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解体コラム

舗装工事とは?種類や目的、メリット・デメリットまで詳しく解説

「舗装工事にはどんな種類があるのだろう」「舗装工事にかかる費用が知りたい」と悩んでいる人も多いでしょう。塗装工事は、家屋を解体した土地や、庭の一部分に駐車場を造る際にも必要な身近な工事です。この記事では、舗装工事の種類とそれぞれのメリット・デメリット、舗装工事の流れなどを詳しく解説しています。ぜひ、舗装工事をする際は参考にしてください。

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舗装工事とは?

舗装工事とは、道路などの地盤にアスファルトを敷き詰め、人や車が安全に通行できるようにする工事です。表面を整えるだけではなく、水道管やガス管を地面下に設置する作業も行われます。また、日光や雨、雪などの悪天候にも耐えられるよう、劣化しにくく塗装しなければなりません。道路だけではなく、駐車場を造る際にも行われる工事です。

舗装工事をする目的

では、舗装工事は何のために行われ、どのような役割を担っているのでしょうか。舗装工事の目的を知り、その重要性を理解しましょう。

ぬかるみや粉塵の飛散を防ぐ

舗装がされていない道路は、雨の日にぬかるみができやすく、非常に危険です。思わぬ事故の原因になることもあるでしょう。路面を舗装することで地面が平らになり、道路のぬかるみを防ぐことができます。また、アスファルトやコンクリートで舗装することで粉塵が発生しにくくなり、粉塵による健康被害のリスクを軽減できます。

安全性を高める

デコボコした道は歩きにくく、自転車や車も通りにくいです。ケガやパンクの原因になる可能性もあるでしょう。舗装により表面が平らになると、デコボコ道よりも安全に通行できます。舗装工事は交通事故の防止にもつながる重要な工事です。

景観をよくする

舗装は、街の景観を美しくする役割も担っています。舗装された道路が通っている街は「住みやすそう」「治安がよさそう」など、よいイメージを持たれやすいです。また、それぞれの環境に合う舗装材を使うことで、景観を長く保てます。

舗装工事の種類

舗装工事には「アスファルト舗装」「コンクリート舗装」「特殊舗装」の3種類があります。ここでは、それぞれの舗装工事の特徴を解説していきます。

1.アスファルト舗装

アスファルト舗装は、アスファルトと骨材(砕石や砂)を混ぜて加熱し、ローラーで敷きならす舗装方法です。アスファルトには「天然アスファルト」と「石油アスファルト」があり、日本では一般的に「石油アスファルト」が使用されています。アスファルト舗装は、他の舗装方法に比べてコストが低く、防水性・透水性に優れているという特徴があります。

2.コンクリート舗装

コンクリート舗装は、石と水、セメントを混ぜ合わせて作られるコンクリート合材を使用する舗装方法です。特に耐久性に優れており、駐車場の舗装によく用いられています。これまでは、アスファルト舗装が主流でしたが、耐久性や耐熱性の観点から近年ではコンクリート舗装も採用されるようになりました。

3.特殊舗装

特殊舗装とは、道路や使用目的によって特殊な舗装を行う舗装方法です。例えば、アスファルト混合物に顔料を混ぜて敷きならし、舗装の色を変える「着色舗装」や、水溜まりができにくくする「排水性舗装」、道路の凍結を防ぐ「凍結抑制舗装」などが挙げられます。

アスファルト舗装のメリット・デメリット

続いては、アスファルト舗装のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。スムーズに舗装工事を行うためにも、メリット・デメリットの両方を頭に入れておきましょう。

メリット1.工事費用を安く済ませることができる

アスファルト舗装の相場は、1㎡当たり3千円〜7千円と比較的安価です。数台が置ける駐車場を作る際など、より安く舗装工事を行いたいという方はアスファルト舗装を検討するのがよいでしょう。

メリット2.水溜まりができにくい

アスファルトは透水性、排水性に優れています。道路の防水効果を高めてくれるため、雨天時に水溜まりができにくいというメリットがあります。天気が悪くても走行しやすく、車を停めたときに車が水溜まりに浸かってしまうこともありません。

メリット3.工期が短い

アスファルトはコンクリートに比べて乾くのが早く、工期が短いのがメリットです。例えば、駐車場にアスファルト舗装を施した場合は。数時間後には車を停めることができます。急いで舗装工事をしたい方や費用を安く済ませたい方には、大きなメリットとなるでしょう。

メリット4.雨が降っても滑りにくい

コンクリート舗装はひび割れ対策のために継ぎ目がありますが、アスファルト舗装には継ぎ目がありません。継ぎ目がないと、雨が降っていても滑りにくく、より安全に走行できます。車の運転に自信がない方でも安心材料の一つとなるでしょう。

デメリット1.表面が高温になりやすい

アスファルトには、熱を溜めやすいという特徴があります。そのため、気温が高くなると、その分アスファルトの表面温度も高温になりやすいです。高温状態が続くと、アスファルトが柔らかくなり変形する恐れもあるため、直射日光が当たらないように屋根をつけるなど工夫が必要です。

デメリット2.耐久性がそこまでない

アスファルトは防水性や排水性に優れている一方、耐久性はやや劣っています。コンクリートと比べると素材が柔らかく、ひび割れてしまうこともあるでしょう。ひび割れや穴あきが発生した場合は、その都度メンテナンスが必要で、費用がかかってしまいます。

コンクリート舗装のメリット・デメリット

続いて、コンクリート舗装のメリットとデメリットを紹介します。アスファルトのメリット・デメリットと比較しながら、どちらの舗装が自分の条件に合っているのか確認しましょう。

