こんにちは！岡山・倉敷・福山・鳥取・広島の解体工事業者ACTIVE（アクティブ）のブログ担当です。
「使っていない浄化槽をどうすればいいのか」「放置しても大丈夫なのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際、放置された浄化槽は衛生面や安全面のリスクとなるため、適切な撤去が求められます。
本記事では、浄化槽の撤去が必要な理由から、費用相場、手続きの流れ、補助金の有無、業者の選び方まで、網羅的に解説していきます。
この記事を読むことで、「浄化槽 撤去」に関する基本知識を得ることができ、スムーズに対処できるようになります。
これから浄化槽撤去を検討している方、解体工事の一環で撤去が必要な方は、ぜひ最後まで読んでみてください！
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浄化槽を撤去する理由とは？
使われていない浄化槽をそのままにしておくと、構造物として劣化し、地盤沈下や臭気、害虫の発生などの原因になります。
また、法令上も「浄化槽の機能を停止した場合には撤去または適切な処理が必要」とされています。
特に都市部では下水道の整備が進んでおり、浄化槽を使い続けるよりも下水道への切替えが求められるケースが増えています。
その際、撤去を行わずに放置することで、行政指導の対象になることもあるため注意が必要です。
さらに、建て替えや売却の際にも浄化槽が残っていると資産価値に影響を及ぼします。
したがって、不要になった浄化槽は早めに撤去するのが望ましいといえます。
浄化槽撤去にかかる費用の相場は？
一般的な家庭用の単独処理浄化槽を撤去する場合、費用の相場は10万円〜30万円程度です。
工事内容によって金額は変動します。たとえば、浄化槽がコンクリート製かFRP（繊維強化プラスチック）製かによって、壊し方が異なり、重機の種類や処分費用に差が出るためです。また、地中深く埋まっている場合は掘削作業が増え、追加費用がかかることもあります。
他にも、周囲に住宅が密集している土地では重機が入らず、手作業が必要になることも。結果として費用が割高になるケースもあります。
したがって、まずは現地調査を依頼し、見積もりをとることが重要です。
浄化槽撤去の流れと工事内容を解説
撤去工事は主に以下の4つのステップで進みます。
- 現地調査と見積もり
- 浄化槽内の汚泥の汲み取り
- 浄化槽の解体および撤去
- 穴の埋め戻しと整地
まず、施工業者が現地調査を行い、周辺環境や構造物の状態を確認します。そのうえで見積もりが提示され、施主の同意を得て工事が進みます。
工事期間は1〜3日が一般的です。重機を使用できる場合は早く終わりますが、周囲の状況によっては数日を要することもあります。
工事完了後には、地中に残存物がないかを確認し、必要であれば整地処理まで行われます。
浄化槽撤去に必要な手続きと届出
浄化槽を撤去するには、市町村役場への「使用廃止届」の提出が必要です。
具体的には、浄化槽法に基づき「浄化槽使用廃止届出書」を提出することで、行政への報告義務を果たします。提出先は市区町村の環境課や下水道課であることが多く、書類は窓口またはホームページから入手可能です。
届出を怠ると、法令違反とみなされる可能性があります。行政からの指導や罰則が発生する前に、忘れずに手続きを済ませましょう。
浄化槽撤去に使える補助金制度とは？
市区町村によっては、浄化槽撤去に対して補助金が用意されている場合があります。
たとえば、「下水道切替えに伴う浄化槽撤去費用の一部補助」や、「環境改善事業の一環としての浄化槽処分支援」などがあります。補助金額は地域によって異なり、3万円〜10万円程度が一般的です。
補助を受けるには、申請書の提出や事前申請、工事完了後の報告など、いくつかの条件を満たす必要があります。制度があるかどうかは、市町村のホームページか窓口で確認するとよいでしょう。
浄化槽撤去後の土地の使い方と注意点
浄化槽撤去後の土地は、建て替え・駐車場・庭など、自由に活用できます。
ただし注意点もあります。浄化槽の跡地は地盤が一時的に緩んでいることがあるため、建築物の基礎をつくるには再整地や改良工事が必要です。駐車場や物置にする場合でも、沈下防止のために砕石を入れるなどの工夫が求められます。
また、古い浄化槽の周囲には配管やコンクリートガラが残っていることもあるため、将来的な施工トラブルを避けるためにも、完全な撤去と処理をしておくことが重要です。
浄化槽撤去を依頼する業者の選び方
業者を選ぶ際は、実績・対応エリア・価格の3点を基準にしましょう。
特に「アスベストの有無にも対応しているか」「産業廃棄物の処理資格があるか」など、総合的な撤去工事に対応している業者を選ぶことで、後のトラブルを防げます。
見積もり段階で「どこまで含まれるか（例：汲み取り費、埋め戻し、書類対応など）」を確認し、追加費用がかかるケースについても事前に質問しておくと安心です。
口コミや紹介を参考にしながら、地域密着型で丁寧な対応をしてくれる業者に相談するのがおすすめです。
まとめ
浄化槽の撤去は、放置してしまうと衛生や法的なリスクが発生します。
早めに対応し、補助金制度や信頼できる業者を活用することで、スムーズに撤去が可能です。
手続きや費用の相場を把握し、安心・安全な土地活用につなげましょう。
岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね！
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。
