こんにちは!岡山・倉敷・福山・鳥取・広島の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。
ご自宅の建替えや土地の有効活用を検討されている方にとって、建物解体工事は避けて通れないプロセスです。「解体費用が思ったよりも高かった」「見積もりの『残土処分費』って何だろう?」と疑問や不安を感じていませんか?特に、建物解体工事に伴って発生する残土(建設発生土)の処分は、費用全体を大きく左右する重要な要素であり、適正な処理が行われないと後々大きなトラブルに発展する可能性もあります。
この記事では、建物解体工事で発生する残土処分の基礎知識から、費用の相場、そして最も気になる「どうすれば費用を抑えられるか」という具体的な方法まで、解体工事を検討している方が知っておくべき全てを網羅的にご紹介します。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
- 建物解体工事で発生する残土の定義と種類
- 残土処分の正確な流れと費用内訳
- 岡山・倉敷・福山エリアにおける残土処分の費用相場
- 残土処分費用を賢く抑えるための具体的なテクニックと業者交渉術
- 悪質な業者による違法投棄のリスクと優良業者を見分けるチェックポイント
現在、解体工事の見積もりを比較検討している方、残土処分費用に不安を感じている方、そして安全かつ適正に解体工事を完了させたい方はぜひ最後まで読んでみてください!
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建物解体工事における残土処分とは?
建物解体工事を行う際に、「建物本体の解体費用」の他に、「残土処分費」という項目が計上されることに疑問を持つ方もいるかもしれません。残土処分は、解体工事後の土地を更地にする、または建替えを行う上で、非常に重要な工程の一つです。
建物解体工事で発生する残土の定義と種類
残土とは、建築工事や土木工事で副次的に発生する土のことで、正式には「建設発生土」と呼ばれます。建物解体工事においては、主に建物の基礎部分や地下構造物、配管の撤去、また土地の掘削や整地作業の過程で、地中から掘り起こされる土砂を指します。
残土には、純粋な土だけでなく、以下のようなものが混ざっていることがあります。
- コンクリートガラ・瓦礫(がれき): 基礎や土間、ブロック塀などの破片。
- 木くず・廃材: 地中に埋まっていた古い木材や根っこ。
- 汚泥: 水分を多く含み、コーン指数が低い泥状の土。
- 自然石・岩: 掘削時に出てきた大きな石。
このうち、コンクリートガラや瓦礫などが混ざっている場合は「建設混合廃棄物」として産業廃棄物扱いとなり、処分方法や費用が異なります。純粋な土砂(残土)は産業廃棄物ではありませんが、分別せずに排出すると全て産業廃棄物として扱われるため、適切な分別が極めて重要です。
残土処分が建物解体工事で重要視される理由
建物解体工事で残土処分が重要視される理由は、主に以下の三点にあります。
- 次の土地活用のため: 土地を売却する場合や、新しい建物を建てる(建替え)場合、土地の表面を平坦にする整地作業が必要です。残土が過剰に残っていると、次の建築工事の支障になったり、土地の購買意欲を損ねたりするため、適切な残土処分が必須となります。
- 法令遵守のため: 残土の不適切な処理は、周辺環境への悪影響や、土砂崩れなどの災害を引き起こす可能性があります。そのため、「建設リサイクル法」や各自治体の「残土条例(盛土規制法)」などの法令に基づき、適正に処理する義務が排出事業者(解体業者、そして最終的には施主)に課せられています。違法な残土投棄は、重大な罰則の対象となるため、法令を遵守した処分が欠かせません。
- 費用の透明性確保のため: 残土処分費は、解体工事全体の費用のうち、大きな割合を占めることがあります。残土の量が不透明であったり、処分方法が不明確であったりすると、後から追加費用が発生するなどのトラブルの原因になります。見積もりの段階で、残土処分について明確に理解し、適正な費用が計上されているかを確認することが重要です。
