鳥取県でも多く見られるアスベスト建材の見た目の特徴や年代別の傾向について解説します。
米子・倉吉・境港・鳥取のみなさん、こんにちは!
解体工事のACTIVE(アクティブ)のコラム担当です!
「この壁、もしかしてアスベスト…?」と、古い家を見るたびに不安になる方も多いのではないでしょうか?特に昭和の時代に建てられた住宅では、アスベストが使われている可能性があるため、見た目で判断できたら安心ですよね。
この記事では、鳥取でも実際によく見られるアスベスト建材の見た目や使われていた年代の特徴を、解体のプロ目線で詳しくご紹介します。見た目だけで判断する危険性や、正しい調査方法についても解説しています。鳥取で解体工事やリフォームをご検討中の方、ぜひ最後まで読んでみてください!
解体のことなら、どんな些細なことでもご相談ください
アクティブは岡山で
圧倒的な実績と経験を誇る地域No.1の解体業者です。
建物解体工事から内装解体工事、アスベスト調査・除去まで安心してお任せください。
アスベストとは?鳥取でも使われていた理由と背景
アスベストは「石綿」とも呼ばれ、天然の鉱物繊維です。かつては、断熱・耐火・防音性能が非常に高く、価格も安かったことから、住宅や学校、工場など多くの建物に使用されていました。
鳥取県でも、特に1970年代から1990年代初頭にかけて、寒さの厳しい地域性から断熱材としての需要が高く、天井・壁・外壁パネルなどさまざまな場所にアスベスト建材が使われていました。当時は健康への影響がほとんど知られておらず、一般家庭にも広く普及していたのです。
アスベスト建材の見た目|天井や壁によくある3つのパターン
アスベスト建材にはいくつか共通する「見た目の特徴」があり、天井や壁に特有のパターンとして現れます。見た目からある程度の判断ができる場合もあるため、特に築年数が古い住宅にお住まいの方は注意が必要です。アスベスト建材は、大きく分けて以下の3つのパターンで使用されていることが多くあります。

1. 白っぽくザラザラした吹付け材(天井・梁)
最も典型的なのが、天井や梁に使用される「吹付けアスベスト」です。白っぽく、表面がザラザラとしており、モコモコとした質感が特徴です。施工当時は断熱や防音の目的で広く使われましたが、経年劣化により、触れたり振動を与えたりすると粉状になって剥がれ落ちる恐れがあります。
鳥取市郊外にある昭和40年代築の住宅で解体工事を行った際、吹付けアスベストが天井の裏全体に使用されていた事例があり、作業前に厳重な養生と飛散防止措置を講じました。
2. グレー系のスレート板(外壁・屋根)
「スレート板」はセメントとアスベストを混ぜたもので、グレーや黒っぽい色をしていることが多く、平らで硬い板状です。
鳥取県内でも、倉吉市や米子市の古い集合住宅などでよく見られます。ひび割れや欠けがあると、繊維の断面が見えることがあります。見た目は地味で、一見普通のセメント板に見えるため、一般の方が気づかずにそのままにしているケースも多く、解体時にアスベスト含有が判明することもあります。
3. パルプや繊維質の混じったボード(内壁)
内壁に使われるアスベスト建材には、「パルプボード」に似た素材があります。表面は平滑で、一見すると安全そうに見えますが、断面を見ると細かな繊維質が混在しているのが特徴です。アスベストがボード内部に練り込まれているため、加工や解体時に切断すると繊維が飛散します。
以前、鳥取市内で洋室の改装工事中に「何気なく壁を壊したら白い粉が舞った」という事例があり、念のため調査を行ったところ、アスベスト含有が確認されました。
これらの3つのパターンに共通して言えるのは、「見た目が似ている非アスベスト建材も多く存在する」ということです。判断に迷う場合は自己判断を避け、必ず専門業者に調査を依頼することが安全につながります。
築年数からわかる!鳥取の住宅におけるアスベスト使用年代の目安
アスベストが使われていたかどうかを判断するうえで、築年数は重要な目安になります。1975年以前に建てられた住宅は、アスベスト使用の可能性が高く、特に建材のほとんどに含まれていたケースもあります。1980年代になると、一部のアスベストが規制され始めましたが、完全に禁止されたのは2006年です。そのため、2006年より前に建てられた住宅には、アスベスト建材が残っている可能性が否定できません。鳥取県内でも、昭和の終わり頃に建てられた公営住宅や団地などで、アスベスト使用が確認されたケースがあります。
見た目では判断できない?アスベストと間違えやすい建材の例

アスベスト建材は、見た目だけで判断することがとても難しい素材です。「白っぽくてザラザラしている」「グレーの板状だからアスベストかもしれない」と思っても、実際にはアスベストを含まない建材であるケースも少なくありません。
その理由は、アスベストを含む建材と見た目がそっくりな「ノンアスベスト建材(非石綿製品)」が存在しており、外観だけでは判別が困難だからです。さらに、劣化や塗装の有無によって表面の状態が変化している場合、余計に見分けがつかなくなります。
たとえば、以下のような素材は誤認されやすい代表例です。
- 石膏ボード
表面が滑らかで白っぽく、吹付けアスベストと似た印象を与えることがあります - パルプボード(木繊維板)
繊維が混ざった断面が、アスベストの繊維と似て見えることがあります - 無石綿スレート
アスベスト禁止以降に登場した建材ですが、見た目は旧来のスレートとほぼ同じです
鳥取でアスベストが疑われる場合の調査方法と安全な対処法
もしご自宅や所有物件にアスベストの可能性がある場合、絶対に自己判断で破損や撤去を行ってはいけません。細かく飛散したアスベストの繊維は、吸い込むことで肺の中に入り込み、将来的に深刻な健康被害を引き起こすおそれがあります。
まずは専門業者に「アスベスト調査」を依頼しましょう。調査方法には、簡易的な目視確認に加えて、サンプルを採取して専門機関に分析を依頼する「定性分析」があります。
調査の結果アスベストが含まれていた場合は、資格を持つ解体業者が適切な処理手順に従って、飛散しないよう慎重に撤去作業を行います。ACTIVE(アクティブ)では、鳥取県内の現場にも対応可能で、調査から工事完了まで一括で対応しています。
よくある質問(FAQ)
A: 見た目だけでアスベストの有無を判断するのは非常に難しいです。
アスベスト含有建材と似た外観の建材も多く存在し、誤って判断すると危険を伴います。
安全のためにも、専門の解体業者や調査機関に依頼して、確実な検査を行うことが重要です。
A:はい、通常の解体よりも費用が高くなるケースがあります。
アスベスト除去には、特別な資格と防護設備、飛散防止の対策が必要となるため、作業工程が増え、コストも上がります。費用は建材の種類や量、作業範囲によって異なります。しかし、調査段階で見積もりを確認することが可能です。
まとめ|鳥取でアスベスト調査・解体をお考えの方はACTIVEへ
アスベスト建材は、築年数や見た目である程度判断できますが、最終的には専門の調査が欠かせません。天井や壁に少しでも不安がある場合は、自己判断せず、信頼できる業者に相談することが大切です。安全な解体工事の第一歩として、正しい知識と準備を持って進めましょう。鳥取・米子・倉吉・境港で解体工事・建替・相続を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
ACTIVE(アクティブ)では、鳥取県全域でお客様に最適な解体工事を提案しています。鳥取市・米子市・倉吉市・境港市で、解体工事・アスベスト調査はACTIVE(アクティブ)にお任せください!!
アスベスト調査については、こちらのページで詳細をご覧ください。