こんにちは!岡山・倉敷・福山・鳥取・広島の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。
ご自宅の庭にある大きな庭石を見て、「いつか撤去したいけど、どうすればいいのだろう」「処分にかかる費用はどれくらいなのだろう」と悩んでいませんか。庭の景観を形作ってきた庭石ですが、ライフスタイルの変化や安全性の観点から撤去・処分を検討される方は多く、庭石の撤去や処分に関する疑問や不安は弊社にも多く寄せられます。特に、重くて大きな庭石をどう扱えば良いのか、適正な費用はいくらなのかという点は、多くの方が抱える共通の悩みです。
この記事では、庭石の撤去と処分に関するあらゆる疑問を解消するために、費用の相場から具体的な方法、信頼できる業者の選び方まで、必要な情報をすべて網羅してご紹介します。
この記事を読むと、庭石の撤去・処分にかかる具体的な費用の相場や計算方法が分かります。また、庭石を処分する際の選択肢となる複数の方法とそれぞれのメリット・デメリットを理解できます。さらに、庭石の撤去を依頼する際の業者選びで失敗しないためのポイントや、費用を安く抑えるための具体的なコツも習得できます。
現在、庭石の撤去・処分を検討していて、適正な費用や信頼できる業者の情報が欲しい方、庭を安全で使いやすいスペースに変えたいと思っている方はぜひさいごまで読んでみてください!
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庭石の撤去・処分を検討する前に知っておきたいこと
庭石の撤去や処分を検討する際には、まずその庭石が本当に撤去すべきものなのかどうか、そして撤去によってどのような変化がもたらされるのかを理解することが重要です。
庭石は見た目以上に重く、撤去・処分には時間、労力、そして費用がかかるため、計画的に進める必要があります。
庭石の撤去・処分が必要になる主な理由
長年庭にあった庭石の撤去を考える背景には、いくつかの共通した理由が存在します。主な理由として、庭のスペースを有効活用したいという要望が挙げられます。以前は日本庭園の要素として庭石を設置していたものの、現在では庭を駐車場や家庭菜園、ウッドデッキなどの多目的スペースとして利用したいというニーズが高まっています。また、大きな庭石は地震などで倒壊するリスクがあり、特に小さなお子様がいるご家庭や高齢の方が住む住宅では、安全性の確保のために撤去を検討することが不可欠です。さらに、庭石の周辺は雑草が生えやすく、手入れに手間がかかるため、維持管理の手間を軽減したいという理由も大きな動機となります。これらの理由から、庭石の撤去は単なる処分ではなく、より快適で安全な生活空間を作り出すための重要な一歩と言えます。
庭石を撤去・処分するメリットとデメリット
庭石の撤去・処分は、庭の景観や機能性を大きく変えるため、メリットとデメリットの両方を考慮して慎重に判断することが大切です。
庭石を撤去・処分するメリット
- 庭のスペースを最大限に活用できます:大きな庭石を撤去することで、これまで使えなかったスペースが生まれ、駐車場の拡張、芝生や花壇の設置、物置の設置など、利用価値の高いスペースへと活用できます。例えば、300kgの庭石1個を撤去するだけで、自転車2台分の駐車スペースを確保できたという実例もあります。
- 庭の維持管理の手間が大幅に軽減されます:庭石の周囲は凹凸があり、草むしりや掃除が非常に面倒ですが、撤去し整地することで、芝生の手入れや掃除が楽になり、庭全体のメンテナンスにかかる時間と労力を削減できます。これにより、休日の時間を庭の手入れではなく、家族との団欒などに充てられるようになります。
- 安全性が向上し、安心な生活を送れます:庭石は経年劣化や地震、地盤沈下などにより倒れたり転がったりする危険性がありましたが、撤去することで、転倒や事故のリスクがなくなり、小さなお子様やペットも安心して庭で遊べるようになります。特に地震が多い日本では、庭石の安全対策は重要な課題です。
- 不動産の価値向上につながる場合があります:不要な庭石を撤去し、庭全体をきれいに整地することで、土地が売却しやすい状態になり、不動産の価値を高める要因となることがあります。買い手側から見ても、庭石の撤去費用を考慮せずに済むため、スムーズな売却につながりやすいです。