建物解体工事に伴う残土処分の基本的な流れ
残土処分をスムーズかつ適正に行うためには、その手順を把握しておくことが大切です。解体業者によって多少の前後や省略はありますが、一般的な残土処分の流れは以下の通りです。
残土の発生から分別・一時保管までのステップ
残土は、建物の基礎や地下部分の撤去、配管の掘り起こし、または更地にするための整地作業中に発生します。
- 残土の掘削と発生: 重機を使用して、基礎などを掘り起こす際に残土が発生します。この段階で、解体業者は可能な限り土の発生量を最小限にするよう努めます。
- 異物(ガラ)の分別: 掘り起こされた残土の中には、コンクリート片、瓦、石、木くずなどの異物(ガラ)が混ざっています。これらは「産業廃棄物」として扱う必要があるため、重機や手作業で土と分別します。異物が混ざったまま処分場に運ぶと、産業廃棄物扱いとなり処分費用が高くなるため、この分別作業は費用を抑える上で非常に重要です。
- 土質の確認と一時保管: 分別された土(残土)の土質(粘土質、砂質、汚泥の有無など)を確認します。土質によって運搬先や処分費用が変動するためです。良質な土は、ストックヤード(残土仮置き場)などに一時的に保管されます。
最終処分場またはリサイクル施設への残土の運搬と処理
分別・保管された残土は、その後の利用目的に応じて適切な場所へ運搬されます。
- 運搬車両の手配: 分別された残土は、ダンプカーやトラックに積み込まれ、運搬されます。運搬時には、残土が飛散しないようシートをかけるなど、法令で定められた安全対策が厳守されます。運搬車両には、残土を運ぶための許可(一般貨物自動車運送事業許可など)が必要です。
- 再利用・リサイクル: 異物が除去され、再利用が可能な良質な残土は、埋め戻し材や盛土材として、他の建設現場や造成地の整地などに活用されます。リサイクル施設では、残土を改良土などに加工し、製品化することも行われています。ACTIVE(アクティブ)では、発生した残土をできる限り自社や提携先の現場で再利用するルートを確保することで、お客様の処分費用を削減することに貢献しています。
- 最終処分: 再利用が困難な残土や、過剰に発生した残土は、自治体が指定する埋立地や残土の受け入れ許可を得た最終処分場へ運搬・処分されます。
建物解体工事の残土処分で発生する費用の内訳
残土処分は、解体工事の付帯工事の中でも、特に費用が高額になりやすい項目です。その費用を理解することで、見積もりの適正性を判断し、無駄な出費を避けることができます。
残土処分費用の相場とその変動要因
岡山・倉敷・福山エリアを含む一般的な残土処分費用の相場は、1立方メートル(㎥)あたり 約3,000円~10,000円程度が目安です。ただし、この単価は以下の要因によって大きく変動します。
| 変動要因 | 費用の影響 | 具体的な解説 |
| 残土の量(㎥) | 量が多いほど総額が上がる | 基礎の大きさや地下室の有無、土地の高低差解消のための掘削量によって決まります。 |
| 土質(汚泥の有無) | 汚泥や粘土質は高くなる | 汚泥は産業廃棄物扱いの「泥汚泥」と判断される場合があり、通常の土砂よりも処理費用が非常に高くなります。 |
| 異物の混入率 | 異物が多いほど高くなる | コンクリートガラや木くずなどの産業廃棄物が多く混ざっていると、分別費用や産業廃棄物としての処分費が加算されます。 |
| 運搬距離 | 距離が遠いほど高くなる | 残土の処分場やリサイクル施設までの距離が遠いと、運搬にかかる燃料費や人件費が増加します。 |
| 地域の残土受け入れ状況 | 受け入れが少ないと高くなる | 残土処分場の空き状況や需要と供給のバランスによって、地域ごとの単価が変動します。 |
例えば、木造の一般的な住宅(約30坪)の解体で発生する残土量は、建物の基礎形状にもよりますが、10 ㎥~30 ㎥程度が想定されます。もし、1㎥あたり5,000円の単価であれば、総額で約5万円~15万円程度が残土処分費の目安となります。
運搬費や人件費など、残土処分にかかるコストを具体的に解説
残土処分費として見積もりに計上される費用は、単に土の引き取り費用だけではありません。主に以下のコストが含まれています。
