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木造建築におけるアスベスト使用箇所と解体時の注意点

木造にも、アスベストが使用されていることがあります。

香川・高松・丸亀・坂出・観音寺・三豊・善通寺・さぬき・東かがわのみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!  

築年数の経った木造住宅を解体する際、「アスベストを含んでいる可能性がある」と言われたら、どうすればよいか戸惑う方も多いのではないでしょうか?アスベストは健康や環境に影響を与える可能性があり、適切な対応が必要です。この記事では、木造建築でアスベストが使用されている箇所や、そのリスク、さらに解体をする際の注意点について詳しくご紹介します。

香川県内でこれから解体工事を予定している方や、アスベストに不安を感じている方。香川・高松・丸亀・坂出・観音寺・三豊・善通寺・さぬき・東かがわのみなさん、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!

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木造建築でアスベストが使用される箇所

木造建築は主に木材を使用する構造です。しかし、補助的に使用される建材や部材にはアスベストが含まれている場合があります。最初に、木造建築でアスベストが使用される可能性のある箇所を詳しく解説します。

木造のアスベストの使用箇所

1. 波型スレート屋根材

波型スレートは、屋根材として広く使用されていた建材の一つです。
この素材には耐久性と防火性を高めるためにアスベストが含まれていました。
特に1970年代から1980年代に建築された木造住宅では、このスレート屋根材が使用されているケースが多いです。

  • 使用目的
    雨風への耐性、断熱性、耐火性を向上させるため。
  • リスク
    解体時や経年劣化による割れや剥がれからアスベスト繊維が飛散する可能性があります。

2. 外壁材や軒裏ボード

木造建築では、セメント板(ケイカル板)パネルボードなどが外壁材や軒裏に使用されることがあります。これらの素材にも強度や防火性を持たせるためにアスベストが含まれている場合があります。

  • 使用箇所例
    • 建物外周の外壁
    • 軒裏(屋根の下側)
  • 注意点
    外壁材が破損している場合や、劣化が進んでいる場合は粉じんが飛散するリスクが高まります。

3. 断熱材・防音材

木造建築の断熱や防音対策として使われていた一部の建材にもアスベストが含まれていることがあります。特に高性能断熱材防音材として用いられた商品に注意が必要です。

  • 主な設置箇所
    • 壁内部の断熱材
    • 天井裏や床下の防音材
  • リスク
    解体時に断熱材が剥がされると、微細なアスベスト繊維が飛散する可能性があります。

4. 接着剤やコーティング材

住宅内の建材を固定するための接着剤や、表面を保護するための塗料コーティング材にもアスベストが含まれている場合があります。

  • 使用箇所例
    • 床材の接着剤(フローリングやクッションフロア)
    • 壁や天井の塗装部分
  • 注意点
    剥離や再塗装の際にアスベスト含有部分が露出し、粉じんが発生することがあります。

5. 耐火ボードや煙突周り

木造住宅の一部では、耐火性を求められる箇所にアスベスト含有の耐火ボード断熱材が使用されることがありました。特に、キッチン周りや煙突周辺は注意が必要です。

  • 使用目的
    高温にさらされる部分の耐火性を確保するため。
  • リスク
    使用箇所が限定的なため、発見が遅れる可能性があります。


木造建築でアスベストが使用されている可能性のある箇所は、多岐にわたります。
特に1970年代から1990年代初頭に建てられた住宅では、アスベスト含有建材が使用されている可能性が高いです。そのため、解体工事やリフォームの際には専門業者による調査が必要です。事前調査を怠ると、健康被害や法律違反のリスクがあるため、安全な作業のために専門知識を持つ業者への相談をおすすめします。

アスベストのリスクと規制について

アスベスト(石綿)は、かつて建材や工業製品に広く使用されていました。しかし、健康への深刻なリスクが明らかになり、現在では多くの国で使用が禁止または規制されています。次に、アスベストのリスクと日本における規制について詳しく解説します。

木造のアスベスト使用のリスク

アスベストのリスク

アスベストは微細な繊維状の鉱物で、吸い込むことで以下のような健康被害を引き起こします。

1. 肺がん
アスベストを吸い込むことで肺にダメージを与え、長期間にわたり発症リスクが高まります。

2. 中皮腫
胸膜や腹膜に発生するがんの一種で、アスベストの曝露が主な原因です。
発症までに10年~40年以上かかることがあります。

3. アスベスト肺
アスベスト繊維が肺に蓄積することで、慢性的な肺疾患(肺線維症)を引き起こします。
これによって、呼吸困難や肺機能低下をもたらします。

4. 他の疾患への影響
アスベストは免疫機能にも影響を与えるとされており、さらなる健康リスクを伴います。

リスクが高まる場面

  • 解体工事やリフォーム
    建材に含まれるアスベストが壊れると、微細な繊維が空気中に飛散します。
  • 経年劣化した建材の扱い
    老朽化により、アスベスト含有部分が崩れやすくなることがあります。
  • 適切な防護対策がない状態での作業
    防護服や専用マスクを使用しないまま、アスベストが含まれる場所で作業するとリスクが高まります。

