倉敷市で瓦屋根の解体を進める前に知っておきたいアスベストについて解説します。
岡山・倉敷・総社・玉野・井原・赤磐のみなさん、こんにちは!
倉敷の解体業者ACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
倉敷市で古い住宅の瓦屋根解体を検討中の方の中には、「瓦にアスベストが含まれているかもしれない」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。アスベストは吸入すると重篤な健康被害を引き起こし、2022年4月以降は全ての解体・改修工事で事前調査と届出が義務化されています。
ここでは、倉敷で瓦屋根を解体する前に知っておきたいアスベストのリスク・調査手順・法的義務・費用目安・安全対策を分かりやすく解説します。これから倉敷で住宅解体や屋根リフォームを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
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倉敷で瓦屋根解体時にアスベストが問題となる理由
倉敷市には昭和40〜50年代に建築された住宅が多く、当時普及していたスレート瓦やセメント瓦にはアスベストが含まれている可能性があります。耐火性・耐久性に優れた建材として重宝された一方、現在では健康被害が社会問題となっています。実際、岡山県内でも古い瓦屋根からアスベストが検出される事例は珍しくありません。
アスベストが人体へ及ぼす健康リスク
- 肺がん・悪性中皮腫など重篤な病気の原因となる恐れ
- 目に見えない微細な繊維が空気中に浮遊し、吸入すると体内に蓄積
- 解体時は粉じんが飛散しやすく、作業員や近隣住民にリスクが及ぶ
倉敷市で義務化されたアスベスト調査と届出手続き
2022年4月の法改正により、延べ床面積に関係なく全ての解体・改修工事でアスベスト事前調査が義務化されました。倉敷市で瓦屋根のみを解体する場合も対象です。
アスベスト事前調査の義務
- 建築物石綿含有建材調査者などの有資格者が調査を実施
- 瓦やスレート部材を中心にサンプル採取と分析を行う
- 調査結果を記録し、後日トラブル発生時の証明として保管
届出と手続きの流れ
- 調査後、岡山県または倉敷市へ事前届出を提出
- 届出書類には調査報告書・現場写真・図面などが必要
- 届出を怠ると50万円以下の罰金や工事停止命令のリスクあり
倉敷市で安全に瓦屋根を解体するには、調査から届出まで専門業者と連携して確実に実施することが不可欠です。
アスベストが確認された場合の安全な除去対策
倉敷市でアスベストが含まれる瓦は、特別管理産業廃棄物として厳重に管理する必要があります。健康被害と法令違反を避けるため、専門業者による適正な除去と処理が欠かせません。

専門業者による安全な除去手順
- 1.施工範囲をビニールシートで完全隔離し、粉じんが外部へ飛散しないよう養生
- 2.作業中は散水による湿潤化を徹底し、空気中に繊維が舞うのを防止
- 3.除去後は空気中の繊維濃度を測定し、法定基準以下であることを確認
- 4.産業廃棄物管理票(マニフェスト)を発行し、指定処分場で適正処理
施主が確認すべきポイント
- 有資格者(建築物石綿含有建材調査者など)が在籍する業者か
- 工事賠償責任保険・労災保険に加入しているか
- 近隣住民への工事内容と日程の周知を行い、粉じん・騒音対策を共有
倉敷市でアスベストを含む瓦屋根を安全に解体するためには、法令を順守し、資格を持つ専門業者に依頼することが最も重要です。
倉敷で瓦屋根解体にかかる費用とアスベスト除去費用の目安
瓦屋根のみを撤去する費用は屋根面積・瓦の種類・施工環境によって変動します。以下は一般的な目安です。
- 和瓦(日本瓦)撤去:1㎡あたり 2,000円〜4,000円
- セメント瓦・スレート瓦撤去:1㎡あたり 2,500円〜5,000円
例えば30坪(約100㎡)の木造住宅で、和瓦を撤去する場合は約20万円〜40万円程度が目安。
アスベスト除去費用の目安
- スレート瓦・セメント瓦除去:1㎡あたり約4,000円〜12,000円
- 吹付け材除去:1㎡あたり約8,000円〜30,000円
建物規模や施工環境によっては総費用が100万円を超えるケースもあり、屋根全面にスレート瓦が使用されている場合は特に注意が必要です。
費用が高くなる主な要因
- 急勾配の屋根や足場設置が必要な場合
- 狭小地や重機が搬入できない場所では手作業が多く1〜2割程度費用が高くなる可能性
- アスベスト含有の場合は隔離養生・マニフェスト発行など追加コスト
解体トラブルを防ぐために施主が確認すべきポイント
倉敷市で瓦屋根を解体する際、アスベストを含む可能性がある場合は特に慎重な準備が必要です。事前の確認不足や業者との連携不足があると、近隣トラブルや追加費用の発生、工期遅延につながる恐れがあります。施主が以下のポイントを押さえておくことで、安心して工事を進めることができます。
事前に確認しておくべきポイント
- 相見積もりを取る
アスベスト調査費用や除去費用、廃棄物処理費用が明確に記載されているか確認します。複数社を比較することで適正価格を判断できます。 - 保険加入の有無
業者が工事賠償責任保険や労災保険に加入しているか必ず確認しましょう。万一の事故や近隣への損害発生時に備えられます。 - 近隣住民への事前説明
工事日程や内容、騒音・粉じん対策を近隣へ丁寧に周知することで、クレームやトラブルを防げます。
倉敷市の補助金・支援制度を活用
倉敷市では、空家等除却事業費補助金など、アスベストを含む建材の撤去や住宅解体に利用できる制度があります。市役所や施工業者に最新情報を確認し、条件が合えば申請することで費用負担を軽減できます。
よくある質問(FAQ)
A1: 昭和40年代から昭和50年代に製造されたスレート瓦やセメント瓦に含有している可能性があります。ただし、すべての瓦に含有しているわけではありません。築年数や製造時期によって異なるため、事前調査での確認が必須です。
A2: 倉敷市での一般的な住宅の場合、現地調査から分析まで約1週間程度が目安です。調査内容や試料数によって前後することがありますが、解体工事前に必ず余裕を持って依頼することが推奨されます。
A3: はい。2022年4月の法改正により、「無い」場合でも調査結果を行政へ届け出る義務があります。
まとめ|倉敷の解体工事はACTIVEにお任せ!
倉敷市で瓦屋根を解体する際は、アスベストの有無を事前に調査し、法的義務を守った安全対策を徹底することが欠かせません。アスベスト除去には専門知識と資格が必要で、自己判断での作業は健康被害や行政罰のリスクを伴います。
ACTIVE(アクティブ)では、岡山市・倉敷市・総社市・井原市・玉野市など岡山県全域で安全かつ適正な解体工事とアスベスト調査を実施しています。無料見積もりや補助金活用の相談もお気軽にお問い合わせください。
アスベスト調査については、こちらのページで詳細をご覧ください。
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。





