山口県におけるアスベスト問題の現状や対策、除去の流れについて詳しく解説します。
下関・宇部・周南・岩国・防府・山口のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
建物の解体やリフォームの際、「アスベスト」 の問題を無視することはできません。適切な対策を怠ると、健康被害や法的トラブルに発展する可能性があります。
本記事では、山口県におけるアスベスト問題の現状と、アスベストの除去方法を紹介します。解体工事を検討している方はもちろん、安全な住環境づくりを考えている方。山口・下関・宇部・周南・岩国・防府のみなさん、ぜひ参考にしてください!
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山口県のアスベスト問題とは?現状と体制
山口県では、過去の建築物に使用されたアスベストが解体工事や改修工事に伴い、問題視されています。特に、工業地域や老朽化した公共施設・住宅の解体が進む中、アスベストの飛散リスクが高まっています。その結果、県や自治体は適切な対応を求められています。

1. 山口県内におけるアスベスト使用の実態
山口県には、昭和30年代から50年代にかけて建築された住宅や工場が多く存在し、当時は耐火性や耐久性の高さからアスベストが広く使用されていました。特に、以下のような建物にアスベスト含有建材が使用されているケースが確認されています。
- 公共施設(学校、病院、庁舎など)
- 工場・倉庫(石綿スレート屋根や壁)
- 一般住宅(吹き付け材、断熱材、屋根材)
- インフラ施設(給水管や下水管)
県内の調査によると、特に山口市、下関市、宇部市の工業地帯において多くの建物が該当しています。そのため、解体時には厳重な管理が求められています。
2. 山口県におけるアスベスト関連の報道と事例
近年、山口県内ではアスベストに関する以下のような事例が報告されています。
- 2019年:石綿被害訴訟
宇部市に拠点を置く会社の元従業員らが、作業中にアスベストを吸引したことによる健康被害を訴え、国と企業に対して損害賠償を求める集団訴訟を起こしました。この訴訟では、原告10人と国との間で和解が成立し、被害者救済の一歩となりました。 - 2022年:山口県内の老朽住宅解体時の無届け除去問題
一部の解体業者が無届けでアスベストを除去していたことが発覚し、県が業者の監視体制を強化。
これらの事例を受け、県では住民への周知とともに、解体時の適切なアスベスト管理の徹底を進めています。
3. 山口県のアスベスト関連法規制と指導体制
アスベストに関する法律・規制は全国的に厳格化されていますが、山口県でも以下の対応を行っています。
- 建築物石綿含有建材調査者の義務化
2023年4月から、解体前の事前調査が義務付けられ、調査結果を労働基準監督署に報告することが必要になっています。 - 山口県独自の対応策
山口県では、アスベスト除去を伴う工事に対して、事前申請制度を設けています。
適切な対策が講じられているかを確認する体制を強化しています。 - 補助金制度の提供
一般住宅所有者に向けたアスベスト除去の費用補助制度があります。
一定の条件を満たすことで最大50万円の補助を受けることができます。
アスベスト問題への取り組み(山口県の対応策)
山口県では、アスベスト問題の解決に向けた取り組みが行われています。
県のガイドラインと法規制
山口県は「建築物石綿含有建材調査者制度」を活用し、解体時のアスベスト調査を義務付けています。
これによって、未然にアスベストの飛散を防止しています。
補助金や相談窓口
山口県では、アスベスト除去にかかる費用を一部補助する制度があります。
また、無料相談窓口も設置され、住民が安心して相談できる環境が整っています。
アスベスト除去の流れ
山口県でアスベスト除去を安全かつ適切に進めるためには、事前の調査から廃棄物処理までの一連の流れを理解し、確実に実施することが重要です。最後に、アスベスト除去の標準的な流れについて詳しく解説します。