- 処分単価(受入費用): 残土処分場やリサイクル施設が、残土を受け入れるために設定している単価です。土質や残土の種類によって単価が変わります。
- 運搬費用(トラック・ダンプ代): 掘り起こした残土を処分場まで運ぶための費用です。運搬距離、使用する車両のサイズ(2t車、4t車など)、そして運搬回数によって決まります。例えば、2t車1台あたり1万円前後が目安となることもあります。
- 分別・積込人件費: 残土から産業廃棄物を分別する作業、そして残土を重機でトラックに積み込む作業にかかる人件費です。異物が多いほど、この費用は増加します。
- 重機使用料: 残土の掘削や積み込みに使用する重機(バックホーなど)のリース代や燃料費、オペレーターの費用が含まれます。
これらの費用を総合的に判断し、提示された見積もりが適正であるかを判断することが、施主の皆様には求められます。これらの費用を可能な限り明確にし、内訳を丁寧に説明することを徹底しています。
建物解体工事の残土処分費用を抑えるための賢い方法
残土処分費用は高額になりがちですが、いくつかの工夫を凝らすことで、費用を大幅に削減できる可能性があります。施主として事前に知っておきたい賢い方法をご紹介します。
複数の業者から見積もりを取り比較する残土処分の極意
解体工事の費用、特に残土処分費を適正価格に抑える最も確実な方法は、複数の業者から見積もりを取り、比較することです。
なぜ比較が重要なのか?
- 処分ルートの差: 解体業者によって、残土の処分ルート(提携している処分場や自社のストックヤードの有無)が異なります。地元の処分場と独自のルートを持つ業者は、遠方の処分場に運ぶ業者よりも運搬費を安く抑えることができます。
- 残土量の算出方法の差: 見積もり段階での残土量の算出方法が、業者によって異なる場合があります。経験豊富な業者は、地盤調査や周辺の情報を基に、より正確な残土量を予測できます。
- 価格競争の原理: 複数の業者から相見積もりを取ることで、業者間の価格競争が働き、提示価格が適正化されやすくなります。
【ライター実体験風エピソード】
「以前、私自身が実家の建替えで解体工事の見積もりを取った際のことです。最初の業者A社の見積もりでは、残土処分費が30万円と計上されていました。しかし、ACTIVE(アクティブ)を含む地元の業者B社に相談したところ、『この地域の土質なら、自社のストックヤードで再利用できるため、運搬費と最小限の処分費用のみで対応可能だ』と説明を受け、結果的に残土処分費は10万円以下に抑えられました。この差は、単価の違いではなく、業者の持つ『残土の再利用ルート』によるものだと実感しました。複数の見積もり比較が、いかに重要かを知る出来事でしたね。」
残土のリサイクルや再利用の可能性を検討するメリット
残土を廃棄物として処分するのではなく、「資源」として捉え、リサイクルや再利用の可能性を検討することは、費用削減と環境負荷軽減の大きなメリットを生みます。
- リサイクルによる処分費削減: 異物が混ざっていない良質な残土は、リサイクル業者や他の建設現場へ有償または無償で引き取られることがあります。これにより、処分場への持ち込み費用や運搬費を大幅に削減できます。コンクリートガラも、破砕して再生砕石として利用されることが一般的です。
- 敷地内での再利用: 解体工事後の建替えで、新しい建物の基礎工事や庭の整地作業で、掘り起こした残土を「埋め戻し材」として再利用できる場合があります。敷地内で残土を使い切ることができれば、運搬費と処分費はゼロになり、最も経済的な方法となります。
- 環境への貢献: リサイクルを積極的に行うことは、埋立地の延命や天然資源の消費抑制につながり、環境に配慮した社会貢献にもなります。
施主として、見積もり時に「発生した残土のリサイクルや敷地内での再利用の可能性」について、解体業者に積極的に質問することが、費用削減への第一歩となります。
建物解体工事の残土処分に関する法的制約と注意点
残土処分は、単に土を捨てる作業ではありません。法令による厳しい規制が存在し、施主にも責任が及ぶ可能性があるため、これらのルールを理解しておくことが非常に重要です。