庭石を撤去・処分するデメリット
- 撤去・処分に費用と時間が必要となります:庭石の撤去と処分には、業者への依頼費用、運搬費用、処分費用が発生し、特に大きな庭石や数が多い場合は高額になる傾向があります。また、業者との打ち合わせや工事期間を含めると、撤去完了までに数週間を要することがあります。
- 庭の景観や雰囲気が大きく変化します:長年庭のシンボルだった庭石を撤去することで、庭の雰囲気が大きく変わり、人によっては物足りなさを感じる場合があります。庭石が持つ風格や歴史的な価値が失われるという側面も考慮する必要があります。
- 撤去後に整地作業が必要になる場合があります:庭石を撤去した後の地面には、大きな穴や凹みが残ることが多く、そのままでは活用できないため、土を埋め戻し整地する作業が別途必要になります。この整地作業にも費用と手間が発生します。
- 不適切な処分によるリスクが生じる可能性があります:庭石は産業廃棄物として適切に処分しなければならず、不法投棄はもちろん、業者選びを誤ると、不適正な処分によるトラブルに巻き込まれるリスクが生じます。信頼できる業者に依頼し、処分方法を確認することが重要です。
庭石の撤去・処分にかかる費用の相場と内訳
庭石の撤去・処分にかかる費用は、庭石の大きさや重さ、種類、現場の状況、業者の種類などによって大きく変動します。費用の内訳を理解し、適正価格を把握することが、業者選びの第一歩です。
庭石撤去費用の主な内訳
庭石の撤去・処分費用は、主に以下の4つの項目で構成されます。これらの内訳を理解することで、業者からの見積もり内容を正確に把握することができます。
| 費用項目 | 概要 | 相場の目安 |
| 人件費 | 撤去作業を行う作業員の人件費。庭石の大きさや数、現場の状況により変動します。 | 1名あたり約 20,000円~30,000円/日 |
| 運搬費 | 撤去した庭石を処分場まで運ぶためのトラックや車両の費用。処分場までの距離や運搬量で変わります。 | 1台あたり 約20,000円~30,000円程度 |
| 処分費 | 庭石を産業廃棄物として処分するための費用。庭石の重さ(kg)で単価が決まることが多いです。 | 1kgあたり約 30円~50円程度 |
| 重機使用料 | 大きな庭石の撤去にクレーンや重機が必要な場合の使用料。重機の種類や作業日数で変わります。 | 1日あたり 約30,000円~50,000円程度 |
特に、庭石の処分費は重さに比例して高くなるため、ご自宅の庭石のおおよその重さを知ることが、費用の目安を知る上で非常に重要です。
庭石撤去の費用相場(全国平均)
庭石の撤去・処分費用の相場は、庭石のサイズによって大きく異なります。ここでは、一般的なサイズごとの相場をご紹介します。
| 庭石のサイズ・重さの目安 | 費用の目安(撤去・運搬・処分費含む) |
| 小型の庭石(50kg未満、人力で持ち運び可能) | 約5,000円~15,000円程度 |
| 中型の庭石(50kg~300kg、人力で移動困難) | 約15,000円~50,000円程度 |
| 大型の庭石(300kg以上、重機やクレーンが必要) | 約50,000円~100,000円程度 |
| クレーン作業が必要な場合(重機使用料が加算) | 約80,000円~200,000円程度 |
この費用はあくまで一般的な相場であり、現場の状況(重機が入れない、運搬距離が長いなど)によって追加費用が発生する場合があることを理解しておく必要があります。正確な費用を知るためには、必ず複数の業者に見積もりを依頼することが大切です。
【サイズ別】庭石の撤去・処分費用の具体的な計算方法
庭石の撤去・処分費用を概算するためには、まず庭石の重さを推測し、その重さに応じた処分費を計算することが基本となります。ここでは、庭石の重さの計算方法と、具体的な費用の計算例をご紹介します。
庭石の重さを推定する方法(比重を用いた計算)
庭石の処分費は、一般的に重さ(kg)を基準に算出されるため、庭石の重さを推測することが重要です。庭石の重さは、「体積 × 比重」で計算できます。
