アスベストの内装材に関する情報を詳しくお届けします。
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解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
アスベストが含まれた内装材は、適切に処理しないと大きな健康リスクをもたらすことをご存じですか?特に1980年代以前の建物をリフォームや解体する際には、注意が必要です。
この記事では、アスベストが内装材にどのように使われていたのか、その健康リスク、調査の方法などを詳しく解説します。鳥取県内で解体工事やリフォームを検討している方にとって、必ず役立つ情報をお届けします。鳥取・米子・倉吉・境港のみなさん、ぜひ最後までご覧ください!
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内装材とアスベストの基礎知識

アスベストとは?
アスベストは、天然の鉱物繊維で「石綿」とも呼ばれます。主に高い耐熱性、耐久性、そして絶縁性を持つ特性から、かつては多くの建築資材や内装材に使用されていました。その結果、日本を含む多くの国で、1970年代から1980年代にかけての建築物に広く使用されている可能性があります。
内装材でのアスベスト使用例
アスベストは、以下のような内装材に使用されていました。
- 天井材
- 吹き付けアスベストが使用され、主に断熱や防音を目的として施工された例が多い。
特に工場や学校の天井で見られることがあります。
- 吹き付けアスベストが使用され、主に断熱や防音を目的として施工された例が多い。
- 壁材
- 壁の補強材や接着剤としてアスベストが使われたケースが報告されています。
- 床材
- ビニールタイルや接着剤に含まれることがあり、古い建築物のリフォーム時に注意が必要です。
- パテや断熱材
- 壁や配管の補修材としてアスベストを含むものが使われていることがあります。
アスベストが内装材に使われていた理由
以下の理由からアスベストは広く使われていました。
- 耐久性が高い:非常に強度があり、摩耗に強い。
- 耐熱性・不燃性が高い:火災対策として有効だった。
- 低コスト:他の素材に比べて安価に利用できた。
- 軽量:建物の構造に負担をかけにくい。
アスベスト使用の禁止とその背景
1995年以降、日本ではアスベストの使用規制が段階的に進められ、2006年には全面禁止となりました。その背景には、アスベストの吸引が健康に重大なリスクを与えることが判明したためです。現在では、アスベストを含む建材は「特定粉じん」として厳重に管理されています。
現代における内装材の注意点
古い建物(特に1980年代以前に建てられたもの)には、アスベストを含む内装材が使用されている可能性があります。そのため、次のような場面では注意が必要です。
- リフォームや解体工事の際
アスベストが飛散するリスクがあります。 - 内装材の劣化
古くなった内装材が剥がれたり損傷したりすることで、アスベストが飛散する可能性があります。
内装材にアスベストが使用されていた理由やそのリスクを知ることで、適切な対策を講じることができます。解体やリフォームを検討している場合は、事前に専門業者によるアスベスト調査を依頼し、安全に作業を進めましょう。
アスベストが引き起こす健康被害の概要
アスベスト(石綿)は、繊維状の形態を持つ天然鉱物であり、吸入した際に人体に深刻な健康被害をもたらすことが知られています。特に粉塵として空気中に飛散したアスベスト繊維を吸い込むことで、肺や体内に蓄積し、長期的な健康問題を引き起こします。

主な健康被害
- 中皮腫(ちゅうひしゅ)
- 中皮腫は、胸膜や腹膜の表面を覆う膜に発生する悪性腫瘍です。
アスベスト暴露が唯一の原因とされており、発症までの潜伏期間は20〜40年と長期間にわたります。発症後の治療は難しく、死亡率が高い病気として知られています。
- 中皮腫は、胸膜や腹膜の表面を覆う膜に発生する悪性腫瘍です。
- 肺がん
- アスベスト吸入は肺がんのリスクを大幅に増加させます。
特に喫煙者の場合、アスベストの影響で肺がんリスクがさらに高まることが報告されています。
- アスベスト吸入は肺がんのリスクを大幅に増加させます。
- 石綿肺(アスベスト肺)
- 長期間アスベストに暴露されることで発症する病気で、肺の繊維化(硬化)を引き起こします。これによって、呼吸が困難になり、最終的には肺機能が著しく低下します。
- 胸膜肥厚斑(きょうまくひこうはん)
- アスベストが原因で胸膜が厚くなる状態です。
直接命に関わる病気ではありませんが、呼吸機能に影響を及ぼすことがあります。
- アスベストが原因で胸膜が厚くなる状態です。
健康被害が発生する状況
アスベストによる健康被害は、以下のような場面で発生しやすいです。
- 解体工事やリフォーム時:内装材に含まれるアスベストが破損し、粉塵が飛散する。
- 長期間の職業暴露:工場や建設現場などで、アスベスト製品を扱う環境に長く身を置いた場合。
- 不適切な廃棄処理:アスベスト含有廃材を適切に処分せずに扱うことで、飛散が起こる。
どのような状況で危険か?