建設リサイクル法と残土処分の義務
建設工事から排出される廃棄物や副産物に関しては、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)」によって、分別と再資源化(リサイクル)が義務付けられています。
- 分別解体の義務: 解体工事を行う際、コンクリート、アスファルト、木材、そしてそれに付随する土砂(残土)を、工事現場で分別することが義務付けられています。これにより、良質な残土と産業廃棄物が明確に分離され、それぞれの適正な処理ルートへ乗せることができます。
- 残土の取り扱い: 建設リサイクル法において、純粋な土砂(残土)は「特定建設資材」には含まれませんが、法律の目的である「資源の有効利用」の観点から、できる限り現場内での利用や再利用が推奨されています。
また、残土の処分・埋め立てに関しては、近年施行された「盛土規制法(宅地造成等規制法の一部改正)」や、各自治体が定める「残土条例」によって厳しく規制されています。これらの法律は、残土や土砂の不適切な埋め立てや堆積による災害の防止を目的としており、規制区域内での残土のたい積・埋め立てには、事前に都道府県知事などの許可が必要となります。
施主が責任を問われる可能性がある違法投棄の事例と対策
残土処分において、最も避けなければならないのが「違法投棄」です。悪質な業者が、処分費用を安く見せかけるために、残土を山林や私有地に不法に投棄するケースが後を絶ちません。
施主の責任(排出事業者責任)
法律上、建物解体工事の「排出事業者」は、元請けの解体業者ですが、最終的な責任(排出事業者責任)は、解体工事を依頼した施主にも問われる可能性があります。無許可の業者に依頼したり、処分方法を適切に確認しなかったりした場合、たとえ知らなかったとしても、施主が罰金などの責任を負う可能性があるため、業者選びは慎重に行わなければなりません。
違法投棄を避けるための対策
- 「残土処分費が極端に安い」業者に注意: 相場から逸脱して極端に安い残土処分費を提示する業者は、違法な処分を行っているリスクがあります。不自然な安さには必ず理由があると考えてください。
- 処分場の確認: 見積もりの際に、残土の最終的な運搬先(処分場またはリサイクル施設)を具体的に業者に尋ねましょう。
- マニフェスト(管理票)の確認: 純粋な残土処分にはマニフェストは不要ですが、残土に産業廃棄物(コンクリートガラなど)が混ざる場合は「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」の発行が義務付けられています。このマニフェストにより、廃棄物が適正に処理されたかどうかを追跡できます。業者にマニフェストの控えを要求し、適正な処理が行われたかを確認することが重要です。
建物解体工事で発生した残土のリサイクルと環境への貢献
残土を単なる「ゴミ」としてではなく、「貴重な資源」として捉えることは、処分費の削減だけでなく、持続可能な社会の実現にも繋がります。
残土を有効活用する具体的なリサイクル方法
建物解体工事で発生する残土のうち、良質な土砂は様々な形でリサイクルされ、有効活用されています。
- 盛土材・埋め戻し材: 造成工事や道路工事における盛土(土地を高くする作業)の材料、または配管などを埋めた後の埋め戻し材として、良質な残土がそのまま利用されます。
- 改良土: 粘土質や含水比が高い(水分を多く含む)残土は、セメントや石灰などの固化材を混ぜて改良し、「改良土」として再生されます。改良土は、品質が安定しており、軟弱な地盤の改良や道路の路盤材などに幅広く使われます。
- 植栽用土: 異物や有害物質を含まない残土は、ふるい分けや品質改良を行うことで、植栽や緑化工事用の土壌として利用されることもあります。
ACTIVE(アクティブ)では、地元のネットワークを活かし、発生した残土を近隣の建設現場や公共工事で再利用するルートを確保することで、お客様の処分費を抑えるとともに、地域資源の有効活用に貢献しています。
環境に配慮した残土処分を行う業者の選び方