- 庭石の体積を測る:庭石の縦、横、高さを測り、体積(立方メートル:m3)を計算します。例えば、縦1m、横1.5m、高さ0.5mの庭石の場合、体積は 1×1.5×0.5=0.75m3 となります。
- 庭石の比重を確認する:比重とは、ある物質の密度を基準物質(水)の密度で割った値です。庭石の種類によって比重は異なりますが、一般的な庭石(御影石、安山岩など)の比重は概ね1.5~3.0程度とされています。例えば、御影石の比重は2.5~2.7程度です。
- 重さを計算する:体積(m3)に比重を掛け、さらに1,000(水の比重)を掛けることで重さ(kg)が推定されます。例えば、体積0.75m3で比重2.5の庭石の場合、重さは 0.75×2.5×1000=1,875kg となります。
この計算方法はあくまで推定であり、正確な重さは業者の計測によりますが、費用の目安を把握する上で役立ちます。
庭石撤去費用の具体的な計算例
上記で計算した重さを基に、具体的な撤去費用の概算をしてみましょう。
計算例:重さ 1,875kg の庭石を撤去する場合
| 費用項目 | 計算根拠 | 費用目安 |
| 処分費 | 1,875kg × 処分単価 40円/kg | 約75,000円 |
| 運搬費 | トラック運搬1台分として | 約25,000円 |
| 重機使用料 | クレーンまたはユニック車1日分として | 約40,000円 |
| 人件費 | 作業員2名 ×約 25,000円/日 | 約50,000円 |
| 合計 | 処分費 + 運搬費 + 重機使用料 + 人件費 | 約190,000円 |
この計算例から分かる通り、庭石の撤去費用は処分費だけでなく、運搬費や重機使用料、人件費など、複数の要素によって構成されています。特に大型の庭石(景石など)は、重機使用料や人件費が加算されることで、総額が高額になる傾向があります。
庭石を処分する主な方法とそれぞれのメリット・デメリット
庭石を処分する方法は、業者に依頼する方法以外にもいくつか存在します。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、ご自身の庭石のサイズや量、予算に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
業者に依頼して庭石を撤去・処分する方法
庭石の撤去・処分の最も一般的で確実な方法は、解体工事業者や石材店などの専門業者に依頼することです。
| 業者依頼のメリット | 業者依頼のデメリット |
| 安全かつ確実に処分できる:専門業者は重機や技術を持っているため、大型の庭石でも安全かつ効率的に撤去・処分できます。特に重機作業が必要な場合は、安全面で大きなメリットがあります。 | 費用が高くなる傾向がある:人件費、運搬費、処分費、重機使用料などがかかるため、自力で処分する方法と比較して費用は高額になります。見積もりの比較検討が必須です。 |
| 手間と時間を大幅に節約できる:庭石の破砕、運搬、処分場への持ち込みなど、すべての作業を業者が代行するため、ご自身の手間と時間を大幅に節約できます。 | 業者選びで失敗するリスクがある:悪徳業者に依頼してしまうと、不当な高額請求や不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。許可や実績を確認することが重要です。 |
| 撤去後の整地まで依頼できる:庭石を撤去した後の地面の穴埋めや整地作業まで一貫して依頼できる業者が多く、庭の再活用をスムーズに進められます。 | 作業スケジュールが業者に依存する:業者の予約状況や天候などにより、ご自身の希望通りのスケジュールで作業が進まない場合があります。納期を事前に確認しましょう。 |
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解体工事業者のACTIVE(アクティブ)の場合、建物の解体と合わせて庭石の撤去も一括で依頼できるため、費用や手間を抑えることが可能です。
自治体やホームセンターを利用して庭石を処分する方法
庭石が比較的小さく、少量である場合は、自治体のゴミとして処分できる可能性があります。
