アスベスト保温材が、あなたの家や建物に使われているかもしれないことをご存知ですか?
広島・東広島・三原・尾道・福山のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
『古い建物の解体を考えているけど、アスベストが心配…』そんなお悩みをお持ちではありませんか?
特にアスベスト保温材が使われている建物では、健康被害や法律違反のリスクが伴うため、慎重な対応が求められます。
本記事では、アスベスト保温材の特徴や危険性、適切な解体・処理方法について詳しく解説します。この記事を読むと、アスベスト保温材の正しい知識と対応方法がわかります。
広島・福山エリアで解体工事を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
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アスベスト保温材とは?
アスベスト保温材とは、過去に建材として使用されていたアスベスト(石綿)を含む保温材のことを指します。天然の鉱物繊維で、以下のような特性を持つため、さまざまな用途で広く利用されていました。
アスベスト保温材の主な特徴
- 優れた断熱性
アスベストは熱伝導率が非常に低く、冷暖房効率を高めるための断熱材として最適でした。 - 高い耐火性
非常に高温にも耐えられるため、防火・耐火用途で使用されました。 - 耐久性と強度
アスベスト繊維は劣化しにくく、長期間使用可能で、建材の補強材としても利用されました。 - 低コスト
アスベストは生産コストが低く、大量に使用されても経済的な負担が少なかったことも普及の理由です。
アスベスト保温材の使用例
以下のような箇所で、アスベストを含む保温材が使用されていました。
- 工場の配管やボイラーの断熱材
高温設備の温度管理やエネルギー効率向上のために採用されました。 - 建物の壁材・天井材
屋内の温度調整や防火目的で使われました。 - 家庭用の暖房設備
ストーブやヒーターの内部断熱材として利用されました。
アスベスト保温材の背景
アスベストが広く使用されたのは、20世紀中頃から1980年代にかけてです。しかし、アスベストの吸引による健康被害が徐々に明らかになりました。特に日本では2006年にアスベスト含有建材の使用が全面的に禁止されました。それ以前に建設された建物には、依然としてアスベストを含む保温材が残っている場合があるため、注意が必要です。
現在の状況と注意点
アスベストを含む保温材は現在でも古い建物や設備に残存していることがあります。そのため、解体工事やリノベーションの際に問題となることがあります。アスベストを含む可能性がある場合は、専門業者による調査と適切な対応が求められます。特に、アスベストが空気中に飛散する危険を避けるために、法律に基づいた安全な解体手順を守ることが重要です。
アスベスト保温材について正確な知識を持つことで、健康被害や法律違反を防ぐことができます。
特に、広島・福山エリアで古い建物の解体を考えている場合は、早めの専門家への相談が大切です。
アスベスト保温材の危険性
健康への影響
アスベストを吸い込むことで、石綿肺、肺がん、中皮腫などの深刻な健康被害が発生する可能性があります。特に、細かなアスベスト繊維が空気中に浮遊しやすく、目に見えないため吸い込んでも気づきにくいことが問題です。
法律での規制
日本では、アスベスト含有建材の使用が2006年に全面禁止されました。それ以前に建設された建物には、アスベストが含まれている可能性があります。そのため、解体時には専門業者による事前調査が必須です。
注意が必要な場面
古い建物を解体する際、アスベスト保温材が発見された場合は、適切な撤去手順を守らないと健康被害だけでなく、法律違反となるリスクもあります。
アスベスト保温材の代替素材
現在、アスベストを含まない安全な保温材が開発されています。以下はその例です。
- ガラスウール:ガラスを主原料とした断熱材で、アスベストに代わる安全な素材。
- ロックウール:鉱物繊維を利用した素材で、高い断熱性と耐火性を持つ。
- セルロースファイバー:リサイクル紙を原料とした環境に優しい断熱材。
- ポリスチレンフォーム:軽量で施工しやすく、断熱性が高い。
これらの素材を使うことで、建物の安全性と環境への配慮を両立することができます。
アスベスト保温材の解体・撤去手順