アスベストの規制について

日本では、アスベストの健康リスクが認識されるにつれて、段階的に規制が強化されてきました。

1. アスベスト使用の禁止

  • 1970年代~2000年代初頭
    一部のアスベスト使用が規制され始めました。
  • 2006年
    アスベストを含むすべての建材の製造・使用が全面的に禁止されました。

2. 解体時の規制

  • 解体工事やリフォームの際には、事前調査が法律で義務付けられています。
    専門業者がアスベスト含有の有無を調査し、適切な対策を講じます。
  • アスベストが含まれる建材が見つかった場合は、資格を持つ業者が安全に除去作業を行う必要があります。

3. 廃棄物の処理

  • アスベスト含有の廃棄物は、一般的なごみとして処分することはできません。
    専用の処理施設で厳格に管理されます。

4. 違反への罰則

  • アスベスト規制に違反した場合、企業や個人に対して厳しい罰則が科せられます。
    たとえば、違法な廃棄物処理や適切な対策を怠った場合、罰金や刑罰の対象となることがあります。

木造建築解体時の注意点

木造建築の解体工事では、環境や健康、安全面で注意すべき点が数多くあります。特にアスベストや老朽化に伴うリスクへの対応は、法律やガイドラインに基づいて慎重に進める必要があります。最後に、解体時に押さえておきたい重要なポイントを詳しく解説します。

木造のアスベストの使用の注意点

1. 事前調査の実施が必須

解体工事の際には、事前に建物の状態を詳しく調査することが法律で義務付けられています。
この調査には、アスベストを含む有害物質の有無を確認する作業も含まれます。

  • 調査の内容
    • アスベスト含有建材の有無の確認
    • 建物の構造や使用建材の種類の特定
    • 解体作業に伴うリスクの評価
  • 調査の重要性
    適切な事前調査を行うことで、アスベストの飛散や建材の破損による環境汚染を防ぎ、安全な解体作業が可能になります。

2. アスベスト含有建材への対応

木造建築には、波型スレート屋根材や外壁ボード、断熱材などにアスベストが含まれている場合があります。アスベストを含む建材が確認された場合、以下の対応が必要です。

  • 専門業者による除去作業
    資格を持つ専門業者が、アスベストを安全に除去する作業を行います。
    除去作業中は、粉じんの飛散を防ぐために水濡れ処理やエリア封鎖を実施します。
  • 除去後の廃棄物処理
    アスベスト含有廃棄物は、適切な処理施設で廃棄する必要があります。
    一般廃棄物として処理することは法律で禁止されています。

3. 騒音・振動・粉じん対策

解体工事は近隣住民や環境に影響を及ぼすため、適切な対策を講じることが求められます。

  • 騒音・振動の管理
    重機を使用する際には、騒音や振動が発生します。
    作業時間を配慮し、防音シートを設置するなどの対策を行います。
  • 粉じんの飛散防止
    解体中に発生する粉じんを抑えるために、作業箇所に水を散布する「湿式工法」を採用します。

4. 建物周辺の安全確保

解体作業中の事故を防ぐため、作業区域の安全を確保する必要があります。

  • 立ち入り禁止区域の設置
    作業現場周辺にバリケードや安全ネットを設置し、第三者の立ち入りを防ぎます。
  • 作業員の安全管理
    作業員はヘルメットや防塵マスク、防護服を着用し、安全な環境で作業を行います。

5. 解体後の廃棄物処理とリサイクル

解体工事で発生した廃棄物は、適切な処理が必要です。
また、資源の有効活用の観点からリサイクル可能な素材の分別も重要です。

  • 廃棄物の分類と処理
    木材、金属、コンクリート、アスベスト含有廃棄物などを分類し、法令に従って処理します。
  • リサイクルの促進
    再利用可能な木材や金属はリサイクル業者に引き渡し、環境負荷を軽減します。

6. 法律と条例の遵守

解体工事は、廃棄物処理法や建設リサイクル法などの法律、地域ごとの条例に従って行う必要があります。

  • 廃棄物処理法
    アスベスト含有廃棄物の適切な処理が義務付けられています。
  • 建設リサイクル法
    再資源化が義務付けられる建材の処理について規定されています。

よくある質問(FAQ)

Q:アスベストが使われているかどうか、自分で確認できますか?

A:アスベストの有無を自分で確認することは非常に難しいです。
建材にアスベストが含まれているかどうかは、見た目だけでは判断できません。
専門業者がサンプルを採取し、分析を行うことで正確に判明します。
調査を依頼することをおすすめします。

Q:アスベスト除去の費用はどれくらいかかりますか?

A:アスベスト除去費用は、建材の種類含有量建物の規模によって異なります。
一般的には数十万円から100万円以上が相場です。
具体的な金額は、事前調査後に業者から提示される見積もりで確認できます。

まとめ:香川・高松・丸亀・坂出・観音寺・三豊での解体工事ならACTIVEへ

この記事では、木造でのアスベストの使用箇所から注意点までをご紹介しました。解体工事は一生に一度あるかないかの大きな決断です。特にアスベストの対応は、健康被害を防ぐために欠かせない重要なポイントです。法律を守り、周囲への配慮を怠らず、安全で環境に配慮した解体工事を行いましょう。香川・高松・丸亀・坂出・観音寺・三豊・善通寺・さぬき・東かがわで解体工事・建替・相続を検討している方。是非この記事を参考にしてくださいね!

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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