- 自治体のゴミとして処分する:多くの自治体では、庭石は産業廃棄物に該当するため、一般のゴミとしては処分できません。しかし、自治体によっては「燃えないゴミ」や「粗大ゴミ」として、大きさや重さに制限を設けて収集している場合があります。例えば、「10kg未満」「手のひらサイズ以下」などといった制限です。必ず事前に自治体の窓口に確認することが重要です。メリットは費用が非常に安く済むことですが、デメリットは制限が厳しく、収集対象とならない場合が多いことです。
- ホームセンターに持ち込む:一部のホームセンターでは、購入した商品の梱包材や少量の建材などを引き取りしている場合がありますが、庭石などの産業廃棄物の引き取りは原則として行っていません。しかし、店舗や状況によっては相談に応じてくれる可能性もゼロではないため、近くの店舗に問い合わせてみる価値はあります。メリットは運搬費が節約できることですが、デメリットは引き取り条件が厳しく、確実性がないことです。
庭石を売却・譲渡する方法(再利用)
庭石の中には、鑑賞価値が高く、再利用の需要があるものも存在します。
- 造園業者や石材店に買い取りを依頼する:珍しい種類の石や、形が美しい庭石(景石など)は、造園業者や石材店が買い取りしてくれる場合があります。庭石の価値を正しく判断できる専門業者に査定を依頼することが大切です。メリットは撤去費用が無料になったり、臨時収入を得られる可能性があることですが、デメリットは買取対象となる庭石が限られることと、査定に手間がかかることです。
- 個人に譲渡する(インターネットなどを活用):「ジモティー」などの地域の掲示板や、フリマアプリなどを利用して、庭石を欲しい人に無料で譲渡したり、安価で売却したりする方法もあります。メリットは処分費をかけずに庭石を手放せる可能性があることですが、デメリットは譲渡先を見つけるのに時間がかかることと、運搬方法を譲渡先と調整する手間が発生することです。
専門業者に庭石の撤去・処分を依頼する際のメリット・デメリット
庭石の撤去・処分は、特に大型の庭石や量が多い場合は、専門業者に依頼することが最も安全で確実な方法です。ここでは、業者に依頼することのメリットとデメリットをさらに掘り下げて解説します。
専門業者に依頼するメリットの具体例
専門業者に庭石の撤去・処分を依頼することには、費用面や安全面で大きなメリットがあります。
- 効率的かつ安全に作業を進められる:解体工事業者などの専門業者は、庭石の破砕や運搬に適した重機(クレーン、ユニック車など)や専門工具を保有しており、作業に慣れたスタッフが安全対策を徹底して作業を行います。これにより、自力では数日かかる作業も、業者に依頼すれば半日から1日で完了する場合があります。
- 廃材や廃棄物の処理を一括して依頼できる:庭石は産業廃棄物として適正に処分する必要があり、その手続きや処分場への運搬は専門知識が必要です。業者に依頼すれば、庭石だけでなく、撤去時に発生した土やその他の廃材も一括して適切に処分してもらえるため、不法投棄などのトラブルの心配がありません。
- 複雑な撤去作業にも対応可能:庭石が地中深く埋まっている場合や、庭石の周囲に構造物があるなど、複雑な現場状況でも、業者は経験に基づいた技術で対応できます。例えば、重機が入れない狭い場所にある庭石を、手作業で小割にして撤去するといった柔軟な対応が可能です。
- 撤去後の土地活用に関する相談ができる:庭石を撤去した後、その土地を駐車場にする、芝生にするなど、具体的な活用計画がある場合、解体工事業者や外構業者は、整地作業やその後の工事についても相談に乗ってくれます。庭全体のリフォームを考えている方にとっては、一貫して依頼できるメリットは非常に大きいです。
専門業者に依頼するデメリットと対処法
業者に依頼する際には、費用面やスケジュール面でデメリットも存在します。これらを理解し、適切な対処法を取ることが重要です。
| デメリット | 具体的な対処法 |
| 費用が高くなる場合がある:人件費や重機使用料などが加算されるため、自力処分に比べて総額が高額になるのは避けられません。 | 必ず複数の業者(3社以上)から見積もりを取り、費用や作業内容を比較検討しましょう。相場を知ることが高額請求を防ぐ対策となります。 |
