラブル、増加している背景、浄化槽撤去の流れと費用、トラブルが出やすい物件の特徴まで、岡山エリアで日々現場を回るACTIVEが徹底的に解説します。岡山・倉敷で浄化槽撤去を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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倉敷で浄化槽放置が増えている理由とは?まず知っておきたい基礎知識
倉敷市では、浄化槽が放置されたままの住宅が年々増えています。その背景には、次のような地域特性があります。
昭和築住宅に多い“単独処理浄化槽”が寿命を迎えている
倉敷では昭和40〜60年代に大規模な宅地開発が進み、多くの住宅に単独処理浄化槽が設置されました。しかし、このタイプは耐用年数が約30〜40年。現在はすでに寿命を超えており、内部のひび割れ・空洞化が非常に進んでいます。外からは問題が見えにくく、気づいた時には危険な状態になっているケースが多い点が特徴です。
下水道切替で“未撤去の浄化槽”が大量に残ってしまった
倉敷市では下水道供用区域が広がり、多くの家庭で浄化槽を使用しなくなりました。
しかし、撤去工事には
- 掘削
- 汚泥吸引
- コンクリート破砕
などの工程が必要なため、後回しにされがち。
その結果、「浄化槽だけ地中に残ったまま」という家が大量に存在しています。特に、空き家・相続したまま放置・管理者不在の物件では劣化が非常に早く進行しやすい状況です。
倉敷で浄化槽を撤去しないと起こる5つの放置トラブル【実例つき】
ACTIVEにも、倉敷全域から「浄化槽が原因と思われるトラブル相談」が多く寄せられます。ここでは、実際に倉敷で起こった事例を交えながら、放置によって生じやすい問題を紹介します。
1|陥没・地盤沈下による転落事故
玉島の空き家で「庭の一角が突然沈んだ」という相談がありました。調査すると、浄化槽内部が完全に空洞化し、上部コンクリートが崩れ落ちて地表が陥没していました。倉敷は土質が柔らかい地域も多く、浄化槽の劣化 × 地盤の弱さが重なることで陥没事故のリスクが大幅に上がります。子どもや高齢者が転落する危険もあり、もっとも深刻なトラブルの一つです。
2|夏場の悪臭・腐敗臭の発生
倉敷の夏は特に気温・湿度が高く、放置された浄化槽内の汚泥が腐敗しやすい環境です。老松町・茶屋町のような住宅密集地では、「窓が開けられないほどの悪臭がする」という相談もあります。臭気は風向きによって近隣に広がるため、ご近所トラブルの原因にもなります。
3|蚊・ゴキブリ・ハエなど害虫の大量発生
中庄の現場では、浄化槽内部に雨水が溜まり、ボウフラが大量に発生していました。
浄化槽内は
- 暗い
- じめじめしている
- 雨水が入り込みやすい
と害虫が繁殖する理想的な環境。
ゴキブリ・ハエが増え、住居に侵入するケースも多く、放置の影響は想像以上に広範囲に及びます。
4|雑草・ツタの侵食による破損拡大
玉島・連島の空き家密集地では、浄化槽周りに生えた雑草やツタの根が浄化槽内部に侵入し、コンクリートを押し割るケースが多数あります。植物の根は時間をかけて強く広がるため、気づかないうちに破損が深刻化しているリスクが高いのが特徴です。
5|雨水の流入で劣化が加速する
水島の現場では、大雨後に浄化槽の蓋が陥没しているのが発見されました。
雨水が大量に流れ込むと、
- 鉄筋の腐食
- コンクリートの脆化
が一気に進みます。
劣化が進みすぎると通常の撤去作業より数倍手間がかかり、追加費用につながることも。
倉敷で特に注意すべき“浄化槽トラブルが起きやすい物件”の特徴
倉敷全域で浄化槽のトラブルが発生していますが、特に以下のような物件はリスクが高い傾向があります。
昭和40〜60年代築の古い住宅
この年代の浄化槽は完全に耐用年数を超えており、
- 内部の空洞化
- コンクリートのひび割れ
- 劣化による崩落
が非常に多いです。
中庄・老松町・玉島・水島など、昭和築住宅が多い地域は特に注意が必要です。
空き家になって10年以上が経過している住宅
管理されていない浄化槽は、内部の腐敗・雨水流入・害虫繁殖が急速に進みます。玉島・連島・水島など空き家が多い地域では、放置浄化槽の事故リスクが群を抜いて高いのが現状です。
地盤が柔らかい地域に建つ住宅
倉敷は場所によっては地盤が柔らかく、浄化槽が沈下しやすい土質があります。沈下が進むと地表に歪みや陥没が現れやすく、非常に危険です。
庭木や植栽が多い住宅
ケヤキ・竹など根の強い植物は、浄化槽のコンクリートを押し割るほど強力です。根が入り込むと浄化槽の構造が崩れやすいため、撤去時の手間も大幅に増えます。