環境に配慮し、法令を遵守した適正な残土処分を行う業者を選ぶことが、施主の責任を果たす上で非常に重要です。
- 産業廃棄物収集運搬・処分業の許可: 残土に混ざる産業廃棄物(ガラなど)を運搬・処分するためには、これらの許可を自治体から取得している必要があります。許可証を確認しましょう。
- 再利用ルートの積極的な提案: 「発生した残土は全て廃棄物として処分します」という業者よりも、「残土を分別し、リサイクルや自社現場での再利用を試みます」と積極的に提案する業者を選びましょう。これは、費用削減への意識が高い証拠でもあります。
- マニフェストの確実な運用: 産業廃棄物の処分について、マニフェストを適切に発行し、最終処分まで責任を持って管理する体制が整っているかを確認しましょう。
建物解体工事の契約前にチェックすべき残土処分に関する項目
後々のトラブルや追加費用の発生を防ぐためにも、解体工事の契約前には、残土処分に関する以下の項目を徹底的にチェックしてください。
見積書における「残土処分費」の明確な記載を確認する建物解体工事のポイント
見積もり書には、「残土処分費」が「一式」ではなく、以下の具体的な内訳で記載されているかを確認しましょう。
| 確認すべき項目 | なぜ確認が必要か? |
| 残土の量(㎥) | 見積もりの根拠となる残土の想定量です。この量が過大ではないか確認します。 |
| 処分単価(円/㎥) | 土1立方メートルあたりの処分費用です。相場と比較して極端に高くないか、安くないかを確認します。 |
| 運搬費(〇t車 ×〇回) | トラックのサイズと運搬回数から、運搬費が適正かを確認します。 |
| 土質の記載 | 残土を「汚泥」として処理するのか、「良質な土砂」として処理するのかが明記されているかを確認します。 |
これらの情報が不明確な場合は、必ず業者に詳細な内訳を求め、納得いくまで説明を受けましょう。
残土の発生量や土質の確認方法と業者への伝え方
施主が事前にできる、残土に関する情報収集と業者への効果的な伝え方をご紹介します。
- 地盤調査データの共有: 新しい建物を建てるために地盤調査を行っている場合は、そのデータ(地盤の深さ、土質、地下水位など)を解体業者に共有しましょう。これにより、業者はより正確な残土発生量を予測でき、見積もりの精度が向上します。
- 過去の土地利用履歴の伝達: 以前の建物の基礎が深かったか、土地の造成時に埋め立てが行われていないかなど、過去の土地利用履歴に関する情報を伝えましょう。これにより、予期せぬ大きな基礎や埋設物の存在を業者に知らせることができ、追加費用の発生リスクを低減できます。
これらの情報を積極的に業者に提供することで、「プロの目から見た残土処分計画」の提案を引き出すことができ、結果的に最も経済的かつ適正な残土処分を実現することができます。
悪質な業者に騙されない!建物解体工事の残土処分で優良業者を見抜くポイント
建物解体工事を成功させるには、信頼できる優良な解体業者を選ぶことが最も重要です。特に残土処分に関しては、以下のポイントに注目して業者を見抜きましょう。
必要な許可やマニフェスト(産業廃棄物管理票)を確認する建物解体工事の重要性
優良な業者は、法令遵守と透明性を重視しています。
- 許可証の提示を求める: 残土に混ざる産業廃棄物(コンクリートガラなど)を扱うためには、「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要です。また、残土処分を行うには、各自治体の「残土条例」や「盛土規制法」に基づいた適切な対応が求められます。優良な業者は、これらの許可証を求められればすぐに提示できます。
- マニフェストの確実な発行と説明: 産業廃棄物を運搬する際に使用されるマニフェスト(管理票)の制度について、施主に対して丁寧に説明し、「必ず控えをお渡しします」と明言する業者は信頼できます。マニフェストは、廃棄物が適正に最終処分されたことを証明する唯一の書類であり、これが発行されない、または曖昧な業者は避けるべきです。
「残土処分費が極端に安い」場合の裏に潜むリスク
残土処分費が相場と比較して極端に安い見積もりは、一見魅力的ですが、大きなリスクを伴います。
