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瓦のアスベスト含有リスクと安全対策:種類別の見分け方

広島・東広島・三原・尾道・福山のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVEのコラム担当です!  

瓦の解体やリフォームを行う際、「アスベストのリスクが心配」という声をよく耳にします。
特に古い瓦にはアスベストが含まれている可能性があり、安全な処理が求められます。

この記事では、瓦の種類別にアスベスト含有の可能性見分け方安全な対処法を解説します。
解体やリフォームの計画を進める際の参考にしていただければと思います。
広島で解体をお考えの方は、ぜひこの記事をお役立てください!

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はじめに

瓦屋根の住宅に住んでいる方や、解体工事を検討している方の中には、「瓦にアスベストが含まれているのでは?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、古い瓦の一部にはアスベストが含まれている可能性があります。
アスベストは、過去には建材として広く使用されていました。
しかし、その後、健康への悪影響が明らかになり、現在では規制が厳しくなっています。
古い瓦には、アスベストが含まれているものも存在します。
そのため、特に解体やリフォームの際には注意が必要です。

瓦の種類とアスベスト含有の可能性

主に「粘土瓦」「セメント瓦」「スレート瓦」の3種類に分かれます。
瓦の種類によって、アスベストの含有の有無は異なります。
最初に代表的な瓦の種類と、それぞれのアスベスト含有の可能性について説明します。

瓦のアスベスト含有リスクと安全対策1

粘土瓦(陶器瓦)

粘土瓦は、天然の粘土を高温で焼き上げた瓦で、古くから日本の住宅に広く使用されています。
焼成工程を経ており、強度と耐久性に優れ、自然素材であるため、通常アスベストを含むことはありません。そのため、粘土瓦に関してはアスベストの心配はほとんどありません。

セメント瓦

セメント瓦は、セメントと砂を主原料とする瓦です。
特に1970年代から1980年代にかけて多く使われました。
この時期にはアスベストが建材として広く使われています
セメント瓦にも強度や耐久性を高めるためにアスベストが添加されている場合があります。
特に、2000年以前に製造されたセメント瓦は、アスベスト含有の可能性が高いとされています。

スレート瓦(化粧スレート)

スレート瓦は薄く軽量な板状の屋根材です。
コロニアルやカラーベストといった商品名で知られています。
1960年代から2000年代初頭にかけて普及し、現在も多くの住宅で使用されています
2004年以前に製造されたスレート瓦は、アスベストを含んでいる場合があります。
特に解体やリフォーム時に注意が必要です。

アスベスト含有の可能性が高い製品のポイント  

年代
2000年以前のセメント瓦2004年以前のスレート瓦にはアスベストが含まれている可能性が高い。

製品名・材質
製造メーカーや型番によっても異なります。
そのため、特定が難しい場合は専門家への確認をお勧めします。

それぞれの瓦の特徴とアスベスト含有の有無を理解し、解体やリフォーム時には適切な対応をすることが大切です。

アスベスト含有の見分け方

瓦にアスベストが含まれているかを見分けるためには、以下の方法が一般的です。
製造時期や瓦の種類によって、アスベストの含有が異なります。
そのため、適切な確認方法を知ることが重要です。

瓦のアスベスト含有リスクと安全対策2

製造年の確認

製造年を確認することは、アスベストの有無を判断するための重要な指標です。
一般的に、以下の製造年以前の瓦にはアスベストが含まれている可能性があります。

セメント瓦:2000年以前
スレート瓦(化粧スレート):2004年以前

住宅の建築年やリフォーム履歴などを参考にして、瓦の製造年を確認するとよいでしょう。

専門機関への依頼

瓦のアスベスト含有を正確に判断するためには、専門の検査機関に依頼することが最も確実です。
専門機関では、瓦をサンプルとして採取します。
その後、アスベストの含有量や種類を詳細に分析してもらえます。
費用はかかりますが、安全性の確保を重視する場合には、この方法が推奨されます。

国土交通省の「石綿(アスベスト)含有建材データベース」の活用

国土交通省が提供する「石綿含有建材データベース」を活用することで、アスベストを含む可能性のある建材の情報を確認することができます。
このデータベースには、過去にアスベストを含有していた建材や瓦のリストが掲載されています。
特定の製品名や型番から含有の有無を調べることが可能です。

メーカーや販売業者への問い合わせ

瓦の製造元や販売業者に問い合わせることで、製品のアスベスト含有について確認できる場合もあります。特に、製品の型番や製造時期に関する詳細な情報を持っている業者であれば、正確な情報を提供してもらえる可能性が高いです。