- 壁材の切断作業中
- 吹き付け材の除去作業時
- 天井材の撤去時
適切な安全対策が取られていない場合、作業者や近隣住民に影響を及ぼす可能性があります。
アスベストの健康被害の潜伏期間
アスベストの健康被害は即座に現れるわけではありません。吸入してから症状が出るまでには、20年から50年という非常に長い潜伏期間があります。そのため、過去の暴露が現在になって健康問題として現れるケースも珍しくありません。
被害を防ぐための対策
アスベストによる健康被害を防ぐためには、以下の対策が重要です。
- 専門業者による調査と除去
アスベスト含有の可能性がある建材は、必ず専門業者に調査を依頼しましょう。 - 適切な防護具の使用
解体作業時には防護マスクや専用の作業服を着用する。 - 法令の遵守
アスベストの取り扱いには厳しい法律や規制があるため、これを徹底的に守ることが重要です。
アスベスト含有内装材の調査方法

調査の重要性
アスベスト含有の内装材を適切に取り扱うためには、事前に含有の有無を確認する調査が欠かせません。特に解体工事やリフォーム時に飛散する可能性があります。そのため、調査を行わずに作業を進めることは非常に危険です。また、日本ではアスベストに関する調査が法律で義務付けられています。
調査の主な方法
アスベスト含有内装材の調査には、以下の3つの方法があります。
1. 目視調査
- 概要:内装材の外観や製品ラベルを確認して、アスベスト含有の可能性を判別します。
- 特徴:
- アスベスト含有が疑われる年代(1980年代以前)の建材に焦点を当てる。
- 吹き付け材や石膏ボード、床材など、過去に使用例のある内装材を優先的に確認。
- 限界:目視だけでは正確にアスベスト含有を判断することはできません。
2. 試料分析(サンプリング調査)
- 概要:調査対象の内装材からサンプルを採取し、専門の分析機関で成分を検査する方法です。
- 手順:
- 調査対象となる内装材のサンプルを安全に採取する。
- 専門機関で検査を依頼する(偏光顕微鏡法やX線回折法などが用いられる)。
- 結果を基にアスベスト含有の有無を判定。
- メリット:
- 正確で信頼性の高い結果が得られる。
- 法律に基づいた報告書の発行が可能。
- 注意点:採取時には飛散防止対策を徹底する必要があります。
3. 専門業者による調査
- 概要:アスベスト調査の資格を持つ専門業者が、調査と分析を一括して行います。
- メリット:
- 調査から結果報告までワンストップで対応可能。
- 法規制や安全基準に準拠した方法で調査を実施。
- 作業者がリスクを負うことなく安全に調査できる。
- 調査の流れ:
- 現地調査と目視による状況確認。
- 必要に応じてサンプル採取と分析。
- 調査結果の報告と、次のステップに関するアドバイス。
調査にかかる費用
- 目視調査:無料または低コストで実施可能。
- サンプリング調査:1サンプルあたり2~5万円が一般的。
アスベスト調査時の注意点
- 資格の確認
- 調査を依頼する業者が「建築物石綿含有建材調査者」などの資格を保有しているか確認しましょう。
- 適切な防護対策
- サンプリング時にはアスベストの飛散を防ぐため、マスクや防護服の着用が必須です。
- 法律遵守
- アスベストに関する法律や規制(大気汚染防止法、廃棄物処理法)に基づき、適切に調査を進めましょう。
調査後の流れ
調査結果に基づき、次のようなアクションを取ります。
- アスベスト含有が確認された場合:専門業者に除去や封じ込めを依頼。
- 含有の可能性が低い場合:工事を安全に進められるよう適切なガイドラインを確認。
安全な解体とリフォームの進め方
アスベスト含有内装材が存在する可能性がある建物の解体やリフォームでは、作業者や周囲の人々の健康を守るために、厳格な安全対策が必要です。また、日本ではアスベスト除去や処理に関する法律や規制が定められており、それを遵守することが求められます。
解体やリフォーム時のリスク
- アスベスト繊維の飛散
解体作業中に内装材が破損すると、アスベスト繊維が空気中に飛散し、吸い込むことで健康被害を引き起こします。 - 法律違反によるペナルティ