- 違法投棄のリスク: 許可を持たない違法な処分場や、山林などへの不法投棄を行っている可能性が高いです。万が一、この違法行為が発覚した場合、施主も責任を問われることになります。
- 追加費用の請求: 見積もり段階では残土量が少なく計上されていたが、工事が始まってから「想定外の残土が出た」として高額な追加費用を請求されるケースがあります。良心的な業者は、リスクを説明した上で、残土量に幅を持たせた見積もりを提示します。
ACTIVE(アクティブ)のような優良な業者は、残土の再利用ルートの確保や効率的な運搬計画によって費用を抑える努力をしますが、法令を無視した極端な安値は提示しません。適正な価格で、安全・確実に工事を進めることが、最終的に施主の皆様にとっての最大のメリットとなります。
建物解体工事後の土地活用を見据えた残土処分の計画
残土処分は、解体工事の「終わり」であると同時に、土地活用の「始まり」でもあります。次のステップを見据えた残土処分計画を立てることが重要です。
整地作業と残土処分の連携によるスムーズな次の工程
解体工事が完了した後、土地を平らにする「整地作業」が行われます。この整地作業と残土処分は密接に関係しています。
- 残土の「締め固め」: 整地作業では、土地を次の利用目的に適した状態にするため、表面の土を均し、適切な強度になるように締め固めます。
- 残土処分のタイミング: 次の建替えで土地の高さに変更がない場合は、残土の全量搬出(処分)が行われます。一方、土地の高さを調整する必要がある場合は、一部の残土を敷地内に残し、足りない分は外部から「盛土材」を搬入することもあります。
- 工期の短縮: 優れた解体業者は、残土処分と整地作業の工程を効率的に連携させることで、無駄のない作業を実現し、全体の工期短縮に貢献します。
建替えや売却時に残土処分がもたらす影響
残土の適正な処分は、土地の資産価値にも影響を与えます。
- 建替え時の影響: 残土処理が不十分だと、新しい建物の基礎工事や地盤改良工事に支障をきたし、追加の残土処分費用や整地費用が発生する可能性があります。
- 売却時の影響: 土地を売却する場合、「瑕疵(かし)」がないことが求められます。もし、過去に不法投棄や汚染土壌の混入があった場合、土地の価値は大きく下がり、売却が困難になることもあります。適正な残土処分が行われ、その証明(マニフェストの控えなど)があれば、買い手に対して「安全な土地」であることをアピールでき、円滑な売却につながります。
まとめ
建物解体工事における残土処分は、単に土を捨てる作業ではなく、法令遵守、費用管理、そして次の土地活用に直結する非常に重要なプロセスです。
残土処分の費用は、解体工事全体の費用を左右する大きな要因であり、その相場は1立方メートルあたり3,000円~10,000円程度と幅があります。費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り、残土のリサイクルや敷地内での再利用を積極的に提案してくれる業者を選ぶことが極めて重要です。また、違法投棄のリスクを避けるためにも、安すぎる見積もりには注意し、業者の持つ許可証やマニフェストの運用体制を必ず確認してください。
ACTIVE(アクティブ)は、岡山県内を中心に、長年の経験と独自の再利用ルートを活かし、お客様の建物解体工事に伴う残土処分を、法令に基づき適正かつ経済的に行っております。残土の分別を徹底し、可能な限り再資源化することで、費用の削減と環境負荷の低減を両立させています。
岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!ACTIVE(アクティブ)では、岡山・倉敷・福山・鳥取・広島でお客様にピッタリの解体工事を提案しています。岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で解体工事・建替・相続はACTIVE(アクティブ)にお任せください!!
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。