| 作業スケジュールが業者に依存する:繁忙期には予約が取りにくく、希望の時期に作業を開始できない可能性があります。 | 庭石の撤去計画が立ち次第、できるだけ早めに業者に問い合わせ、スケジュールを確保することが重要です。余裕をもった計画を立てましょう。 |
| 業者選びを誤るとトラブルのリスクがある:悪徳業者による不当な追加費用の請求や、不法投棄などの環境問題を引き起こすリスクがあります。 | 自治体の建設業許可や産業廃棄物収集運搬許可の有無を確認し、実績や口コミも参考にして、信頼できる業者を選定してください。 |
| 周辺環境への配慮が必要となる:重機を使用する作業は、騒音や振動が発生し、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。 | 業者に近隣住民への挨拶や事前説明を徹底してもらいましょう。低騒音工法や時間帯の配慮についても相談することが大切です。 |
庭石の撤去を業者に依頼する際の流れと注意すべきポイント
庭石の撤去を業者に依頼する際は、依頼から作業完了までの流れと、業者との打ち合わせで注意すべきポイントを把握しておくことで、スムーズで納得のいく撤去を実現できます。
庭石撤去を業者に依頼する際の流れ(PREP法)
- Point(結論):庭石撤去は、まず複数の業者に見積もりを依頼することから始めます。
- Reason(理由):複数の業者を比較することで、適正な費用相場を知り、作業内容や対応の質を比較できるためです。
- Example(具体例):
- 見積もり依頼・現地調査:庭石の大きさ、数、種類、現場状況(重機の搬入経路など)を確認してもらうため、複数の業者に連絡し、無料の現地調査と見積もりを依頼します。庭石が地中にどれくらい埋まっているかも、費用に影響するため重要な確認事項となります。
- 見積もりの比較・業者選定:提出された見積もりの内容(費用の内訳、作業範囲、工期など)を徹底的に比較します。費用が極端に安い、または高すぎる業者は注意が必要で、疑問点は遠慮なく質問し、納得した上で業者を決定します。
- 契約・事前準備:契約内容に署名する前に、追加費用の発生条件や損害賠償などの重要事項を再確認します。また、作業開始前には、業者に近隣住民への挨拶を依頼し、作業場所周辺の私物を移動させるなど、事前準備を行います。
- 撤去工事・完了確認:業者が作業を開始し、庭石の破砕・搬出、運搬、処分を実施します。作業完了後は、依頼内容通りに庭石が撤去されているか、周囲に損傷がないかなどを立会の上で確認し、問題がなければ支払いを行います。
- Point(結論):この流れで進めることで、後悔のない庭石撤去を実現できます。
業者との打ち合わせで必ず確認すべき注意点
業者との打ち合わせの際には、後々のトラブルを避けるために、費用や作業内容に関する詳細を明確にしておくことが不可欠です。
- 見積もりの詳細な内訳を必ず確認する:見積もりには、「一式」といった曖昧な表現ではなく、人件費、運搬費、処分費、重機使用料などの項目が具体的に記載されているか確認します。庭石の重さに対する単価(1kgあたりの処分費など)も尋ねることが、費用比較の重要な基準となります。
- 追加費用の発生条件を確認する:地中に想定外の大きな石が埋まっていた場合など、追加費用が発生する可能性や、その際の計算方法を事前に確認します。業者に勝手に作業を進めさせず、追加費用が発生する場合は必ず施主に連絡し承諾を得るという約束を取り付けましょう。
- 撤去後の整地・仕上げの範囲を明確にする:庭石を撤去した後の地面の処理(穴埋め、整地)が、見積もりに含まれているか確認します。単に穴を埋める「粗仕上げ」なのか、砕石を敷く「砕石舗装」なのかなど、仕上げの方法についても具体的に指示しておくことが重要です。
- 産業廃棄物の適正な処分を確認する:庭石は産業廃棄物として処分され、不法投棄は法律で厳しく罰せられます。業者が産業廃棄物収集運搬許可証を保有しているか確認し、処分証明書(マニフェスト)の写しを発行してもらえるか尋ねることで、適正な処分を確認できます。
庭石の撤去・処分で費用を安く抑えるための方法
庭石の撤去・処分は、費用が高額になりがちですが、いくつかの工夫と努力で費用を安く抑えることが可能です。費用を節約するための具体的な方法を紹介します。