適切な手順を踏まずにアスベストを扱った場合、法的な罰則を受ける可能性があります。

1. 解体前の準備
事前調査の実施
- 専門業者に依頼し、アスベスト含有内装材の有無を確認する。
- 調査結果に基づき、安全な解体計画を立てる。
作業計画の作成
- アスベスト除去が必要な場合、専門業者と協力して詳細な計画を作成します。
- 作業中の安全管理(飛散防止、周辺住民への影響対策)を盛り込む。
2. 解体作業時の安全対策
1) 作業エリアの養生
- 作業エリアをシートや専用の隔離材で覆い、アスベスト繊維の飛散を防止します。
- エリア外への粉塵の拡散を防ぐため、負圧装置を使用して空気の流れを管理します。
2) 作業者の防護対策
- 作業者は、N95マスクや専用の防護服を着用することで、アスベスト吸入を防ぎます。
- 作業後は防護服を適切に処理し、周囲への汚染を防ぎます。
3) アスベスト含有材の安全な除去
- 内装材を湿らせて粉塵の発生を抑えながら作業を進めます。
- 除去した材料は、専用の密閉容器に収め、適切に廃棄します。
4) 廃材の適切な処理
- 除去したアスベスト含有内装材は、認可を受けた施設で処理します。
- 廃棄物処理法に基づき、処理状況を記録し、必要な報告を行います。
3. リフォーム時の安全対策
アスベストを含まない素材の選定
- リフォーム時に使用する内装材は、アスベストを含まない安全な素材を選ぶことが重要です。
- 環境に優しい素材や、ホルムアルデヒドなどの有害物質が少ない製品を選びましょう。
周辺環境への配慮
- リフォーム作業中も粉塵が発生しないように注意し、必要に応じて養生を施します。
- 周辺住民に作業のスケジュールを通知し、理解を得ることも大切です。
4. 専門業者に依頼するメリット
- 専門知識と技術
アスベスト除去に関する資格や経験を持つ業者が対応するため、安全性が確保されます。 - 法令遵守
関連法規に基づいた適切な処理が行われ、違法行為のリスクを回避できます。 - 効率的な作業
計画から実施まで一貫して管理されるため、工期が短縮されることがあります。
5. 解体後の対応
アスベスト残留の確認
- 作業完了後、専門業者によるアスベスト残留の有無を確認する検査を実施します。
- 確認後に安全宣言が発行されることもあります。
報告書の作成
- 解体や除去作業が完了した際、法的に必要な報告書を提出します。
- 作業内容を記録しておくことで、将来のトラブル防止につながります。
アスベストを避けた安全な内装材の選び方
選び方のポイント
- アスベスト含有の可能性がない素材を選ぶ
- 製品ラベルや成分表記を確認する
- リフォーム業者と相談して安全性を確保しましょう。
よくある質問(FAQ)
A. 必ずしも含まれているわけではありません。
しかし、1980年代以前に建築された建物では、アスベストが含まれる可能性が高いです。
具体的には、天井材、壁材、床材、吹き付け材などが該当するケースが多いです。
そのため、解体やリフォーム前には専門業者による調査を行うことをおすすめします。
A:劣化や損傷がない状態であれば、通常は安全です。
ただし、地震やリフォームなどで破損すると、アスベスト繊維が飛散するリスクがあります。
劣化が進んでいる場合やリフォームの予定がある場合には、専門業者に相談して安全な対処を行いましょう。
まとめ:鳥取・米子・倉吉・境港での解体工事ならACTIVEへ
この記事では、アスベストが含まれる内装材の基礎知識、健康リスク、調査方法について詳しく解説しました。アスベストは適切な対処を行うことで、健康リスクや周囲への影響を最小限に抑えることができます。鳥取県で安心して工事を進めるために、事前の調査と適切な対策を心がけましょう。鳥取・米子・倉吉・境港で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
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