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アスベスト(石綿)問題の基礎知識:建物年代ごとの注意点について岡山の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)が解説


こんにちは!岡山・倉敷の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。

アスベストに関する疑問や不安を持つ方々に向けて、このコラムでは「アスベスト 建物 年代」に関する情報を徹底的に解説します。

この記事を読むことで、アスベストの歴史や使用された年代、建物に使われている場所、そしてアスベスト調査や除去の方法について詳しく知ることができます。

アスベストに関する情報を知りたい方や、建物の安全性について疑問を持っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

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アスベスト(石綿)のとその特性

アスベストは、天然に存在する鉱物繊維で、その耐熱性、耐薬品性、絶縁性に優れています。

これらの特性から、建築材料や工業製品に広く使用されてきました。

しかし、アスベストの微細な繊維が空気中に浮遊し、それを吸入することで健康被害が発生することが明らかになりました。

アスベストは、極めて細かい繊維状の構造を持ち、一度吸入すると肺に留まりやすく、時間が経つにつれて健康に悪影響を及ぼします。

アスベストの特性

耐熱性

アスベストは非常に高い耐熱性を持ち、1000度以上の高温にも耐えることができます。このため、断熱材や防火材として使用されました。

耐薬品性

アスベストは酸やアルカリなどの化学物質に対して耐性があり、化学プラントや工業施設での使用に適しています。

絶縁性

アスベストは電気を通さないため、電気絶縁材としても利用されました。特に電気機器の絶縁材料として重要な役割を果たしていました。

強度と柔軟性

アスベストは非常に強く、引っ張り強度が高いだけでなく、柔軟性にも富んでいます。このため、繊維状の形で布やシートとして加工され、多用途に使用されました。

アスベストの用途

アスベストはその特性を生かして、以下のようなさまざまな用途で使用されました。

建築材料

アスベストセメント、屋根材、壁材、床材などに広く使用され、建物の断熱、防火、耐久性を向上させるために用いられました。

工業製品

ボイラー、パイプの断熱材、ブレーキライニング、クラッチなどの自動車部品、化学プラントの配管などに利用されました。

家庭用品

断熱性を利用してアイロンボードのカバー、オーブンミット、ヒートシールドなどの家庭用品にも使用されていました。

アスベスト(石綿)の健康リスク

アスベストを吸入することで発生する健康リスクは非常に深刻です。

主な健康被害には、アスベスト肺、肺がん、中皮腫などがあります。アスベスト肺は、アスベスト繊維が肺に蓄積され、肺組織が硬くなる病気です。

肺がんは、アスベストを吸入することで発生リスクが増加し、特に喫煙者はリスクがさらに高まります。

中皮腫は、胸膜や腹膜に発生する悪性腫瘍で、アスベスト暴露との関連が強く認められています。

アスベスト(石綿)の歴史

アスベストの使用は古代に遡りますが、産業革命以降、特に20世紀前半に急増しました。

1950年代から1970年代にかけて、アスベストは建築材料として広く使用されました。

日本でも、1970年代までは建物の断熱材や防火材として一般的に使用されていました。

しかし、アスベストの健康リスクが広く認識されるようになり、1980年代以降、使用が徐々に規制され、1995年にはアスベスト含有製品の製造が全面的に禁止されました。

年代別の使用状況

1950年代から1970年代の使用状況

この期間、アスベストは広く建築材料に使用されました。屋根材、壁材、断熱材、防火材など、さまざまな用途で使用されており、多くの建物に含まれていました。特に公共施設や商業ビルでの使用が多かったです。

1980年代の使用状況

1980年代に入ると、アスベストの健康リスクが認識され始め、使用が徐々に減少しました。しかし、まだ完全には禁止されておらず、一部の建材や製品で使用され続けていました。この時期の建物もアスベストが含まれている可能性があるため、注意が必要です。

1990年代以降の使用状況

1990年代に入ると、アスベストの使用に対する規制が強化されました。1995年には、日本でアスベスト含有製品の製造が全面的に禁止されました。それ以降、新たに建設された建物にはアスベストが使用されていません。しかし、古い建物には依然としてアスベストが含まれているため、調査と適切な対策が必要です。

建物に使用されたアスベストの種類と場所

建物に使われるアスベストの種類

アスベストには、クリソタイル、アモサイト、クロシドライトなど、いくつかの種類があります。クリソタイルは最も一般的で、建築材料に広く使用されました。アモサイトとクロシドライトは、耐熱性と耐薬品性が高く、特殊な用途で使用されました。これらのアスベストは、屋根材、壁材、断熱材、防火材など、さまざまな建材に含まれています。

アスベストが使われている場所

建物内でアスベストが使用されている場所は多岐にわたります。主な使用場所としては、屋根材、外壁材、内壁材、床材、天井材、断熱材、防火材などがあります。また、ボイラーや配管の断熱材としても使用されていました。特に1950年代から1970年代に建設された建物には、多くの箇所でアスベストが使用されている可能性があります。

アスベスト調査と除去の方法

アスベスト調査の手順

アスベストの調査は、専門の調査会社に依頼することが一般的です。調査は、建物の外観検査から始まり、必要に応じて試料を採取して分析します。分析には、電子顕微鏡やX線分析が用いられ、アスベスト含有の有無を確認します。調査結果に基づいて、適切な対策が講じられます。

アスベスト除去の方法と注意点

アスベストの除去は、専門の業者に依頼することが必要です。除去作業は、厳格な安全基準に基づいて行われ、作業区域は密閉され、除去されたアスベストは適切に処理されます。除去作業中は、作業員の安全を確保するために、防護服やマスクの着用が義務付けられています。また、作業後は、作業区域の徹底的な清掃と検査が行われます。

まとめ

アスベストは、かつて建築材料として広く使用されましたが、その健康リスクが明らかになり、現在では使用が禁止されています。

1950年代から1970年代に建設された建物には、特に注意が必要です。

アスベストの調査と除去は専門家に依頼し、適切な対策を講じることが重要です。

岡山・倉敷で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!ACTIVE(アクティブ)では、岡山でお客様にピッタリの解体工事を提案しています。

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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