注意点

解体時の安全確保
アスベスト含有が疑われる瓦を扱う際は、飛散防止のための対策が必須です。
専門の解体業者に依頼し、法令に従った適切な処理を行うようにしましょう。

費用とリスクの考慮
アスベスト調査は費用がかかります。
そのため、必要性を十分に検討した上で実施することをお勧めします。

以上の方法を活用して、瓦にアスベストが含まれているかどうかを確認し、リスクに備えましょう。

アスベスト含有瓦のリスクと対処法

アスベストが含まれる瓦は、通常の使用状態では問題ありません。
しかし、解体や破損が発生すると、アスベスト繊維が飛散するリスクが生じ、健康被害につながる可能性があります。最後に、アスベスト含有瓦のリスクと安全な対処法について詳しく説明します。

アスベスト含有瓦の健康リスク

アスベスト繊維は極めて細かく、吸入すると肺に蓄積します。
長期的には以下のような健康リスクが発生する恐れがあります。

中皮腫
アスベスト繊維が肺や胸膜に蓄積し、悪性腫瘍の原因となることがあります。

肺がん
アスベストを長期にわたり吸入することで、肺がんのリスクが増加します。

アスベスト肺
長期間にわたるアスベスト吸入によって肺が硬化し、呼吸困難などの症状が現れます。

これらの健康被害は、特にアスベスト繊維が飛散しやすい状態(解体や改修工事、瓦の破損など)が発生した場合に高まります。したがって、アスベスト含有瓦を扱う際には注意が必要です。

瓦のアスベスト含有リスクと安全対策3

アスベスト含有瓦の適切な対処法

アスベスト含有瓦を安全に取り扱うためには、専門的な知識と技術が必要です。
以下の対処法を参考にしてください。

専門業者に依頼する

アスベスト含有瓦の撤去や解体は、アスベスト取扱いに関する知識と経験を持つ専門業者に依頼します。専門業者は、アスベストが飛散しないように適切な措置を講じながら作業を進めます。また、法令に基づいた安全対策を施しながら作業するため、リスクを最小限に抑えられます。

飛散防止措置を講じる

アスベスト含有瓦を撤去する際には、アスベストの飛散を防ぐために「湿潤化処理」を行います。
瓦を水で湿らせることにより、アスベスト繊維の飛散を抑えることが可能です。
また、周囲に防護シートを張り巡らせ、周辺地域への飛散を防ぐ措置も重要です。

廃棄方法の徹底

アスベスト含有瓦は、一般の廃棄物とは異なり、特定の方法で適切に処分しなければなりません。
アスベスト含有の廃棄物は、法に基づいた処理施設での処理が必要です。
専門業者は、廃棄物の適切な処分先を確保し、法的な手続きに則って廃棄を行います。

自己判断による取り扱いは避ける

アスベスト含有の可能性がある瓦を自己判断で撤去したり、処分したりすることは非常に危険です。
適切な防護措置や知識がないまま取り扱うと、アスベスト繊維の飛散を引き起こします。
これによって、周囲の人々や自身への健康被害につながるリスクが高まります。

法律に基づく遵守事項

日本では、アスベストを含む建材の取り扱いや廃棄について厳格な法令が定められています。
アスベスト含有瓦の撤去・処理に関しては、以下の法律を遵守する必要があります。

石綿障害予防規則
アスベスト取扱い作業の安全基準や防護措置を定めています。

廃棄物処理法
アスベスト含有廃棄物の適切な処理方法と処理施設の利用が義務付けられています。
違反した場合には罰則もあるため、法令に基づき、正しい手続きを踏むことが求められます。

アスベスト含有瓦のリスクを理解し、安全に取り扱うためには、専門家のサポートが不可欠です。
解体工事や瓦の撤去を検討している方は、信頼できる専門業者に相談し、法に基づいた適切な処理を行いましょう。

まとめ:瓦のアスベストリスクに正しく備え、安全な解体を!

この記事では、瓦に含まれるアスベストについて詳しく解説しました。
瓦の種類や製造年によってアスベスト含有の有無が異なります。
そのため、解体やリフォームの際には正確な情報と慎重な対応が求められます。
安全で安心な解体工事を行うために、適切な見分け方や専門業者の活用をしっかりと検討しましょう。
広島で解体工事・建替・相続をお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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