複数の業者から相見積もりを取る重要性
庭石の撤去・処分費用を抑える上で、複数の業者から相見積もりを取ることは最も重要なステップです。
相見積もりのメリット
- 適正な相場価格を把握できる:業者によって処分費や人件費の単価が異なるため、複数の見積もりを比較することで、ご自身の庭石撤去の適正な相場価格を正確に把握できます。極端に高い見積もりや、安すぎる見積もり(不法投棄のリスクがある場合など)を見抜く力が身に付きます。
- 価格交渉の材料となる:他社の見積もりを提示することで、希望の業者に対して価格交渉を行う材料として活用できます。ただし、極端な値引きを要求すると手抜き工事につながる可能性もあるため、適度な範囲での交渉を心がけることが大切です。
- 業者ごとの作業内容や対応を比較できる:費用だけでなく、見積もりの詳細内容、担当者の対応の速さや丁寧さ、実績などを総合的に比較することで、最も信頼できる業者を選定できます。
DIY(自力)でできる作業と業者依頼の境界線
庭石の撤去費用を抑えるために、自力で作業できる範囲を広げることも有効な手段です。
- 小型の庭石は自分で処分する:人力で持ち運べるサイズ(50kg未満)の小型の庭石は、自力で撤去し、自治体のルールに従って処分することが可能です。費用は道具代と自治体の処分費のみとなり、大幅な節約になります。バールや台車などを活用すると効率的です。
- 庭石の破砕までを自力で行う:大型の庭石でも、電動ハンマーや手動のタガネなどを使用して小割に破砕すれば、重機使用料を節約できる場合があります。ただし、破砕作業は騒音や振動が大きく、破片が飛び散る危険が伴うため、安全対策を徹底し、近隣住民への配慮が必要です。無理のない範囲で行うことが大切です。
- 運搬のみ業者に依頼する:自力で庭石を掘り起こし、運びやすい場所まで移動させておき、運搬と処分のみを業者に依頼するという方法も費用節約につながります。運搬費の内訳を確認し、業者に相談してみましょう。
庭石を再利用(買取・譲渡)する方法を検討する
前述したように、庭石を売却または無料で譲渡することで、処分費をゼロにできる可能性があります。
買取・譲渡の検討ポイント
- 庭石の価値を判断する:形や種類(銘石など)が珍しい、または状態が良い庭石は買取の対象となる可能性があります。造園業者や石材店に査定を依頼し、買取の可否を確認しましょう。
- 無料引き取り業者を探す:庭石を再利用目的で無料で引き取ってくれる業者も存在します。ただし、運搬費や人件費を請求されないか、不法投棄をしない信頼できる業者かどうかを慎重に見極めることが必要です。
- 個人への譲渡の条件を明確にする:個人に譲渡する場合、運搬費用をどちらが負担するか、引き渡し場所など、条件を明確にしてトラブルを避けることが重要です。
庭石を撤去した後の整地と土地活用方法
庭石の撤去が完了したら、次に重要になるのが、その後の地面の整地と土地活用です。撤去後の土地をどのように使うかによって、整地作業の内容も変わってきます。
庭石撤去後に必要となる整地の種類
庭石を撤去すると、その場所には大きな穴や凹みが残ります。そのまま放置すると危険なため、必ず整地作業が必要です。整地の主な種類と特徴を理解しましょう。
| 整地の種類 | 目的 | 費用の目安(1m²あたり) |
| 粗仕上げ | とりあえず平らにしたい、一時的に更地にしたい | 約300円~600円 |
| 真砂土舗装 | 土地を売却する、庭として利用したい | 約3,000円~7,000円 |
| 砕石舗装 | 簡易的に駐車場として利用したい、ぬかるみをなくしたい | 約2,000円~7,000円 |
| アスファルト舗装 | 本格的な駐車場にしたい、地盤を固めたい | 約4,000円~6,000円 |
粗仕上げは、重機やローラーで表面を平らにする最も簡単な方法です。真砂土舗装は、土を埋め戻した後、真砂土(まさつち)と呼ばれる質の良い土を敷き均して仕上げる方法で、土地の売却時によく用いられます。砕石舗装は、砕いた石を敷き詰めて転圧するため、水はけが良くなり、簡易駐車場として利用するのに適しています。
撤去後の土地活用事例
庭石を撤去することで、庭の土地活用の幅が大きく広がります。
