こんにちは!岡山・倉敷・福山・鳥取・広島の解体工事業者ACTIVE(アクティブ)のブログ担当です。
「古民家の解体ってどれくらい費用がかかるの?」「手続きや補助金のことも気になる…」「そもそも解体するべき?」とお悩みではありませんか?
この記事では、古民家解体の理由・費用・流れ・補助金制度・注意点・業者の選び方までを、分かりやすく解説しています。
古民家の解体を検討している方にとって、必要な知識が一通り揃う内容になっていますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
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古民家の解体が必要になる理由とは?

古民家は、趣きがあり価値のある建物として再生利用も注目されていますが、解体が必要になるケースも少なくありません。
まず、安全性の面で課題がある場合です。築50年以上の古民家では、耐震性に不安があることが多く、地震などの災害時に倒壊のリスクが高まります。
また、空き家となって長年放置されている場合、シロアリ被害や屋根の崩落といった老朽化が進み、地域への迷惑にもなりかねません。
さらに、相続した土地を活用・売却するためには、古民家を解体して更地にする必要があるケースも多くあります。
解体の判断は、「将来的な活用方法」と「安全性」を軸に考えることが大切です。
古民家の解体費用の相場と内訳
古民家の解体費用は、建物の構造や立地条件によって大きく変動します。
木造古民家の解体費用は1坪3〜5万円が相場
一般的な木造古民家の解体費用は、1坪あたり3万円〜5万円程度です。
たとえば30坪の場合、90万円〜150万円が目安となります。
しかし、土壁や石垣、重厚な瓦屋根など、伝統的な工法で建てられた古民家では、解体に手間がかかり、費用が1.2〜1.5倍になることもあります。
付帯工事や廃材処分費用も発生
古民家には、母屋の他に納屋・蔵・井戸・庭石などがあることが多く、これらの撤去には追加費用が必要です。
また、解体に伴って出る建材は再利用できないものも多く、廃材の分別や処分費用も見積もりに含める必要があります。特にアスベスト含有の建材が使用されていた場合は、専門処理費用が加算されます。
実際、築80年以上の古民家を解体した事例では、解体費用120万円に対し、付帯工事と廃材処理費が70万円かかったというケースもあります。
古民家解体の流れと手続きのポイント
古民家解体は「見積もり→申請→着工→撤去→整地」のステップで進行します。スムーズに進めるためには、事前準備と専門業者への相談が欠かせません。
見積もりは複数社から取得して比較
まずは現地調査を依頼し、複数の解体業者から見積もりを取りましょう。
費用だけでなく、作業内容・追加費用・対応の丁寧さも比較基準となります。 岡山県内では、解体費用だけでなく整地や廃材処理の費用まで含めた「パック型見積もり」も人気です。
建設リサイクル法などの申請手続きが必要
延床面積が80㎡を超える建物を解体する場合は、「建設リサイクル法」に基づく届出が義務づけられています。
申請から承認までには7~10営業日かかることがあり、早めの準備が重要です。
近隣挨拶と養生も重要な準備
解体工事中は騒音・振動・粉じんが発生するため、近隣住民への事前挨拶が必須です。
養生シートや散水設備を使って、トラブルを未然に防ぎましょう。
古民家の解体で使える補助金・助成金制度
地域によっては、古民家の解体に対して補助金や助成金を活用できる制度があります。
各自治体の補助金例(岡山・鳥取・広島)
岡山市では「老朽危険空家除却補助金」があり、最大100万円が交付されるケースがあります。
鳥取市でも空き家の解体費用の1/2(上限50万円)を支援する制度があり、広島市では耐震性不足の建物を対象に解体補助があります。
補助金の条件や申請期限に注意
多くの自治体で、補助金を受けるには「事前申請」が必要です。解体前に自治体に確認し、交付決定を受けてから工事に着手しなければなりません。
また、耐震診断や現地調査を求められる場合もありますので、時間的な余裕をもって準備しましょう。
古民家解体で気をつけるべき3つの注意点
古民家解体では、現代の住宅にはない特有のリスクがあります。
アスベストが使われていないか確認する
昭和40年代までに建てられた古民家では、屋根材や断熱材にアスベストが使われている可能性があります。
解体前にアスベスト調査を実施し、必要があれば専門業者による除去を行いましょう。処理費用は10〜30万円ほどが目安です。
古材の再利用や譲渡も検討を
梁や建具など、状態の良い古材は再利用や売却が可能です。
岡山では古材を扱うリサイクル業者が存在し、買取してもらえることもあります。 すべて廃棄するのではなく、価値ある資源として活用する方法もあります。
解体後の土地利用を明確にしておく
解体後の土地活用を考えておかないと、次のステップに進めず更地のまま放置されるリスクがあります。 売却・建替え・駐車場運用など、目的に応じて整地方法や造成工事の有無も含めて計画を立てましょう。
信頼できる古民家解体業者の選び方
古民家の解体には、通常の住宅とは異なる専門性が必要です。信頼できる業者選びは成功のカギを握ります。
解体工事業の許可と実績を確認
都道府県知事からの解体業登録を受けているか確認しましょう。
また、古民家解体の実績が豊富な業者なら、構造上の配慮や古材の扱いも安心です。
見積書の内訳が明確かチェック
費用トラブルを防ぐため、見積もりには「解体費」「廃材処分費」「足場・養生費」などが明確に記載されているか確認しましょう。
後から追加費用が発生することのないよう、事前の説明と契約内容も丁寧に確認することが大切です。
地域密着型業者の方が対応が早く安心
岡山・倉敷・福山・鳥取・広島など、地域に根差した解体業者は現場に詳しく、近隣住民への配慮や行政手続きにも精通しています。
スピード対応やアフターフォローを重視するなら、地元密着業者の選定が安心です。
まとめ
古民家の解体には、現代住宅とは異なる構造・素材・リスクがあるため、十分な知識と計画が必要です。
費用の相場を把握し、補助金制度を上手に活用することで、費用を抑えた安全な解体が可能になります。
アスベストの有無や土地の活用計画も含め、解体工事は信頼できる業者に依頼することが重要です。 岡山・倉敷・福山・鳥取・広島で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
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Writer この記事を書いた人
菊池 哲也 株式会社ACTIVEの代表取締役
岡山県生まれ、岡山在住。解体工事は年間300件以上、アスベスト調査除去も行う解体工事のプロフェッショナルです。創業から30年以上培ってきた豊富な知識と経験で、迅速かつ安心安全でクオリティの高い施工を行っています。岡山で解体工事のことならお気軽にご相談ください。