1. 事前調査の実施(アスベスト含有建材の確認)
アスベストを適切に除去するためには、まず建築物にアスベストが含まれているかどうかを調査する必要があります。山口県では、「建築物石綿含有建材調査者」 の資格を持つ専門業者による調査が義務付けられています。
調査の流れ
- 現地調査の依頼:建物の所有者が認定調査業者に依頼。
- アスベスト含有建材の特定:屋根材、壁材、断熱材などを詳細に検査。
- 分析検査の実施:必要に応じて、専門機関で試料を分析。
- 報告書の作成と提出:調査結果を県に報告。
ポイント: 山口県では、調査結果を事前に県へ報告し、解体工事の届出が必要です。
2. 除去計画の策定(安全な作業手順の決定)
アスベストが含まれていると確認された場合、安全に作業を進めるための除去計画を策定します。この計画は、県や関係機関への届け出を含み、近隣への説明も必要となります。
計画策定の内容
- 作業スケジュールの決定:作業期間の設定、近隣への通知
- 飛散防止対策の立案:湿潤化処理や密閉作業の実施計画
- 作業員の安全管理:防護服・マスクの使用計画
- 廃棄物処理の方針:専用の廃棄施設への搬入手順
届け出先: 山口県環境政策課、労働基準監督署への申請が義務付けられています。
3. アスベスト除去作業の実施
除去作業では、アスベストが飛散しないように十分な対策を施し、安全な手順に従って慎重に作業を進めます。
主な作業手順
- 作業区域の密閉
- 作業エリアを防塵シートや養生シートで密閉し、飛散を防止。
- 負圧装置(エアフィルター)を設置し、空気中の粉じん拡散を防ぐ。
- 湿潤化処理
- アスベスト含有建材を水で湿らせ、飛散防止剤を噴霧して取り外し。
- 除去作業の実施
- 手作業で慎重に建材を除去し、ビニール袋で密封。
- 清掃・最終検査
- HEPAフィルターを使用した掃除機で残留粉じんを除去。
- 専門機関による空気測定で安全性を確認。
4. 廃棄物の適正処理(法令遵守)
アスベスト廃棄物は、一般廃棄物とは異なり、特別管理産業廃棄物として処理が必要です。山口県内には指定の処分場があり、適切な手順で処分することが義務付けられています。
廃棄処理の流れ
- 密閉梱包:取り外したアスベストを専用の密封袋に二重梱包。
- ラベルの貼付:アスベスト含有物であることを明記。
- 専用運搬車両で搬出:指定の処理施設へ運搬。
- 最終処分場で埋設処理:処理場で安全に埋設。
5. 作業完了報告とアフターフォロー
除去作業が完了したら、依頼主や行政機関に対して報告書を提出します。山口県では、作業完了後にアスベストの飛散状況を確認し、再発防止のための指導を行う場合があります。
報告書の内容
- 除去したアスベストの数量・種類
- 処理方法および処分場の証明
- 空気中のアスベスト濃度測定結果
また、解体後の土地活用や建築プランについての相談も受け付けています。
よくある質問(FAQ)

A:アスベスト除去を自己判断で行うことは、法律で禁止 されています。
アスベストは非常に細かい繊維状の物質であり、吸い込むと健康被害を引き起こすため、専門の技術と設備が必要です。必ず解体業者に依頼してください。
無許可で除去した場合のリスク
・罰則や行政指導の対象になる可能性
・近隣への健康被害の恐れ
・廃棄処理が適切に行えない
A:アスベスト除去工事の費用は、建物の規模やアスベストの含有量によって異なります。
一般的な相場は以下の通りです。
・一戸建て住宅:約50万円~200万円
・マンション:約100万円~500万円
・工場・倉庫:約200万円~1000万円以上
また、アスベスト除去に関する補助金制度があり、対象条件を満たすことで費用の一部を負担してもらえます。詳細は県庁の環境政策課に相談してください。
まとめ:山口・下関・宇部・周南・岩国・防府の解体工事ならACTIVEへ
山口県には、昭和時代に建てられた建築物が多く、アスベストを含む建材が使用されているケースも少なくありません。解体やリフォームを検討する際は、事前の調査と適切な対策が必要不可欠です。建物の老朽化が進む中、アスベスト問題に適切に対応することが、将来の安全な暮らしにつながります。山口・下関・宇部・周南・岩国・防府で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
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