- 駐車スペースの拡張:最も一般的な活用方法の一つが、駐車スペースの拡張です。庭石の撤去で生まれたスペースに砕石舗装やアスファルト舗装を施すことで、車をもう一台停められるようになったり、自転車やバイクの乗り入れが容易になります。
- 家庭菜園やガーデニング:庭石のあった場所の土を入れ替え、真砂土舗装などで整地することで、日当たりの良い場所を家庭菜園や花壇として活用できます。私の実家では、昔大きな景石があった場所を撤去後、花壇にしました。以前より庭が明るくなり、母が趣味のガーデニングを楽しめるようになったと喜んでいます。
- 物置や倉庫の設置場所:今まで庭石が邪魔で置けなかった物置や倉庫を設置することで、家の中の収納スペースを確保できます。物置を設置する場合は、地面を平らにするだけでなく、コンクリートで基礎を作るなどの追加工事が必要になることがあります。
- ウッドデッキやテラスの設置:庭石の撤去により、広いスペースが確保できれば、ウッドデッキやテラスを設置して、家族や友人とバーベキューを楽しめる憩いの空間を作り出すことができます。
悪徳業者に騙されない!庭石の撤去・処分を依頼する業者選びの注意点
庭石の撤去・処分を業者に依頼する際、残念ながら中には不当な請求や不法投棄を行う悪徳業者が存在します。トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を見極めるための重要なポイントを押さえておきましょう。
信頼できる業者を見極めるためのチェックリスト
信頼できる業者を選ぶためには、以下の点を徹底的に確認することが必要です。
- 産業廃棄物収集運搬許可を持っているか:庭石は法律上「産業廃棄物」に分類されます。これを適正に収集・運搬・処分するためには、業者に「産業廃棄物収集運搬許可証」が必要です。この許可を持たない業者に依頼すると、不法投棄のリスクが高まります。見積もり依頼時に必ず許可証の提示を求めましょう。
- 見積もりの内訳が明確か:「庭石撤去処分費一式」など、内訳が不明瞭な見積もりを出す業者は要注意です。運搬費、処分費、人件費、重機使用料などが細かく記載されているかを確認し、疑問点はその場で解消してくれる業者を選びましょう。
- 追加費用の説明が明確か:現地調査の時点で、地中の状況などにより追加費用が発生する可能性について、具体的に、そして誠実に説明してくれるかを確認します。追加費用が発生する前に必ず施主に連絡し、承諾を得るという取り決めをしてくれる業者が信頼できます。
- 実績と口コミの評判はどうか:ホームページなどで庭石撤去の実績(特に自宅と似た規模の事例)が豊富に公開されているかを確認します。また、Googleマップや地域の口コミサイトなどで、実際に利用した人の評価や評判も参考にしましょう。評判が極端に悪い業者や、情報が全くない業者は避けるべきです。
悪質な業者による主なトラブル事例と対処法
悪質な業者に依頼すると、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
| トラブル事例 | 具体的な対処法 |
| 不当な高額請求:無料見積もりのはずが、作業後に高額な追加費用を請求される。 | 契約前に「追加費用の発生条件」を文書で確認する。契約書に記載されていない費用は支払いを拒否する。 |
| 不法投棄による責任追及:業者が庭石を山中などに不法投棄し、依頼主である施主にも責任が問われる。 | 産業廃棄物収集運搬許可を持つ業者に依頼し、処分証明書(マニフェスト)の写しを受け取って、適正な処分を確認する。 |
| 近隣トラブル:事前の挨拶もなく、重機による騒音や振動で近隣住民と揉める。 | 業者に近隣への丁寧な挨拶と事前説明を徹底させる。作業時間帯についても細かく取り決めを行う。 |
| 作業中の家屋・外構の損傷:重機の操作ミスなどで、塀や庭を傷つけられるが、補償を拒否される。 | 業者が加入している損害賠償保険について契約前に確認する。万が一損傷が発生した場合は、すぐに写真などで記録を残す。 |
特に岡山・倉敷・福山・鳥取・広島の地域で活動する業者を選ぶ際は、地域密着で信頼性の高い業者を選ぶことが、トラブル回避のカギとなります。