狭小地や路地奥で重機が入りにくい住宅
老松町・茶屋町など、前面道路が狭い住宅街では重機が入れず、浄化槽撤去が後回しにされがち。結果として劣化が進み、撤去費用が増える原因にもなります。
浄化槽撤去の流れと費用相場【倉敷版】プロが分かりやすく解説
倉敷で浄化槽を撤去する際には、専門的な工程を順序よく進める必要があります。浄化槽は地中に埋設されているため、表面からは状態が分かりづらく、放置期間が長いほど劣化が進み作業が複雑になる傾向があります。次に、浄化槽撤去の一般的な流れと費用相場をわかりやすく解説します。
1.内部の水・汚泥の吸引
撤去作業は、まず浄化槽内部に残っている汚泥や水分をバキューム車で吸引するところから始まります。長期間放置された浄化槽では、汚泥が固着している場合が多く、吸引に時間がかかることがあります。また、腐敗臭が強い場合は周辺住宅への配慮が必要です。
2.上部コンクリートのカット・破砕
内部を空にした後、浄化槽上部のコンクリートを切断・破砕します。倉敷は住宅が密集している地域が多いため、振動や騒音を抑える工法を選ぶことが重要です。
3.浄化槽本体の掘削と撤去
続いて、浄化槽本体を地中から掘り起こし撤去します。合併処理浄化槽や大型タイプでは重量があるため、安全に吊り上げるためのスペース確保が必要になります。また、浄化槽が埋没していたり破損している場合は、通常よりも広範囲を掘削することがあります。
4.埋戻しと転圧(地盤の安定化)
浄化槽を撤去した後の空洞部分には土砂を戻し、転圧機を使って地盤を締め固めます。転圧が不十分だと後々沈下の原因となるため、この工程は非常に重要です。
倉敷の浄化槽撤去費用の相場(目安)
倉敷での浄化槽撤去費用は、浄化槽の種類や劣化状況で大きく異なります。
- 単独処理浄化槽:8万〜15万円(一般的な3〜5人槽サイズ)
- 合併処理浄化槽:15万〜30万円(5〜7人槽〜大型タイプまで)
大きさによって費用は変わりますが、倉敷では昭和築の単独処理槽が多いため、10万円前後が最も一般的な価格帯です。
追加費用が発生しやすいケース
以下の条件に該当すると、作業が複雑になり費用が上がりやすくなります。
- 浄化槽が地中で沈下・破損している
- 植栽や竹の根が浄化槽を押し割っている
- 土砂が流入して内部が埋まっている
- 狭い敷地で重機が入らず手作業が多くなる
- 軟弱地盤で深掘りが必要(中庄・連島エリアに多い)
事前調査で状況を確認することで、費用の変動を抑えることができます。
倉敷で浄化槽撤去を依頼するときの業者選びのポイント
浄化槽撤去は専門性が高いため、料金の安さだけで選ぶと後悔することがあります。倉敷で業者を選ぶ際は、次のポイントを必ずチェックしましょう。
- 1.浄化槽撤去の実績が豊富な業者かどうか
過去の施工写真・工程説明ができる業者は信頼性が高いです。浄化槽の種類・劣化状況ごとの対応力が問われます。
- 2.見積もりに必要作業がすべて含まれているか
見積もりに汚泥吸引・本体撤去・廃材処分・埋戻し・転圧が含まれているかを必ず確認しましょう。
- 3.現地調査が丁寧で、説明が具体的であるか
倉敷の地盤は地域によって特徴が違うため、地元特性を理解した説明ができる業者を選びましょう。
- 4.倉敷市の“浄化槽廃止届”の手続きに詳しい業者か
撤去後は、倉敷市上下水道局への浄化槽廃止届の提出が必要です。書類手続きを代行できる業者なら、工事後の手間が大幅に減ります。
よくある質問(FAQ)
A1:可能ですが、買主から「浄化槽は撤去してほしい」と求められることが多く、価格交渉の材料になる場合があります。売却前に撤去しておいた方がトラブルが少なく、成約も早いです。
A2:はい。転圧まで丁寧に行うため、駐車場・庭としてすぐに利用できます。将来的に建物を建てる場合も、浄化槽を残したままより安全です。
A3:単独処理槽なら1日〜2日。合併処理槽・大型タイプでも2日〜3日が目安です。劣化が深刻な場合は追加の掘削が必要となることがあります。
まとめ|倉敷の解体工事はACTIVEにお任せ!
倉敷で浄化槽の放置トラブルが増えている背景には、昭和築住宅の多さ・下水道切替による未撤去浄化槽の増加という地域特性があります。放置した浄化槽は、陥没・悪臭・害虫被害・雨水浸入による破損などの深刻な問題へ直結します。少しでも不安がある場合は、早めに点検・撤去を検討することが大切です。
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。