アスベスト保温材を含む建物の解体や撤去作業には、高い安全性と法令順守が求められます。適切な手順を踏まないと、アスベスト繊維が空気中に飛散し、作業者や周囲の人々に健康被害を引き起こす可能性があります。次に、安全に解体・撤去を進めるための一般的な手順です。
1. 事前調査と計画
解体工事を始める前に、アスベスト含有の有無を確認するための調査を実施します。
- 専門業者による調査
アスベスト含有建材の調査は、資格を持つ専門業者が行います。
建物内の保温材や壁材、天井材などをサンプル採取し、分析を行います。 - 使用部位の特定
アスベスト保温材が使用されている箇所を特定し、適切な解体・撤去計画を策定します。 - 許認可取得
アスベスト撤去作業には地方自治体への事前届出が必要です。
法律に基づいた作業計画書を提出します。
2. 作業区域の準備
アスベスト繊維が周囲に飛散しないよう、作業区域を厳重に準備します。
- 密閉化
解体区域をシートや防護材で完全に覆い、アスベストが外部に漏れないようにします。 - 負圧装置の設置
負圧装置を使用して、作業区域内の空気を一定方向に流し、繊維が作業区域外に拡散するのを防ぎます。 - 周囲への注意喚起
作業エリアを明確に表示し、第三者が立ち入らないようにします。
3. アスベスト保温材の除去作業
除去作業は、資格を持つ作業員によって慎重に行われます。
- 飛散防止剤の使用
保温材を取り外す前に、飛散防止剤を散布してアスベスト繊維が空気中に飛び出さないようにします。 - 手作業での取り外し
大型機械の使用は避け、手作業で丁寧に取り外します。
これによって、建材の破損や繊維の飛散を最小限に抑えます。 - 専用袋への密封
取り外した保温材は、専用の密封袋に入れて保管します。
袋には「特定有害廃棄物」と明記し、適切な処理を行います。
4. 解体区域の清掃
除去後の作業区域を徹底的に清掃し、アスベスト繊維の残留を防ぎます。
- 掃除機の使用
アスベスト専用の高性能フィルター付き掃除機(HEPAフィルター)を使用して清掃します。 - 水拭き清掃
繊維が残留しやすい箇所を水拭きで清掃し、さらに飛散を防ぎます。 - 作業後の検査
清掃後、空気中のアスベスト濃度を測定し、安全基準を満たしていることを確認します。
5. アスベスト廃棄物の処理
アスベストを含む廃棄物は、厳格なルールに基づいて処理されます。
- 専用の廃棄物処理場へ運搬
廃棄物は専門業者が適切に梱包し、認可された処理施設へ運搬します。 - 適切な処理方法
廃棄物は埋立地で密閉処理され、環境中に飛散しないよう管理されます。
6. 最終確認と報告
撤去作業が完了した後、最終的な確認と報告を行います。
- 作業完了報告
地方自治体や依頼者に、作業内容や廃棄物処理状況を報告します。 - 安全確認
作業区域が完全に安全であることを最終確認し、利用可能な状態に戻します。
注意点
- DIYは厳禁
アスベスト撤去は、法律で資格を持つ専門業者のみが行えます。
一般の方が作業することは違法であり、健康被害を引き起こす危険性もあります。 - 法令順守が必要
アスベスト撤去作業は、「石綿障害予防規則」や「廃棄物処理法」などの法令に基づいて行う必要があります。 - 信頼できる専門業者を選ぶ
安全性と法令順守のために、経験豊富な専門業者に依頼することが重要です。
よくある質問
アスベスト保温材は、劣化して繊維が飛散するリスクがあるため放置は推奨されません。
特に以下の場合、危険性が高まります。
・老朽化により、保温材が崩れる。
・解体工事や改装で建材が破損する。
アスベスト繊維が飛散すると、健康被害を引き起こす可能性があります。
そのため、早めに専門家に相談することをおすすめします。
アスベスト保温材が使われているかどうかを確認するには、以下の手順を取ります。
・建物の築年数を調べる
2006年以前に建てられた建物には、アスベスト含有建材が使われている可能性があります。
・専門業者に調査を依頼する
資格を持つ調査員が建材を分析し、アスベストの有無を確認します。
・設計図や資料を確認する
建築時の資料に、使用された素材が記載されている場合があります。
まとめ
アスベスト保温材の撤去や処理には、健康や環境への影響を最小限に抑えるため、専門的な知識と法令順守が欠かせません。この記事で解説したように、適切な調査と手順を踏むことで、安全かつ確実に問題を解決することができます。広島・東広島・三原・尾道・福山で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
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