庭石の撤去・処分に関する実例とよくある質問
ここでは、庭石の撤去・処分に関する具体的な実例と、お客様からよくいただく質問とその回答を紹介します。
庭石撤去・処分に関する実例紹介
| 事例 | 庭石の状況 | 撤去・処分の方法 | 費用目安 | 備考 |
| 事例1:駐車スペース確保 | 景石(約2トン)1個、中型石5個。重機での搬出が必要な状況。 | 解体業者に依頼。クレーンで吊り上げ、破砕後に処分場へ運搬。 | 約220,000円 | 撤去後の整地費用(砕石舗装)が別途発生。庭石撤去は1日で完了。 |
| 事例2:自力での部分処分 | 50kg以下の小型石が多数。 | 自力で細かく破砕し、自治体のルールに従って少量ずつ処分。 | 約5,000円 | 道具代のみ。時間はかかったが費用を大幅に節約。 |
| 事例3:建替と同時撤去 | 建物基礎近くに埋まった大型庭石(約1トン)。 | 建物解体工事と同時に解体業者に依頼。 | 約150,000円 | 他の解体費用に組み込まれ、単体で依頼するより費用を抑えられた。 |
これらの実例からも、庭石の大きさや現場の状況、依頼するタイミングによって、費用が大きく変動することが分かります。特に、建物の解体や建替と同時に庭石を撤去すると、重機費用や運搬費用が効率化され、トータルコストを抑えられる場合が多くあります。
庭石の撤去・処分に関するQ&A
Q1. 庭石を地中に埋めても良いですか? A. 庭石を地中に埋めて処分することは、絶対に避けるべきです。庭石を埋めたまま土地を売却すると、買主から撤去費用を請求されるなど、売主責任を問われるトラブルに発展する可能性があります。また、将来的に建物を建てる際に、地盤の基礎工事の障害になるリスクもあります。庭石は産業廃棄物として適切に処分する必要があります。
Q2. 庭石が家の下に埋まっている場合はどうすればいいですか? A. 庭石が家屋の基礎の下や非常に近い場所に埋まっている場合、撤去作業によって基礎や建物に影響が出る可能性があるため、専門的な知識と技術が必要です。この場合は、必ず建物解体や基礎工事の経験が豊富な解体工事業者などの専門業者に依頼してください。素人判断で撤去しようとすると、建物に重大な損傷を与える危険があります。
Q3. 庭石撤去の見積もりは無料ですか? A. 多くの解体工事業者や造園業者は、庭石撤去の現地調査と見積もりを無料で行っています。ただし、一部の業者では有料となる場合もあるため、依頼する際に「見積もりは無料ですか?」と確認することが大切です。ACTIVE(アクティブ)では、岡山・倉敷・福山・鳥取・広島エリアでの現地調査・お見積もりは無料で対応しています。
Q4. 庭石撤去の作業日数はどれくらいですか? A. 庭石の大きさや数、重機が搬入できるかなどの現場状況によって異なりますが、一般的な中~大型の庭石数個の撤去であれば、通常は半日から1日程度で完了します。ただし、非常に大きな景石の破砕が必要な場合や、重機が使えず全て手作業となる場合は、数日を要することもあります。正確な工期は、現地調査の際に見積もりと合わせて業者に確認してください。
まとめ
この記事では、庭石の撤去・処分を検討している方に向けて、必要な費用相場、処分方法の選択肢、業者選びの注意点まで、後悔しないための全知識を解説しました。
庭石の撤去・処分には、庭の安全性向上や土地の有効活用といった大きなメリットがありますが、同時に、処分費用が高額になる、業者選びで失敗するリスクがあるといったデメリットも存在します。
庭石の処分費用は、重さ1kgあたり30円~50円程度が相場ですが、これに人件費、運搬費、重機使用料が加算されるため、特に大型の庭石の場合は総額が高額になります。
費用を抑えるためには、複数の業者から相見積もりを取り、自力で破砕可能な部分はDIYで対応するといった工夫が有効です。
そして何よりも重要なのは、産業廃棄物収集運搬許可を持つ信頼できる専門業者を選ぶことです。
見積もりの内訳を細かく確認し、追加費用の条件を明確にすることで、悪質な業者による不当な請求や不法投棄といったトラブルを未然に防ぎましょう。
岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。