メリット1.表面が高温になりにくい

コンクリートは耐熱性に優れており、真夏の直射日光を浴びても高温になりにくいです。熱をしっかりと逃がしてくれるため、夏の表面温度はアスファルトと比べて約10度も低くなります。

メリット2.補修にかかる費用があまりない

コンクリートはアスファルトよりも硬いため、ひび割れしにくく耐久性が高いです。長期間の使用に向いており、補修をする機会もアスファルトより少ないでしょう。どうしても表面の小さなヒビは発生してしまいますが、気にならなければ定期的な手入れの必要はありません。しかし、コンクリートは引っ張る力はそれほど強くないため、工事の際に鉄筋を入れるなど、引っ張る力を補っておきましょう。

デメリット1.工事費用が高くなる傾向にある

コンクリート舗装の費用は、1㎡当たり1万円前後とアスファルト舗装よりも高額です。単価が高いのに加え、施工にかかる期間の長さや重機の使用によって、工事費用が高くなる傾向にあります。駐車場のコンクリート舗装は、1週間〜2週間程度かかるため、その分人件費も必要です。とは言え、費用を安く済ませようと自らDIYをすることは避け、知識と技術を持った専門業者に依頼しましょう。

デメリット2.追加工事が難しい

コンクリートの耐久性の高さは、追加工事の際にはデメリットとなってしまいます。作り直しをする際には、さらなる費用・期間が必要なため、よく考えて慎重に工事を行う必要があります。

舗装工事の基本的な流れ

では、実際にどのように舗装工事が行われるのか流れを見ていきます。舗装工事の段階を理解し、余裕を持って工事のスケジュールを立てましょう。

1.事前調査・設計図の作成

まず、作成した設計図と現場の整合性を確かめるために事前調査を行います。事前調査では、実際の工事現場で点検や測量を実施し、設計図に足りない情報がないか、間違いがないかを確認します。その後、工事開始に向けて重機・人員の手配や振動対策などを行います。

2.路床工事

路床とは、道路の最下層にあたる部分で、主に土を用いて土台を作ります。厚さは約1mになることもあり、しっかりと土を掘り下げ、その後に砂を敷き詰めていきます。路床は道路全体を支える重要な部分のため、重機を使用して頑丈にしなければなりません。路床がしっかりと作られていないと、地盤沈下の原因になる可能性があり、慎重に工事を行う必要があります。

3.路盤工事

路床工事が完了したら、路盤工事に移ります。路盤とは、道路の中間層にあたる部分で、主に砂利や砕石が使用されます。路床の上に砂利や砕石を敷き詰め、上からローラー重機で固めるのが一般的です。路盤は、道路にかかる圧を分散し、路床への衝撃を和らげる役割を担っています。路盤工事は路床を守るだけではなく、次に行う基層工事の仕上がりも左右する大切な工程です。

4.基層工事

基層とは、道路の上層にあたる部分で主にアスファルト混合物が使用されます。150度以上に熱されたアスファルト混合物を、重機を使って敷きならし、ローラー重機で固めます。基層も道路にかかる圧を分散させる役割があり、硬さと柔軟性を両立させなければなりません。上に造られる表層を支える役割もあるため、細やかな調節が必要です。

5.表層工事

表層とは、一般的に目にしている道路の表面部分で、アスファルトが使用される事が多いです。歩行者や自転車と接する部分のため、重さや摩擦への耐久性や、悪天候にも耐えられる耐水性が必要です。また、ひび割れのしにくさも重視されるため、基層工事よりも密度が高いアスファルトが使用されます。さらに、路面に水溜まりができにくくするために、排水溝に傾斜をつける作業が行われることも多いです。最後に、アスファルトを重機で固め、工事が終了します。

舗装工事の設計の重要性

舗装工事の設計は「設計条件の設定」「路面設計」「構造設計」の3段階で行われます。

設計条件の設定

「設計条件」とは、設計に必要な期間や環境条件、基盤条件など、舗装工事に必要な条件のことです。設計条件を全て洗い出し、設計の準備を行います。

路面設計

路面設計では、設定された設計条件を元に、表層に使用する材料や工事方法、層の厚さ

などを決めていきます。どの材料を使うかによって道路の性能が大きく変わるため、慎重に設計を進める必要があります。

構造設計

最後に構造設計では、設計条件や、路面設計で決定した材料・工法を元に、道路の構造を決定します。荷重によって道路が破損しないよう計算しながら、適切なバランスを見極めなければなりません。

舗装工事と解体の関係

空き家を相続した際に、特に使い道もなくどう処理するべきか悩む人も多いでしょう。そういった際に、空き家を解体して駐車場にし、収入を得るという方法があります。空き家を解体して駐車場にする場合は、今回紹介した舗装工事が必要となります。駐車場の広さ、形態によって舗装工事にかかる値段は変わってくるため、解体を依頼する際に舗装工事の費用も質問しておくのがおすすめです。

まとめ

舗装工事は、人や車が道路を安全に通行するために欠かせない工事です。舗装工事をすることで、ぬかるみや粉塵の飛散を防ぐことができ、街の景観も整います。舗装工事にはアスファルト舗装、コンクリート舗装、特殊舗装の3種類があり、それぞれ費用面や工期、耐久性などにメリット・デメリットがあります。舗装工事は、事前調査の後に最下層部から順番に工事が行われます。空き家を解体して駐車場にしたいと考えている人は、解体工事のあとに舗装工事を行う必要があるため、よく考えて解体・舗装を行いましょう。

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Writer この記事を書いた人

菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役

岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。

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